こんにちは。
ヒーローズ 富塚校の鈴木です。
突然ですが、テストの時になると緊張していつも通りできない。
あなたは、そんな経験ありませんか?
テスト本番で普段通りにやれたらいいなぁって思えたこと、私もいっぱいあります。そう言うふうにできる人、めちゃくちゃ羨ましいですよね。
そういうタイプの人は、入試のときも同じように緊張してしまって実力を発揮できないおそれがあるんです。
緊張しちゃう原因の正体はズバリ、「間違ってたらどうしよう」「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗して怒られたら嫌だな」と言った不安です。
不安っていうのは、まだ起きてないことをネガティブに捉えることによって生まれます。よく分からない未来に対して起こす心理状態なので、完全にゼロにするためには未来にいかなきゃいけません。
けれど、テストのときに起きる緊張状態だったら、練習して緩和することもできます。今回はその中で代表的な4つを紹介します。
入試やテストが近づいてきた今だからこそ、不安緩和の練習を日々実践ですよ!
練習法1 失敗の原因とちゃんと向き合う
ふだんの学習や学校の宿題、もちろん塾での勉強などで問題を解いているとき、どこかで間違えたり、分からなかったりすることありますよね。そんな時、「間違えた」「凡ミスしたな」「次は気をつけるか」と、ふわふわした反省だけで終わらせてませんか?
実は、これが落とし穴です。
失敗したこと、うまくいかなかった、できなかった原因って、不安の種なんです。
失敗したという事実の正体を突き詰めていけば、不安を起こす原因の可能性を潰していくことができます。要は自分の失敗点を客観視するわけです。
練習法2 失敗の原因を深く深く掘り下げる
客観視ができるようになったら、問題を解いててできなかった時の原因を深く深く掘り下げてみましょう。
例えば、いわゆる計算ミスをしたとします。
計算ミスだけでは、「どこの」「どんな」計算ミスをしたかわかりませんよね。これでは、本当に練習しなきゃいけないところに気づきませんし、テストの時に注意しなきゃいけないところなんてわかりません。
一言で計算ミスと言っても、
- ●一桁の足し算、引き算、掛け算、割り算のミス
- ●繰り上がり、繰り下がり時の処理ミス
- ●文字式で違う文字同士なのに足してしまったミス
- ●平方根の中身が違うのに足してしまったミス
- ●約分し忘れたミス……などなど。
というように、そのミスは千差万別、十人十色です。
上の例であれば、そのミスごとに練習することってだいぶ変わってくるのがわかると思います。
ちなみに、先日、生徒とテスト反省をしていた時、本人が「計算ミス」と言い張っていたものの正体は「数字の写し間違い」ということがありました。「数字の写し間違い」が原因なら、計算問題をたくさん練習するより、写し間違いを起こさないように判別しやすい数字を書けるようにする方がずっと精度が良くなります。精度が良くなれば、緊張する原因もなくなっていきます。
練習法3 失敗したときの心理状態を考える
ミスの原因を深く考えられるようになってきたら、次はそのミスが起きた時の「自分の心理状態」についての分析をしていきましょう。
上の例であれば、「計算ミス」を深く掘り下げた結果は「約分のし忘れ」であったとしても、「約分のし忘れ」が引き起こされた原因は、「時間に焦った」のかもしれません。練習の時だったら「早く終わりたくて適当にやっていた」のかもしれません。
他にも、「覚えていたはずなのに『ど忘れ』してしまった」となると、「ど忘れした原因」を把握しないと、また次にも同じように「ど忘れ」してしまうこともあるかもしれません。
こうやって間違いの深掘りだけではなく、その時の心理状態も分析していくことで、自分自身の不安の可能性が見つかります。どんな心理状態になっているのかを把握すると、日々の練習も一段階アップグレードしたものになるかも?!
練習法4 不安の種になる可能性を見つけて対処する
緊張の正体は不安です。
不安は、まだ起きていないことに対してのネガティブ感情です。
不安になること自体は、悪いことではありません。
普段から、その不安の種になるものの可能性を見つけて適時対処していけば、「緊張しすぎて何もできなくなる」という状態は避けることができます。
あなたはどんなことに不安を感じますか?
頭の中だけで思っていると堂々巡りで余計に不安になるので、それらを書き出してみましょう。思いつく限り全部です。もう何も不安なものは出てこない!ってなるまで、ひたすら書き出してみましょう。
そうすることで、あなた自身が今不安に感じているものの種を見つけることができます。
不安になるなら、不安にならないように、日頃から行動していくことが大切なんですよ。
ヒーローズ富塚校では振り返りで原意分析をしています
ヒーローズ 富塚校では、普段の塾の振り返りにおいて宿題レポートという形で生徒それぞれに自分自身の失敗の原因は何なのかの分析を書いて提出してもらっています。
また、塾での単元テスト、各種定期テストにおいても、生徒一人ひとりに間違った原因というのを常に考えて記録する練習をしています。
最初は、ふわふわした原因を書く生徒が多いですが、次第に自分自身とちゃんと向き合えるようになっていってます。
ヒーローズ富塚校では、一緒にミスの原因を考えたい生徒をお待ちしております。