今やっている勉強が大人になって役立つ理由
現在指導している勉強のやり方は、そのまま大人になっても大きな力になります。知識自体は必ずしも全てが日常生活で使われるわけではありませんが、その知識を習得するために鍛えた考え方が、社会に出てから非常に役立つのです。
例えば、わからない問題にぶつかったとき、「まずは解答解説を読んで考えてみる」という方法を習慣化していくと、問題解決力が養われます。それでもわからなければ、質問することが重要です。このプロセスを繰り返すことで、今後直面するさまざまな問題や失敗に対して、高い対処能力を持つことができます。
歴史上の偉人たちも失敗から学んで再起した
例えば、徳川家康は武田信玄との戦いで大失敗し、味方をたくさん失い、命の危険にさらされました。しかしその経験から学び、最終的には天下を取ることができました。
また、アメリカの大統領リンカーンは、商売に失敗して破産してしまいました。しかしその後も諦めず、最終的にはアメリカの歴史を変えるような偉業を成し遂げました。
ウオルト・ディズニーも、契約で失敗し、著作権を奪われて一文無しになった経験があります。それでも諦めることなく、自らの夢を追い続けた結果、今のディズニー帝国を築き上げました。
人生の選択肢を広げるために
自分の人生は一度きりですが、解答例や解決策は無数に存在します。調べて考えることができる人は、何度でも再起でき、人生を自分の選択肢の中で生きることができます。
テストの結果から見える課題
現実的な話をすると、正答率が高い項目もあれば、低い項目もあります。得意な分野では点数を取れる一方、苦手な部分では得点が伸びないことが多いです。テストの結果が安定しないことに気づいている方も多いと思いますが、これは良い悪いの問題ではなく、学んだことを反復し、復習することが足りていないことに起因しています。
学力向上に必要な2つの時間
学力が上がるのは、実は次の2つの時間だけです。
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復習しているとき
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テストを受けているとき
授業を受けているだけでは不十分です。理解できたことやできるようになった問題を、ノーヒントで解けるようになるまで自分で復習することが大切です。また、セルフテストを通じて、実際に自分が何をできて、何ができていないのかを認識しながら学習を進めていく必要があります。
このように、ただ授業を受けるだけでなく、自分の力で学び取ることが学力向上には不可欠です。今後の学習において、自分で考え、繰り返し復習していくことを意識して取り組んでいきましょう。