意外とやってないかも！？あなたは本来の目的や願望に焦点を当てて学習できていますか？

こんにちは。
個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。

突然ですが、皆さん、自己管理能力という言葉の意味を知ってますか？

そのものズバリ自分で自分を管理する能力と思った方も多いと思いますが、厳密に言うとちょっと違います。自己管理能力っていうのは、自分自身の目的を遂行するために、目標やタスク時間、行動、モチベーション感情、思考、ストレス、心身両面の健康などを自分の力でコントロールする能力のことをいいます。

なぜ、こんな始まりにしたかといえば、勉強ができる/できないの要素の一つに、この自己管理能力がどれだけあるかが含まれているからです。しかし、今回提示したいのは、自己管理能力そのものではなく、自己管理能力のスタート地点である「自分自身の目的遂行のために」という部分です。
実は、最も重要なところがコレになります。

あなたはどんな目的や願望を持っていますか？

究極的にいえば勉強するという行動は、あなたの目的や願望を叶えるための手段でしかありません。つまり、あなた自身がどんな目的や願望を持っているかによって、勉強するという行動の中身が変わってくるということです。

そこで、初めの問になります。

あなたはどんな目的や願望をもっていますか？
あなたはどうなりたいですか？

たぶん、ほとんどの人は、このことについてあまり考えたことがないのではないかと思います。一度、しっかりと向き合ってみると良いかと思います。

「学校の平均点くらいとりたい」という願望の中には…

生徒たちに目標を聞くと、よく出てくるのがこれです。
学校の平均点くらいとりたい。という願望です。ここで、そうですね、で終わらせるのではなく、学校の平均点くらいをなぜ取りたいのか、取ってどうしたいのかあたりを掘り下げていってみると、本来の目的や願望にたどり着けます。

先日、聞いた生徒だと、
学校の平均点くらいとりたい
なぜなら、それくらいやらないと高校の選択肢がない
ほかには、今のままだと高校生になれなさそう

という感じで掘り下げました。この生徒の場合、平均点をとりたいという願望の中には、「今のままだと高校生になれなさそう」「高校の選択肢がない」という恐れがあるわけです。この恐れや不安を解消するのが、本来の目的や願望です。

本来の目的や願望に焦点を当てて行動を選択する

自己管理能力アップのスタートは、自分自身の目的遂行のためであることです。その際の自分自身の目的は、本来の目的や願望に焦点を当てて行動を選んだほうが、やることがブレません。

例えば、先ほどの生徒の例を使うなら、本来の目的や願望は「今のままだと高校生になれなさそう」「高校の選択肢がない」という恐れの解消にあります。なので、平均点くらい取れるようになりたいの目的よりも上位に「恐れの解消」がなければなりません。
自分が選ぶ行動は、果たしてその恐れの解消になるのかどうかを常に考えることが大切です。