6月は、多くの中学校で中間テストが行われる時期です。そのため、テスト勉強の方法やどのくらいの時間勉強するべきなのか、といったことを気にしている人も多いのではないでしょうか。この記事では、教科別の勉強方法とテスト勉強を始めるタイミング、勉強時間などについて解説しています。中間テストで結果を残したい、成績を伸ばしたいといった人はぜひ参考にしてください。
テスト前の勉強のやり方
中間テストは、基本的に、国語、数学、英語、理科、社会の5教科であるため、勉強する教科数は期末テストと比べると少なくなります。しっかりと勉強に取り組むことで、高得点を獲得することも不可能ではありません。ここでは、教科別に具体的な勉強方法をついて解説します。
国語
国語は、長文読解の問題から、漢字や文法といった暗記系の問題まで幅広く出題される点が特徴です。長文読解問題に関しては、授業で読んだ長文をしっかりと読み込み、作者の意図や時代背景などを理解しておきましょう。また、合わせて授業ノートも見返しておくことが大切です。
暗記系の問題も、教科書や単語帳などの読み込みが欠かせませんが、声に出して覚えることで効率よく暗記することができます。
数学
数学は、他の教科と比べて暗記系の問題が少ない点が特徴です。ただし、授業で学んだ公式を使いこなせるようにならなければなりません。そのため、演習問題に取り組み、公式を使う練習をすることが大切です。演習問題を解く時は、そのまま公式を当てはめて解答するのではなく、なぜその公式を使うのかといった点まで考えて解くことで、さまざまな出題パターンにも対応できるようになるでしょう。
英語
英語は、単語や文法などをしっかりと覚えることが大切です。構文の使い方や単語の綴り、発音などを身につけることが、長文読解や作文、リスニングなどの勉強にもつながります。
また、テスト範囲は一通り音読しておくことをおすすめします。読んでいてうまく発音ができない箇所、読みながら文の意味が理解できない箇所が出てきた場合、そこが自分の苦手な箇所、理解していない箇所です。スムーズに音読ができ、音読しながら文の意味も理解できる状態を目指しましょう。
理科
理科は暗記する語句や法則が多い教科ですが、ただ単に暗記をすればいいというものではありません。重要語句を暗記して、わかったつもりになっている人はたくさんいますが、それだけでは不十分です。重要語句を覚えたら、実際に演習問題を解いてみてください。授業で使用している問題集、宿題で出されたプリント、授業中の小テストなどをもう一度解くことで、覚えた単語を正しく活用することができます。
社会
社会は暗記問題が中心となりますが、語句を暗記する際は、場所や年代、時代背景などを合わせて覚えることが大切です。そうすることで、言葉が覚えているものの、言葉同士のつながりがわからないために問題に答えられないといった事態を回避することができます。教科書やノートを読み込んだうえで、問題集に取り組んでみてください。
テスト前の勉強時間
テスト前には、勉強時間を確保することが大切です。多くの学校では、テスト一週間前からテスト期間となりますが、余裕を持って勉強に取り組むためにも、勉強自体はテストの二週間前をめどに開始しておくことをおすすめします。
2週間前からの勉強となると、部活動と並行して行うこととなります。そのため、部活がある日は、30分や1時間など短い時間でもいいので、取り組むようにしましょう。また、部活が終わった後は疲れていて勉強できない、といった場合は早起きして学校に行く前に勉強することもできます。
部活が休みの時は勉強時間を確保する
部活がテスト休みに入ったら、学校のある平日は帰宅後1〜2時間程度、学校のない週末はできるだけ多くの時間を勉強にあてるようにしましょう。週末はダラダラしてしまいがちですが、テスト前にまとまった勉強時間を確保できるのは週末のみです。事前に週末に何を勉強するのか計画を立てておき、取り組むようにしましょう。
テスト前だからといって夜更かしはしない
テスト勉強をしていると、ついつい夜更かししてしまう人もいるかもしれませんが、夜更かしや徹夜はしないようにしてください。夜更かしして睡眠不足になると、授業中に居眠りしたり、集中力が低下したりする恐れがあります。特にテスト前の授業はテストに関する重要な情報が出てくるケースもあるでしょう。夜はしっかりと睡眠を取り、万全の状態で勉強に取り組めるようにすることが大切です。
まとめ
今回は、テスト前の勉強のやり方や勉強時間などについて解説しました。中間テストは基本5教科となるため、勉強しやすい点が特徴です。一方で、教科によって暗記系中心のものや公式や意図を正しく理解していないと解けないものなど、問題内容は異なるため、それぞれの特徴を理解したうえで勉強に取り組む必要があります。