「時間帯」に着目した勉強法。勉強時間を増やすことももちろん大切ですが、より学習効率を高めたいのならば、「記憶の特徴」を効果的に利用していきましょう。
例えば、記憶が整理される睡眠の直前にはインプットがおすすめ。逆に、目覚めたばかりの朝は脳や身体に疲労がないため、よりエネルギーを使うアウトプットが適しています。
東大生もおすすめする、この「時間別勉強法」。
記憶は、大きく3つにわけることができます。 1.情報を脳内に保存する「記銘」 2.保存された情報を忘れずにいる「保持」 3.必要な情報を思い出す「想起」 “保持”は、脳が勝手にやってくれるので私たちにできることはあまり多くありません。しかし“記銘”と“想起”、つまり“インプット”と“アウトプット”は、方法次第で効率がぐんと変わってきます。
夜にアウトプットをしようにも1日の溜まった疲れから質とスピードが低下してしまい、根本的に効率がよくありません。そこで、だらだらしながらでも行うことができるインプットが活きてくるのです。
夜だから時間がたっぷりあると思いがちですが、時間的な制約がないため、ついだらけてしまいます。資料作成や文章を書くといった知的な生産活動は、後ろがつかえていない夜に行わない方が良いでしょう。
記録は、睡眠中に整理されるため、この点を考慮しても夜にはインプットが向いていることがわかります。ある程度インプットしたら、疲労感に任せてそのまま寝てしまえば、あとは勝手に脳が記憶を定着させてくれるので、夜寝る前のインプットはとても効率的です。
アウトプットは朝に行うことで効率をあげられます。朝は体調が良く、身体に疲労がないため、エネルギーを脳に十分使って活動することができるのです。また、朝は時間的な制約があるために余計なことに目を向けず、本当にやるべきことを取り組むことができます。
実は、この“時間的制約”が心理学的にも良い効果を発揮しているのです。
インプット・アウトプットする時間によっての効率性の違い。
一度試してみてはいかがでしょう?