NG2.「年間計画」を立てていない
「勉強の計画は、その日にやることだけ決めればいい」と考えていませんか? そんな行き当たりばったりの計画では、あとで困ることになりかねません。全体像を見ないのは、計画性に欠けてしまう原因なのです。
計画のなかでも特に 「年間計画を綿密に立てる」ことが重要です。
その理由は、月間・週間の計画を適切に立てるのに必要なため。逆に、年間計画が曖昧で、月間・週間の計画も “なんとなく” でしか立てないと、途中で挫折しやすいのだそう。
1年という大きな単位で眺めたうえで、中期(月間)・短期(週間)の目標を明確化すれば、最終地点までの道のりが描け、着実に勉強を進められます。一例がこちらです。
例)
- 1年の計画→商業簿記と工業簿記のテキストを10か月でマスターする。残りの2か月は過去問を解く。
- 1か月の計画→テキスト100ページを5か月で3周する。1か月60ページ進める。
- 1週間の計画→1週間につき、15ページ進める。
NG3.「初期計画の見直し」をしていない
「勉強の計画を立てた。でも結局、計画どおりに進められずじまい。自分はなんてダメなんだ……」
こうなってしまうのも、じつは “間違った計画” のせい。
「計画を立てているとき」が一番気分が高揚しているのだそう。もちろん、その高いモチベーションを維持できれば、順調に勉強計画を達成できます。
しかし実際のところ、モチベーションは次第に下がっていくもの。このことを頭に入れずに計画を立てると、「やる気はあるからできるはず!」と思い込んであれこれ詰め込みがちに。その結果、計画を達成できず消化不良のままとなり、「計画通りにいかなかった」という罪悪感だけが残ってしまうと言うのです。
挫折を防ぐには、勉強の初期計画を見直すことが必要です。
オススメなのは、計画を立てたら「20%カット」すること。
最初の計画から20%削除すれば、“どうにか達成できる” くらいのちょうどいい計画になるそうです。
例
- 1か月で問題集を100問解く → 80問に減らす
- 1日に単語を50個覚える → 40個に減らす
「それでも達成できなかったら?」⇒「何度でも計画を修正すればいい」
“計画的に勉強できない” のは、あなたの性格に問題があるからではありません。ちょっとしたコツを知らなかっただけ。
参考に、自分の思うとおりに勉強を進めていってくださいね。