紙にアウトプットすべきこと【1】
アウトプット内容としておすすめのひとつが、勉強内容のまとめです。
700以上(2020年8月時点)もの資格をもつ資格研究家の鈴木秀明氏は、勉強した事柄について「つまりどういうことか」と内容を端的にまとめてから、知識を吸収するべきだと述べます。
テキストに書いてある知識を “そのまま” 覚えるのではなく、「テキストに書いてある知識をいったんまとめてから、“まとめたこと” を覚える」ということ。テキストの内容を本格的に覚えるために、ひとまずインプットできた内容を「いったんまとめる」というかたちでアウトプットする――そんなイメージでしょうか。
鈴木氏がこの方法をすすめる理由は、記憶できる情報量は限られていて、テキストの内容をすべて正確に丸暗記することなどできないから。以下のポイントを意識すると、適切に “圧縮” できるそうです。
- なくても文意が変わらず文章が成り立つ言葉は、削除する
- 複雑な言葉は、よりシンプルな言葉に置き換える
- 残りの文章から連想できる内容は、省略する
短くまとめるだけでなく覚えやすい言葉に変換するプロセスを経たことで、記憶しやすくなります。
勉強の最後にいわば「まとめのまとめ」を書いたことで、学んだことが強く印象に残った実感もあります。
情報をコンパクトにまとめる習慣をつけると、学習内容を忘れずにすみそうなので、これから意識してみましょう。