塾に行けば行くほど成績が落ちていた生徒

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個別指導学院
ヒーローズコラム

親が通わせやすい! 生徒が通いやすい! だから成績が上がります!

個別指導学院ヒーローズコラム

塾内の様子 2024.02.03

塾に行けば行くほど成績が落ちていた生徒

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塾に行けば行くほど成績が落ちていた生徒

目次

 

お母さん、お父さんに質問です。「ホント」か「ウソ」の二択でお答えください。

「子供の成績は、宿題が多いほど伸びる。ホントかウソか?」

どちらだと思いますか?

 

あれ?これ、うちの塾の方式だけど・・・

宿題の是非に関連して、この本がよく売れているそうです。FacebookなどSNSで目立つようになりました。
学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―


そして、この本に書かれている内容が、正にうちの「スパイラル学習法」そのものじゃないですか!
同じ過ぎて気味が悪いです。

  • 宿題が少ない(けれども、勉強量は多い)
  • 単元テストをやる(「単元テスト」という呼び方まで同じ)
  • 主体的にやらせる、考えさせる(作業ではなく勉強)
  • 全員担当制

著名な方が同じことをおっしゃって下さるのですから、とってもラッキー、ありがたいことです。さぁ、便乗しましょう(笑)

宿題をやめたら成績が伸びた!
校則を無くしたら雰囲気が良くなった!!

公立の中学校で、こういう次世代の教育を試みところがあるのです。今後も増えていくでしょう。実際、子供たちに主体的に学ばせるアクティブラーニング」は教育改革の目玉の1つです。

ここで冒頭の質問に戻ります。

「子供の成績は、宿題が多いほど伸びる。ホントかウソか?」

もちろん答えは「ウソ」です。そして「ウソ」だと思う価値観が大切です。

こんな塾は嫌だ

みなさんは「子供に通わせたくない塾」というのがありますか?

私はあります。「指示待ちの子供」にされてしまうような塾です。

「子供に考えさせない」ような指導、「奴隷のような価値観を植え付ける」ような指導をする塾です。絶対に通わせたくないですね。要するに、うちの教室と正反対の学習塾ってことです。具体的には、次のような塾は要注意です。

  • やたらめったら宿題が多い
  • 指導がスパルタ、いつも誰かが怒られている
  • 成績順で身分がちがうみたいな雰囲気がある

とにかく「作業の指示が多い」のが特徴です。勉強ではなく「作業」、しかも「苦行」をさせます。

大量の宿題が指示待ちの子供をつくる

宿題をはじめとした大量の作業指示は子供の能力をどんどん低下させます。だから嫌なのです。

学校や塾の先生が宿題というノルマを与えて子供の勉強を管理してくれたら、親としては安心かもしれません。しかし、それが勉強になっているか、身に着いているか、と言えば全く別の話しです。

作業が多いほど、子供は自分で考えることを諦めるようになります。

やりきれないノルマを「やれ」と言われたら、中身の質よりも、ただ終わらせることを優先してしまうものです。これは大人が仕事をする時だってそうでしょう。大量の宿題をノルマにするほど、やがて子供は自分の頭で考えることを諦めてしまいます。

塾の教材や宿題を大量に押し付け、子供が落ち着いて取り組む余地を与えない。そういう指導は子供の「考える力」を奪い続けます。そのような状態は、もう勉強とは呼べません。

教育改革で重視され続けているのは「自分の頭で考える」人材の育成です。指示待ちの人材は誰も求めてはいません。自分の頭で考えることをさせなければ、学年があるほど子供の成績は落ちてゆきます。

塾に通えば通うほど成績が落ちていた男の子

ここで1つ、実話を紹介します。大量の宿題が出され、毎日のように教室に呼び出される。そういう塾で勉強に疲れてしまった親子のお話しです。ヒーローズの「勉強の仕方を教える」というチラシが気になって面談に来られました。

「もう、この子に『ちゃんと宿題しなさい』と言うのに疲れてしまいました。そのたびに『ちゃんとやってるって!』と反論されて、いつもケンカになるんです。この子も辛いと思います。」

中学生の男の子です。お母さまは続けました。

「でも、今の塾の先生から言われたんです。大人が見ている目の前でたくさんやらせて、それでもすぐ忘れてしまうので、次の日に2周目をやらせて、そしてテスト前に3周目をやらせる。それくらいやらせないと、この子は平均点にも届かない。そうに言われました。それで毎日のように塾へ行き、夜には大量のプリントを抱えて帰ってきています。でも成績は下がってきました。数学は少しでも難しくなると、もうダメみたいで。学校の勉強はどんどん難しくなってきました。先回のテストの結果を見て、二人でがっかりしました。もう疲れてしまいました。」

