【無駄3】「インプット」を重視しすぎる
知識を頭に入れることに熱心になるあまり、問題演習がついおろそかになる。
このようなインプット偏重の勉強も無駄だと言えます。
「読む」「聞く」というインプットだけでは内容を記憶できないのが人間の特性です。
脳に記憶として残るのは、話したり書いたりして「使う」情報だけ。
つまり、アウトプットしなければ、いくらインプットしてもその情報は記憶に留めておくことは出来ません。
勉強の成果につながらないのは明らかですよね。
最も効率よく記憶できるインプットとアウトプットの比率は「インプット3:アウトプット7」です。
そうはいっても、練習問題や過去問を解くなどのアウトプットの時間を新たに設けるのは、大変だと思う人もいるでしょう。
そんな人は次のように考えるといいです。
1カ月に3冊の本を読んでいる人なら、2冊に減らす。そうしてつくった1冊分の読書時間をアウトプットに回す。
もっと言えば、読む本を1冊にしてもいい。そのほうが、ただ3冊の本を読むことの何倍もの自己成長につながります。
この考え方に沿って、勉強時間の使い方を少し変えてみればいいのです。
テキストを読むのにあてる時間を減らして、そのぶん問題を解く時間を増やしましょう。
こうすれば、覚えなければと焦って過剰にインプットするよりも、勉強の効率を一気に上げることができるはずです。