オンリーワンとナンバーワン

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教育 2018.10.19

オンリーワンとナンバーワン

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オンリーワンとナンバーワン

目次

子供たちの現在の環境はどのように変化しているでしょうか。
保護者の方が育ってきた時代と、今の子供たちが育っている時代で全く違います。保護者の方々も小さいころ「最近の若い子は・・・」と大人たちから言われなかったでしょうか。保護者の方が子供たちに「みんなも勉強しているから、あなたもやりなさい!」と言いがちですが、これは子供たちからすると反抗を覚える言葉なのです。
確かに一昔前では、「人と同じことを、いかに上手にできるか。人の一歩先を行きなさい」と言われて育ってきました。つまり、みんなが頑張っていることで自分も頑張りなさい!と言われ続けてきたため、みんなが勉強をするから私も頑張ろう!という考えが主流でした。保護者の方々はこんな時代だったと思います。その中でナンバーワンを目指していなかったでしょうか。
一方で、現代の子たちは、人と同じじゃなくていい、個性を大切しないと生き残れない、などと学校やテレビ、インターネットなどを通して言われ続けて成長をしています。つまり、保護者の方が言い聞かせていることと、彼らを形成してきた情報が真逆になっています。だいたいの保護者の方は、何で勉強しなきゃいけないの?と言われたときに、そのほうが大人になって苦労しないから!というと思いますが、これは世間一般的な話であり、子供たちが触れてきた情報と正反対なのです。「ナンバーワンにならなくてもいい、元々特別なオンリーワン」なんて歌詞もありましたよね。
それでは、皆が皆個性を大事にしすぎて、将来好き勝手に行動してしまうのでしょうか?そんなことはないと思います。皆に流されるなとは言われてもやはり流行には乗っかりますし、他人と同じものを求めてしまうこともざらにあります。その意味をはき違えて「勉強するしないも自分の勝手じゃん」と思う人もいるかもしれません。「勉強が苦手だけどスポーツが得意な人がいる」「数学は全くわからないけど英語は大得意」「勉強は普通だけど歌がとてもうまい」など、そういう一人ひとり違いがあることをいっているのです。

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