指導の基本方針について
当塾では、日々の指導の中で大切にしている言葉があります。
やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
褒めてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば人は育たず。
やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
これは旧日本海軍の連合艦隊司令長官・山本五十六の言葉として知られていますが、私たちはこの言葉に教育や指導の原点が詰まっていると考えています。
勉強を教えるということは、単に知識を伝えるだけでなく、「その子の心を動かし、自ら行動できるよう導いていくこと」だと私たちは捉えています。
たとえば、解き方を見せるだけではなく、「なぜそうなるのか」「自分でやってみるとどう感じるか」という問いかけを大切にします。そして、子どもたちが自分の力で答えにたどり着いたときは、しっかり認め、心からの言葉で褒めるようにしています。
もちろん、うまくいかないときもあります。それでも、まずは子どもの話に耳を傾け、一緒に考え、「君ならできる」と信じて任せてみる。そうした関わりを積み重ねていくことで、子どもたちは徐々に自信をつけ、自ら学ぶ姿勢を育んでいきます。
その過程を、私たちは感謝の気持ちで見守ります。保護者の皆様と同じように、私たちも子どもたちの成長を心から願い、信じています。
そして最後に、私たちの指導方針で最も大切にしていることが一つあります。
「大事なことは、習慣化するまで繰り返し伝え続けること」
人は一度言われただけでは動けませんし、定着もしません。ですが、何度も同じメッセージを受け取り続けるうちに、それはやがて「当たり前」となり、行動や思考に自然と根づいていきます。
だからこそ私たちは、基本に立ち返りながら、何度でも繰り返し、生徒一人ひとりに寄り添い続けます。
学習はもちろん、将来にわたって役立つ「人としての土台」を育む場所でありたい。その想いを胸に、これからも日々の指導に向き合ってまいります。