紙にアウトプットすべきこと【3】「覚えたこと」
記憶力で日本一になった経験をもつ池田義博氏は、学習内容を覚える手段として「1分間ライティング」をすすめています。
1分間ライティングとは、覚えていることを1分のうちにできるだけたくさん書き出すアウトプット手法です。
覚えていることを書き出すと、頭のなかを「見える化」できると池田氏。
勉強した内容を正確に書けていれば、それは記憶がきちんと定着しているということ。
一方、「なんだっけ?」となってしまってあまり書き出せなければ、まだ覚えきれていないという意味になります。
そこがすなわち、要復習箇所となるのです。
また、池田氏が「1分」という制限時間を設ける理由は、「使える記憶」にするためだそう。
限られた試験時間のなかで、勉強したことをすばやく思い出して解答する。
本で学んだコミュニケーション術を、現場で即座に思い出して実践する。
そういった、本当に使える記憶を形成するために、「すばやく思い出してアウトプットする練習」をすべきだとのこと。
実際のところ、1分間では、想像以上に書き出せません。
・数値を間違えて覚えていた。
用語が漢字で正確に書けない。
こういった苦手な部分をピンポイントで復習しながらアウトプットできるので、勉強効率アップにつながります。
「どこまで覚えられているのかわからない」「全範囲を毎回復習していて効率が悪い」と感じている人は、ぜひ試してみてください。