こんにちは。
個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
定期テストが近づいてくると、定期テストに向けてどう学習していくかと学習計画を立てる時期も近づきます。けれど、この学習計画ーー生徒たちの様子を見てみると、何のためにという目的意識がなかなか見えてきません。テストのための学習計画というよりは、テストの宿題を終わらせるための学習計画になっているような印象です。
というわけで、今回は定期テストの学習計画を作るために大切なたった1つのことについて紹介します!
1. 定期テストの目標点は決まってますか?決まっているならそれは何点ですか?
定期テストにかぎらず、目標を決めるというのがとても大切です。
なぜなら、ゴールがわかってがんばるのと、ゴールがわからずがんばるのとだと全然違うものだからです。なので、まずは自分自身の目標点がどのくらいなのか明確に決めておくことをおすすめします。その目標点もできれば、「理想的な」「現実的な」「必達の」の3段階くらいに分けておくとテスト計画も立てやすいはずです。定期テストの学習計画において、目標点を決めることは出発点だと考えましょう。それによって必要な学習が変わってきます。
決まった目標点は下のA~Cのどのタイプに分類されるでしょう?
自分自身のタイプを探してみてくださいね。
2. Cタイプ 定期テストの目標得点率が40%以上の場合
5教科合計で100点前後が目標の場合は、基礎力をどこまで高められるかが勝負です。テスト計画を立てるときは、テスト日から1週間前を目処に学校の課題が終わっている状態を目指してみましょう。学校の課題が終わったら、学校の教材、教科書範囲の基礎的な内容の復習にとりかかります。
基礎力を高めるのが大切になるので、わからないときはどんどん質問。納得がいくまで確認していくことを繰り返します。同じことだっていいんです。わからないを一つでも多く「わかる」に変えていくの大事。
3. Bタイプ 定期テストの目標得点率が60%以上の場合
5教科合計で100点~170点くらいの幅の場合は、定期テストの基礎と基礎のちょっとした応用で狙えるレベルです。いわゆる得点率6~7割の世界です。この点数域を目指す生徒に大切なのは、学校の教材、教科書の範囲内の問題であれば「いついかなるときもできる」状態にすることです。それだけの周回をすることが肝要です。よく何周くらいやればいいですか?と質問されますが、「できるようになるまで何周でも」と答えるようにしています。
スケジュール感的には、テスト10日前頃を目処に学校課題は完了。そこからテスト当日までは、とにかく周回練習を重ねていくという感じでしょう。周回についても同じところを何度もやるのではなく、一通りやりきってから最初からやり直しといったスタイルのほうが復習スパン的にも良いかなと思います。
4. Aタイプ 定期テストの目標得点率が80%以上の場合
5教科合計で180点以上を目指す生徒は、基礎・基本のレベルは普段の学習である程度クリアしていると思います。なので、このあたりの内容は間違いやすいこと、苦手な分野の確認を中心にするだけにしておきましょう。
なので、スケジュール的には学校課題などの基礎確認は2週間前くらいには完了していて残りの時間で応用レベル・発展レベルの練習をしていくことが望ましいと思います。練習量もさることながら、精度や速度も求められます。応用問題などを練習する際は必ず1問あたりにかかった時間をはかっておくと良いでしょう。自分の解答時間の目安が作れると思います。解き直しや復習をするたびに、以前の自分のLAPタイプを超えることを意識すると解答速度も上がって良いかと思います。
何のためのテスト勉強なのか、どこをゴールにするのかを基準に計画する
定期テストのための学習計画を立てるには、何のためのテスト勉強なのか(目的)と、どこをゴールにするのか(目標)の設定がとても重要です。そこを基準に、自分のゴールに到達するためのテスト勉強を組み立てていかなければならないからです。いいかえれば、今まであなたがやってきたテスト勉強は、今のあなたの結果をつくりだすのに必要なテスト勉強だったのです。
自分だけではどう学習していいかわからない、方向性もよくわからないという方がいましたら、いつでもご相談のります。お気軽にお問い合わせくださいね。
個別指導学院ヒーローズ富塚校では、自分の目標達成のためにどうしていいかわからない生徒たちのサポートをしています。