中学生以降になると本格的に定期テストというものが始まります。テストで良い成績を残すためにも、テスト勉強はしっかりと行いたいところです。一方で、勉強しようと思っても、なかなか思うようなテスト勉強ができない人も少なくないのではないでしょうか。そこで、今回は、ダメなテスト対策がどのようなものなのか解説します。いいテスト対策をするための反面教師にしてみてくださいね。
◆ダメなテスト対策7選
早速ダメなテスト対策を紹介していきます。勉強のやり方は習慣になるので、一度いい勉強法が身につけば高校入試や大学入試など受験でも役立つはずです。
- 試験前に時間が足りない
テスト勉強をしようとしても、なかなか始めることができず、気付いた時には、試験直前で十分な勉強をする余裕がないという状態に陥ってしまうケースです。このような状態になると、一夜漬けで暗記をしてテストに臨むことになりかねません。一夜漬けでテストは乗り切れたとしても、知識としては定着しないため、その後入試の際などに困ることになります。こうならないためにも、普段から少しでも授業の復習をするようにしましょう。1日数分程度なら難しくはありません。また、テスト期間が近づいたらスケジュールを組んで計画的に勉強に取り組むようにしてください。
- 回答の解説を読まない
宿題や問題集を解く時に、答えを丸写しだけして提出している人はいませんか?このような状態では、なぜその答えが導き出されたのか、そこに使われている公式はどのようなものなのかといったことが理解できないため、テストでも点数を取ることはできません。特に数学など公式や答えを導き出す過程が重要な科目では解説をしっかりと読んで理解することが大切です。
- スマホが近くにある
今や日常生活に欠かせないスマートフォンですが、勉強中に近くにあると勉強の妨げになってしまいます。いくら「スマホは触らないぞ」と思っていても、友達からのLINEが来て通知されると気になってしまいますし、集中力も低下します。そのため、勉強中は電源を切り、さらに可能であれば親に渡すなどして勉強に集中できる環境を作るようにしましょう。
- ながら勉強
ながら勉強をしていると、なかなか集中できず頭に勉強の内容が入ってきません。例えばテレビを見ながら、ご飯を食べながら、などです。もちろん音楽を聴きながらの方が集中できるという場合はそれでも構いませんが、基本的に勉強をするときは勉強のみを行うようにしましょう。
- まとめただけ
テスト勉強を行う時に、これまでの授業の内容をノートにまとめる人は意外と多いのではないでしょうか。ノートにまとめるのも非常に重要なことですが、問題はノートにまとめただけで勉強をした気になってしまうことです。ノートをまとめてそこからが勉強の本番です。できれば、普段の授業中からノートをわかりやすくまとめることを意識しておきましょう。また、何日分ものノートをまとめようとすると大変ですが、1日のノートをまとめる程度ならそれほど時間はかかりません。そのため、ノートをまとめる場合はこまめに行うようにし、テスト勉強を始める時点でノートがまとまっている状態にしておきましょう。
- 問題集を全部やろうとする
問題集は問題の解き方を確認するためにも、問題の数をこなすためにも重要なものだと言えます。ただ、テスト対策のために問題集を全てやる必要はありません。例えばすでに理解できていて、問題も解ける部分であれば軽く確認する程度で構いません。それよりも、たまに間違えてしまうところや理解できていないところを重点的に取り組む方がより高い点数を取ることができるでしょう。特にテスト対策となると、範囲が広いわりにテストまでの期間が短いケースもあるので、効率よく勉強を進められるかどうかがポイントになります。
- 繰り返し行わない
問題集をたくさん購入して、次から次へと新しい問題を解こうとしている人はいませんか?確かに、1度解いた問題、間違えた問題は回答を把握しているため、もう一度取り組むのは意味がないように思えるかもしれません。しかし、答えとその解き方がわかっているからこそ1つ1つの手順を確認しながら回答に取り組むことができ、理解をより深めることができます。新しい問題を前にすると、どうしても正解がなんなのかを考えてしまいますが、正解をすでに知っている問題なら、正解・不正解への興味よりも解き方や手順に意識が向きます。また、英語であれば、文章の意味がわかっていれば、なぜそのようになっているのか文法構造を意識することもできるでしょう。そのため、異なる問題集に取り組むのではなく、ある程度同じ問題集に取り組む方がいいと言えるでしょう。
◆まとめ
今回は、ダメなテスト勉強の方法について解説しました。いまいちテスト勉強がはかどらない、という人はぜひ今回紹介した内容に当てはまっていないか確認してみてください。テスト対策に近道はないため、日々の学校での勉強をコツコツと頑張り、学習内容を復習するようにする癖をつけるようにしましょう。