資格などの試験のために教科書や参考書で勉強している人には、記憶力日本一に6度輝いた池田義博氏が提唱する「1分間ライティング」がおすすめです。やり方は非常にシンプルで、勉強して記憶したことを1分間でひたすら書きまくるというもの。
1分間ライティングの狙いは、「なんとなく覚えたような気がする状態」からの脱却です。参考書にマーカーを引いてなんとなく内容を覚えたつもりだけれど、いざ問題を解こうとするとうまく思い出せない……ということはよく起きるもの。そこで、勉強した内容を頭のなかから取り出し、紙に書きまくって “見える化” すれば、本当に覚えたかどうかを確認できます。
ちなみに「1分」というのは、試験本番で記憶を早く呼び起こすことを想定した時間設定。すばやく思い出せてこそ、試験で使える記憶になるのです。
たとえば、参考書で1単元読み終えるごとに1分間ライティングを行ない、覚えていなかった箇所をチェックすることをルーティン化してはいかがでしょう。記憶定着が図れるとともに、要復習箇所を特定できて勉強の効率化につながります。たった1分という時間的コスパのよさが最大の強みなので、ぜひ試してみてください。