勉強が好きではない・得意ではないものの、受験や試験に向けて頑張りたいと考えている方は多いのではないでしょうか。この記事では、勉強するうえで非常に重要となる勉強環境について、自宅での勉強と塾での勉強を取り上げ、それぞれのメリット・デメリットを解説します。勉強しようと意気込んでいるものの何からすればいいのかわからない方は、まず環境選びから取り組んでみてはいかがでしょうか。
勉強環境はさまざま!自分に適した方法を選ぶことが大切
「勉強する」と一言でいっても、その環境はさまざまです。大まかに分けると塾で勉強する方法と自宅で勉強する方法が挙げられます。
また、同じ塾でも自習室で一人で勉強する、個別指導で少人数や1対1で勉強する、集団授業で勉強するなどあります。さらに、自宅での勉強方法に関しても、教科書や参考書を使うケースもあれば、勉強を解説している動画を視聴しながら勉強する人も少なくないでしょう。例えば、スマートフォンやタブレットを使って英語のリスニングに取り組むといったイメージです。
このように、勉強環境は多岐に渡ります。家で勉強する派の方がいい、塾派の方が勉強に集中しやすい、と簡単に判別できるものではなく、自身に適した勉強環境を選択することが重要です。
自宅での勉強のメリット・デメリット
ここでは、自宅で勉強する際のメリット・デメリットを紹介します。塾に行くべきか自宅で勉強するべきか悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
自宅での勉強のメリット
自宅で勉強する一番のメリットは、一人で集中して勉強に取り組める点にあります。他の生徒の様子が気になって勉強に集中できないといった心配がありません。
また、自宅での勉強方法は自由です。そのため、あらかじめ決められた教科書や参考書で勉強する必要がなく、自分が使いやすい教材を勉強しやすい形で活用することができます。そのほかにも、塾へ移動する必要がなくなるため、時間の節約ができ、部活動や他の習い事との両立もしやすいでしょう。
自宅での勉強のデメリット
一人で勉強できることは、自宅で勉強するメリットですが、自分一人しかいないとなると、いつでもサボることができるため、表裏一体でデメリットにもなります。自宅にいれば、テレビやスマートフォン、漫画などがすぐに手に届くため、誘惑に負けてしまうと勉強がいっこうに捗らないといった事態になりかねません。
また、わからない部分を質問できる先生もいないため、わからないまま放置してしまう恐れもあるでしょう。場合によっては「わからないから今日の勉強は終わり!」となる可能性もあります。
塾での勉強のメリット・デメリット
自宅での勉強に対して、塾での勉強にはどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。引き続き解説します。
塾での勉強のメリット
塾の形態にもよりますが、塾のメリットは周囲に勉強をしているほかの生徒がいる点にあります。「周りの子がみんな勉強しているから自分もやらなければ…」という状況になりやすくサボりにくいため、半ば強制的にでも勉強に集中したいといった人にも適しているでしょう。
また、理解できない部分があったとしても、講師にすぐに質問できるため、わからないまま放置してしまうといった心配がありません。
さらに、塾の勉強方法はあらかじめ決められているため、生徒はそれに沿って勉強することになります。自分で勉強方法や勉強計画を考えるのが苦手な人にとっては塾の方があっているかもしれません。
h3:塾での勉強のデメリット
塾の場合、時間が決まっているため、どうしても時間的な制約ができてしまいます。例えば、18時から塾がある場合、塾の時間に合わせたスケジュールを立てなければなりません。場合によっては、部活を途中で抜けて帰宅するケースもあるでしょう。また、送迎が発生する場合、保護者もスケジュール調整が必要となります。
そのほかにも、塾のスタイルや講師によっては生徒に合っていないケースもあり、合わない塾に入ってしまうと、お金を無駄にする恐れもあるでしょう。こういった事態を避けるためには、事前に入念なリサーチを行う必要があります。
自宅と塾どちらを選ぶべき?
勉強をする場合、自宅と塾どちらを選べばいいのかわからない、という方も多いでしょう。そこでここでは、自宅や塾での勉強にはそれぞれどういった人が向いているのか解説します。
自宅での勉強に向いている人
自宅での勉強に向いているのは、一人の方が勉強に集中しやすい人です。周囲にほかの生徒がおらず、ほかの人の動向や雑音が入ってくる心配がないため、落ち着いて勉強できます。また、基本はある程度できていて、受験や試験に向けて復習をしたい人にも自宅勉強は適しています。基本を押さえられていれば、教科書や参考書の解説だけでも十分に理解できる可能性が高く、不明点を講師などに質問する必要がないと考えられるためです。
塾での勉強に向いている人
塾での勉強に向いているのは、勉強に対する意欲が低い人です。このような人は、自宅で一人で勉強しようとしてもなかなか取り組むことができないため、ほかの生徒が勉強に取り組んでいて、勉強方法も整備されている塾の方が勉強に取り組みやすいでしょう。また、基本的な部分が十分に理解できておらず、不明点がたくさんあるといった人も、講師に質問できる塾の方が適しています。
自宅と塾のハイブリッドも選択肢になる
自宅か塾か、必ずしもどちらかを選ばなければならないわけではありません。両方を活用することも十分可能です。例えば、普段は自宅で勉強し、週に1回か2回個別指導塾に通い、自宅学習の中でわからなかった部分を質問するといった勉強方法もできるでしょう。
まとめ
今回は、自宅での勉強と塾での勉強のメリット・デメリットについて解説しました。自宅も塾もそれぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが良くてどちらが悪いといったことはありません。それぞれの特徴をよく理解したうえで自分にあった勉強環境を選ぶことが大切です。勉強をしたいけど、どうすればいいのかわからない、といった人は、まず今回の内容を参考に勉強に取り組む環境づくりからはじめてみてください。