なんとも凄まじいお話です。こういう塾があるんですね。熱意をはき違えているのか、単に授業料がたくさん欲しいのか。

何はともあれ、いま大切なのは、その子の現状把握です。私は生徒が持って来てくれた定期テストの答案用紙を拝見しました。意外でした。

「あれ、本当かな。確かに点数は低いけど、そこまで学力が無いようには思えないぞ。」

答案用紙の書き方を見る限り、基礎学力はありそうでした。暗記も普通の生徒なみにできています。ただし記述問題や応用問題は、あきらかに自分の頭では考えていません。小学校までの基礎はしっかりしているのに、中学校からの発展が身に着いていません。

今度はテスト勉強について、その子に直接聞いてみました。

「テストの問題は、いつも学校のプリントから出題されるのかな?」

その子はハッキリ答えました。

「はい。英語は○○から、数学は□□から、国語は文法と漢字が○割くらい出ます。社会は・・・」

またしてもビックリしました。むしろ優秀な生徒の答え方です。テスト勉強で何をすべきか、ちゃんと知っていました。学校の出題範囲をよく読んでいました。私はピンときました。

「お母さん、息子さんには基礎力がちゃんとあります。でも、勉強の量が多すぎで、じっくり考える余裕が無くなっています。ですから、むしろ、やることを減らしましょう。」

宿題と教材を減らしたら伸びた!

まず、その子が取り組むべき教材を絞りました。

それまで、学校の宿題、塾の教材2種類、塾のプリント、過去問のプリントをやらされていて、全て消化不良でした。量が多すぎたのです。ちゃんと1問、1問を考えて取り組む余裕がなく、とにかく例題の見よう見まねで問題の解答欄を埋めるように進めていました。ページを多く進めるために、何ページも答え合わせをしないまま、ひたすら埋め続けるような、そういう「作業を進めるだけの悪い癖」がついていました。

勉強とは呼べない状態でした。だから減らしました。量より質を選びました。

「次のテストも学校のワークとプリントから出題されるんだよね。君は出題範囲をよく分かっている。それなら、次のテスト対策はそれだけに取り組もう。その代わり、ただ書くのではなく、ちゃんと考えて解くようにしよう。」

次のテスト対策で取り組む教材を、学校の課題と教科書だけにしたのです。そして宿題も減らしました。

「塾の授業では、分からなかった問題を中心に見直していこう。自分で分かる問題は、自分でどんどん進めてかまわない。その代わり、少しでも分からない問題には印を付けてくること。それが宿題です。」

次の授業までに質問を溜めておくこと。宿題はそれだけにしました。そして教室の自習机を使うように勧めました。

こうして、ヒーローズの授業がスタートしました。

お母さまは、教材の数を減らしたことに対して不安そうでした。当然でしょう、今までとはむしろ逆のやり方なのですから。そこで勉強の「量」を減らしたわけではなく、ちゃんと納得しながら解くようにしたい旨を、もう一度説明して理解してもらいました。

1か月して、テストの結果が返ってきました。少しですが、点数が上がりました。お母さまからお礼の電話がありました。

「今回のテスト対策は、とても気持ちが楽でした。私からは『勉強しなさい』と言わないようにしました。本人も自分で考えた勉強のペースで進めることができて、嬉しかったようです。前回のテスト対策は、とても辛そうな顔で取り組んでいました。それを見て私も辛かったです。でも今回は、とても顔色が良かったです。点数が上がったのは少しだけでしたが、本人は納得の点数だったようです。『次はもっとやれる』と言ってくれました。」

この生徒は自分の意志で努力しました。素晴らしいです。そしてお母さまの忍耐力も凄いです。普通なら、その塾をただやめてしまうだけで何もできないでしょう。子供との奮闘に疲れて何もかもしなくなる。そうなるケースも多い中で、よく次のアクションを起こしたと思います。母は強いですね。

生徒の「考える力」を伸ばす指導

子供だって人間です。本当は納得したことをやりたい、自分の力で解きたい。子供はそう思っています。たとえ勉強が嫌いだとしても、いざ問題に取り組めば、自分の力でできた方が嬉しいのです。その機会や時間を与えてあげるのは大人の責任と言えるでしょう。

では、どのように勉強したら「考える力」が鍛えられるのか。特別なことはありあません。ただし面倒です。次のことを子供に考えさせ、それを大人が見てあげればよいのです。

  • 自分の力でできる問題、できない問題をはやく判断すること。
  • テスト範囲で、自分が把握できていること、できてないこと。
  • 勉強のペースや勉強量がテストに間に合うか、間に合わないか常に心配すること。

こうしたことをちゃんと確かめさせ、現状を自分の意志で納得してもらうのです。その際に、次のことをチェックしてあげましょう。

  • 「できる」の意味が正しいか。本番と同じ採点の厳しさか。
  • 「できない」を「できる」に変える意思があり、それに集中しているか。
  • 時間制限や期限を意識しているか。

その上で、一緒に対策を取り組みます。

これが勉強の指導の原点となります。とても面倒ですが、この部分を省略できません。この原点ができている上で、数学の方程式や英語の文法、社会の図表の見方などの指導があります。

上の事例は中学生でしたが、高校生も同じです。いわゆる進学校の高校1年生が入塾して来る場合も同じです。

「とにかく塾の宿題を大量にこなして高校受験を突破できた。」

こういう子は高校に入ってから勉強の仕方が分からなくなります。いわゆる指示待ちの子だったからです。自分で勉強のきっかけを作れません。ところが、進学実績の高い高校ほど宿題がないのです。だから、宿題が無いから勉強しないという指示待ちの子は、すぐに高校の勉強について行けなくなります。義務教育ではないのですから当然です。

自分ではどう勉強したらよいか分からなくなり、ヒーローズに来ます。そもそも「勉強」とは何か。そこから教えていくことになります。

「指示待ちの子」を脱したければ塾へ自習に行こう!

