よく生徒と話をしていると、こちら側がしてほしい勉強時間と本人が思っている勉強時間に大分ズレが生じているケースが多いです。
そもそもいつも呪文のように言っているのですが、本来一番大事なのは「何時間勉強する!」ではなく「〇〇を終わらせる!」などに目標を変えた方が良いということです。
というのも「〇時間勉強する!」という目標の場合は、結果として「机に〇時間向き合った」事で何となく達成感が得られてしまうのです。
それよりも「今日はこの単元を完璧にするぞ!」といった明確な目標をたてて挑んだ方が、時間を気にしなくて済むのです。
学校の授業でも「あと何分で授業が終わる・・」、「まだ終わるまで長いな~・・」といった事をよく考えていませんか?
自分で勉強をする際は、「時間」も「取り組む内容」も本来は自由であるべきだと思います。
そして、それを踏まえた上で先生も「何時間勉強をしてほしい!」と伝えているのです。
例えば丸塚校では受験生にも塾に入る前の保護者にも、最終的に高校受験で「1日5科×50分」という勝負が待っているのだから、それを練習するために夏休み期間は・・
「1日6時間」という目標を設定しています。(学校の授業も5~6時間ありますもんね。学習習慣の維持という意味もあります。)
とにかく最初は「1日6時間か~・・」となります(笑)
なので、「なぜその時間が必要なのか」を徹底的に説明します。
・それをやらないとどうなるのか・・
・5教科の勉強の方法、受験に向けてのポイント
・志望校に合格するための道筋
こういった事を子供たちに説明できているかどうかが大事だからです。
「受験生なんだから勉強しなさい!」と叱って上手くいくケースはあまりないのではないでしょうか?
もちろん危機感を持たせる意味では理解できますが、それよりも「そもそもどこの高校に行きたいのか?」、「本当に行きたいのか・・?」を聞き取り理解を示してあげて、どうしたらいいかを一緒に考えてみる。
そして最後に勉強時間の話をしてあげると、頑張れるようになった!というケースを今までも見てきました!
いきなり成長することは難しいかもしれませんが、二人三脚で一歩ずつ進歩していきたいですね!