本当に必要?冬期講習の重要性を解説
高校受験を控えている中学生の保護者の中には「冬期講習に通わせた方がいいのか?」と考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では、冬期講習の重要性についてそのポイントを解説し、どういった人が講習に向いているのか、さらに講習を受講する際の注意点などについても解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
◆冬期講習が重要な5つのポイント
まずは、冬期講習を受講することがなぜ受験生にとって重要なのか、その理由について解説します。
▼志望校に合わせた対策ができる
塾は、長年にわたって生徒の入試対策を行ってきたこともあり、入試に関する様々な情報を持っています。そのため冬期講習では、志望高校の過去問や過去数年の入試傾向を踏まえて、演習問題が受けられます。また、解けなかった問題に対しては、講師から解説してもらえるので、志望校に即した受験勉強が可能です。自宅でただ闇雲に問題集を解くよりも効率的な勉強ができます。
▼サボりにくい環境がある
「冬期講習に行かなくても自宅で勉強できる!」と考える保護者や生徒もいるかもしれません。しかし、冬期講習が行われる時期は、学校がなく年末年始に向けてテレビ特番があったり冬休み中の友達からの誘いがあったりと、誘惑が数多くあります。一方で、塾であれば授業に参加しなければいけないので、テレビを見ることも友達と遊ぶこともできません。また、周囲に同じ受験生がいるので緊張感を持つこともできます。
▼模試を受けることができる
冬期講習では、教室によって授業の他にも模試を受けることもできます。冬期講習を受講するのであれば、この模試は受けることをおすすめします。模試は、自分の現時点での実力を把握するのはもちろんのこと、時間配分や試験独特の雰囲気などが経験できるいいチャンスです。「自分は、基本はしっかりと理解できているから模試は受けなくても大丈夫!」とタカをくくっている生徒も試験本番の雰囲気にのまれてしまい、いつもなら間違えないような問題を間違える可能性も十分にあります。冬期講習は自宅の勉強では経験できない部分を補うのにも有効なのです。
▼意図的に勉強時間を確保できる
冬期講習は主に冬休みに行われます。学校がない時期ということもあり、どうしても自分で意図的に勉強時間を作るのが難しくなってしまいます。中には他の誘惑に負けてしまい、冬休みに全く勉強しなかった、という人もいるかもしれません。
そのような状況を招かないためにも冬期講習は重要です。冬期講習に通うことで、必然的に勉強時間を確保することになります。また、講習に参加すると休み中に乱れやすい生活リズムを整えることができるので、学校がない期間にぴったりだと言えます。
▼苦手を克服する
受験勉強をしていると得意な科目があれば苦手な科目も出てくると思います。苦手な科目に取り組むのはなかなか億劫なものです。いつまでも苦手科目に手をつけないでいると、受験本番でも点数を取りこぼしてしまう恐れもあります。そこで利用したいのが冬期講習です。冬期講習であれば講師が問題について具体的に解説してくれるので苦手な部分の克服にぴったりです。また、わからない部分が出てきてもすぐに質問できるのも大きな特徴です。
◆冬期講習がおすすめなのは?
ここまで、冬期講習が重要とされるポイントについて解説しました。一方で、冬期講習は全ての受験生に有効というわけでもありません。冬期講習の受講が向いているのは以下のような人たちです。
・学習計画を立てるのが苦手な人
・スケジュール管理が苦手な人
・冬休み中に勉強を効率よく頑張りたい人
・今まであまり勉強できていない人
先ほども触れているように、冬期講習を受講することで、半ば強制的に勉強する時間を確保することになります。また、授業の計画は塾側が立てているので、生徒は計画を立てる必要がありません。そのため、勉強計画が立てられない人、スケジュール管理が苦手な人でも勉強に取り組むことができます。
そして、冬期講習は年始より新学期の準備や予習を進められタイミングでもあるので、早いうちから勉強をしておきたい、といったやる気十分の生徒にもおすすめです。
さらに、冬期講習には目的に応じたコースが用意されています。そのため、これまでの勉強がイマイチ理解できていない人でも中学校の学習内容を復習することができるでしょう。
◆まとめ
今回は冬期講習の重要性について解説しました。気が緩みがちなタイミングですが、冬期講習に通うことで勉強する時間や環境を確保することができます。また、模試や講師による解説など一人ではできないこともできます。一方で、少なからずデメリットも存在するので、受講する際は、是非個別相談会や授業の無料体験にご参加してみてください。