とはいえ、いきなり宿題を無くしてしまえば、本当に勉強をしなくなってしまいます。まだ勉強の仕方がよく分からないのですから、それを教えながらノルマとは違う感覚で勉強をやらせる必要があります。

そういう時に便利なのが、学習塾の自習制度でしょう。

もちろん自習では授業を受けることはできません。しかし塾長やチューターに相談ができます。どの教材をどのように進めたらよいか、どんどん聞いて、その通りにやる、ということが直ぐにできます。

もっと言えば、自習で勉強を進めて質問を溜めておき、授業になったら質問を消化するようにすれば、とても効率の良い勉強になります。そのような生徒になることを目指すのです。

小学生や中学生、自分で勉強のきっかけを作れない高校生。そういう生徒こそ、どんどん自習に行きましょう。

賢い子が欲しい、ではなく、努力する子になって欲しい

まず、よく勘違いされることがあるので押さえておきます。

「勉強がよくできる子と、そうでない子がいる。」

勉強が得意ではなくても、これは大丈夫なんです。昔から「十で神童十五で才子二十過ぎればただの人」というでしょう。若い年齢ほど、生まれつきの能力の差が目立ちます。ところが人生は長いのです。年を経るにつれ努力の差の方が目立ってきます。ですからコツコツやりましょう。勉強はコツコツやれる体を作るためにやる、と言っても過言ではありません。

「得意な教科と苦手な教科がある。」

これも同じことです。コツコツやりましょう。中学の時は勉強が苦手だった。でも高校へ行ってから、大学生になってから目覚めた。そういう生徒をこれまで多く見てきました。

反対に、生まれつきの能力を親が過度に期待していると、それは教育虐待につながる恐れがあります。ぜひ注意しましょう。上記のように、子供の人生には、子供自身の長い努力が大切なんです。ですから、子供の努力を褒める、プロセスを褒める。これを真心でしてあげたいものです。

その上で、

「自分の頭で考えない。」

これは良くありません。同様に、もしも

「めんどくさっ」

が口癖であれば、かなりヤバイです。そもそも学校の授業の段階で何も頭に入っていません。

自分の頭で考えない限り、何をやっても勉強にはなりません。自分の頭で考えようとする姿勢は、あらゆる勉強の基本です。ですから、自分の頭を使う努力をしてください。そうできない要因があれば必ず取り除きましょう。

逆に言えば、指導とは、いかに生徒自身の頭で考えさせるかであって、作業ノルマを与えることではありません。

しかし、ついつい宿題という作業ノルマを子供にたくさん与えて欲しいと言ってしまいます。本当はそうではなく、まず教科書の隅々まで目を通すことや、できなかった問題を解き直すことを徹底させるように言ってください。

もしもご家庭で、子供に考えさせる指導ができないなら、まず通っている塾の自習へ行かせましょう。宿題を増やすことよりも自習を増やす方が大切です。親子げんかになる前に。

今後は暗記科目が消えていく

追い打ちをかけるようで申し訳ありませんが、今後はいわゆる「暗記科目」が無くなっていきます。最近の定期テストを見て下さい。特に社会や理科です。

単純な暗記だけで解ける問題が、とても少なくなっていますよね。グラフを描かせたり、2行くらいの文で説明させたり、という解答形式が昔に比べて増えてきました。

大学受験も同じです。かつて理系科目なのに暗記科目と言われた生物のセンター試験。今や、実験について考えさせる問題ばかりです。私立文系の経済学部や経営学部でさえ、今後は数学を入試の必須科目にする動きになっています。

1問1答が姿を消し、単純暗記だけでは解けません。

なぜ、どうして?
どの写真、どの資料、どの操作からそれが言えるの?

本文中で重要な言葉が出てきたら、必ずその正確な意味、または根拠となる資料や図を確認する癖をつけておかなければなりません。教科書は、仮説を立てて疑いながら読まなければならなくなります。

これからは、自分の意志で情報を取りにいかなければ太刀打ちできないような出題が、どんどん増えてきます。

それは大変な事でしょうか?

考えるのが好きな生徒にとっては、暗記が減って楽になるでしょう。考えるのを面倒がって暗記に走ってきたような生徒にとっては、大変に思えるでしょう。

大量の宿題というノルマでは、せいぜい、暗記で乗り越えられる程度の学力しか身に着きません。しかし頼りの暗記科目は姿を消しつつあります。

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