中学3年生の学力調査は、点数を見るだけで終わらせず、間違えた原因や弱点を整理することが大切です。結果を高校受験につなげる振り返り方をヒーローズ志都呂校が解説します。
★学力調査は「受けて終わり」にしないことが大切です
中学3年生にとって、9月の学力調査は大きな節目の一つです。
夏休み中に勉強を頑張った生徒さんほど、テストが終わった瞬間に、
「終わったー!」
「やっと解放された!」
「今日は何もしたくない!」
となるかもしれません。
その気持ちはとてもよく分かります。
でも、ここで一つ大切なことがあります。
学力調査は、受けた瞬間より“受けたあと”の方が大切です。
点数を見る。
順位を見る。
良かった、悪かったで終わる。
これだけでは、せっかくの学力調査を十分に活かせません。
学力調査は、今の自分がどこまでできているかを確認するための受験勉強の健康診断のようなものです。
結果を見ながら、
「どこができたか」
「どこで落としたか」
「今後何を直すか」
を整理することで、秋以降の受験勉強がぐっと具体的になります。
◆まず見るべきは「点数」だけではありません
テストが返ってくると、どうしても最初に点数へ目がいきます。
「英語は40点だった」
「数学が思ったより取れなかった」
「合計点が○点だった」
もちろん点数は大切です。
でも、本当に大切なのは、
その点数になった理由
です。
同じ30点でも、
- 基本問題を落として30点
- 難しい問題はできなかったけれど基本は取れて30点
- 時間が足りず最後まで解けなくて30点
では、今後の対策がまったく違います。
だからこそ、点数を見たあとに、答案の中身を細かく確認する必要があります。
◆間違いを3種類に分けてみよう
学力調査の振り返りでおすすめなのが、間違えた問題を大きく3種類に分けることです。
① 知識不足・理解不足
「そもそも公式を覚えていなかった」
「英単語の意味が分からなかった」
「社会の用語を覚えていなかった」
このタイプは、勉強内容そのものを復習する必要があります。
例えば、
- 数学の公式を覚え直す
- 英単語を復習する
- 理社の重要語句を整理する
という対応になります。
② ケアレスミス
「符号を間違えた」
「単位を書き忘れた」
「問題文を読み飛ばした」
このタイプは、内容が分かっていないわけではありません。
だからこそ、かなりもったいないです。
ケアレスミスが多い場合は、
- 途中式を書く
- 見直しの順番を決める
- 問題文へ線を引く
- 単位や符号を最後に確認する
など、解き方のルールを作る必要があります。
③ 時間不足
「最後まで解けなかった」
「考えすぎて時間がなくなった」
という場合です。
このタイプは、知識だけでなくテストの受け方も見直す必要があります。
例えば、
- 分からない問題はいったん飛ばす
- 最初に全体を確認する
- 大問ごとの時間を意識する
- 見直し時間を残す
といった練習が必要です。
◆「できなかった問題」より「できたはずなのに落とした問題」を優先する
振り返りというと、難しかった問題ばかり見てしまう生徒さんがいます。
でも、受験勉強ではまず、
「取れるはずだった問題を落とさない」
ことがとても大切です。
例えば、
- 基本計算
- 英単語
- 漢字
- 理社の基本用語
などです。
難しい応用問題を1問取るより、基本問題の取りこぼしを2問減らす方が、点数につながることもあります。
だからこそ答案を見ながら、
「これは取れた問題だった?」
「どこでミスした?」
と確認してみましょう。
◆教科ごとに「次にやること」を1つ決める
振り返りをしたら、必ず次の行動まで決めましょう。
例えば、
英語
「毎日英単語を20個確認する」
数学
「計算問題を毎日10問解く」
国語
「週に2回、長文問題を解く」
理科
「苦手単元を1週間で1つ復習する」
社会
「重要語句を一問一答で確認する」
というようにします。
ここで大事なのは、
一気に全部直そうとしないこと
です。
「英語も数学も理科も社会も全部やり直す!」
と考えると、何から始めればいいか分からなくなります。
まずは各教科1つ。
具体的に。
実行できる形にする。
これが大切です。
◆学力調査の結果が悪かったときこそチャンスです
結果が思ったより悪かった場合、
「もう受験無理かも…」
「夏休み頑張ったのに…」
と落ち込むこともあると思います。
でも、9月の段階で弱点が見つかったということは、
まだ直せる時間がある
ということでもあります。
高校入試本番までには、まだ時間があります。
今の結果は、入試結果そのものではありません。
むしろ、
「今ここが弱い」
「この教科を優先しよう」
と分かったことで、秋以降の勉強がしやすくなります。
◆逆に、点数が良かった人も油断しない
思ったより点数が取れた場合は、とてもうれしいと思います。
夏休みの努力が形になったということです。
でも、
「もう大丈夫!」
と勉強量を落としすぎるのは注意です。
学力調査で取れた問題でも、数か月後には忘れてしまうことがあります。
だからこそ、
- できた理由を確認する
- 間違い問題だけは直す
- 今の勉強を続ける
ことが大切です。
良かった結果は“終了の合図”ではなく、“続け方が合っていたサイン”です。
◆志望校との距離も考え始める時期です
9月以降は、志望校について具体的に考える時期にも入っていきます。
学力調査の結果を見ながら、
- 今の位置
- 志望校との距離
- 得意教科・苦手教科
- 今後必要な勉強量
を考えていきます。
ただし、一度のテスト結果だけで志望校を決める必要はありません。
定期テスト、内申点、今後の学力調査、模試などを総合的に見ながら考えていくことが大切です。
◆保護者の方に意識していただきたいこと
学力調査の結果が返ってくると、
「これじゃ志望校は無理なんじゃない?」
「夏休みあれだけ勉強したのに」
と心配になることもあると思います。
ですが、本人も結果を気にしています。
そこでまず、
「どこが難しかった?」
「何を直せば次は上がりそう?」
と、次の行動へつながる会話をしてみてください。
点数だけを責めるよりも、
「じゃあ次にどうするか」
を一緒に考える方が前向きな行動につながります。
◆ヒーローズ志都呂校が大切にしていること
ヒーローズ志都呂校では、テスト結果を見るときに、
点数だけで判断しないこと
を大切にしています。
どこで間違えたのか。
なぜ間違えたのか。
次に何をすればよいのか。
そこまで整理して、初めてテストが次の勉強に活きてきます。
学力調査は、受験勉強のゴールではありません。
秋からの受験勉強を決めるためのスタート地点です。
★学力調査後の勉強に迷っている方へ
もし今、
●学力調査の結果をどう見ればいいか分からない
●志望校に向けて何を優先すればよいか知りたい
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学力調査の結果は、良かった人にも、思うように取れなかった人にも、次に進むためのヒントがたくさんあります。
結果を「良かった」「悪かった」だけで終わらせず、秋からの受験勉強につなげていきましょう。









