こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
富塚校では、うまくいかなかったことや、できなかったことの原因分析に焦点を当てた指導を心がけています。
ことわざにも、失敗は成功のもとというのがあります。
しかしながら、うまくいかなかった理由がはっきりしなければ、それを成功のもとに変えることはできません。より適切な学習をしていくためには、失敗した原因分析は必要なことだと、私は考えています。
今回は、勉強の中でよくある生徒のミスと成績アップのための改善点の見つけ方についての話です。
生徒たちのあるあるミスとその中身
1. あなたの計算ミスってどんな計算ミス?
数学の学習をしていて、生徒たちがよく挙げるミスの原因は「計算ミス」です。
計算ミスと一言で終わらせるのは簡単です。けれど、計算ミスの中にはいろんな種類の計算ミスが隠れています。どんな計算ミスをしたかによって、復習しなきゃいけない事柄は変わるし、見直し時に注意確認しなきゃいけない部分も変わります。
計算ミスだけにすると、これまでにやってきた全ての計算を確認し直すという事態になってしまいます。
2. 凡ミスで終わらせないこと
一緒にテスト反省や原因追及をしていると、よく言われるのが凡ミスです。
「凡ミスだった」は、生徒たちがすぐ挙げる言葉の一つですね。
そんな時、「凡ミスというからには、普段はしっかりできていて今回たまたま不注意でミスしたということでOK?」という確認をとっています。そういう確認をとると、大概「そう言われると違う気がする」という回答が戻ってきます。なので、凡ミスで片付けてしまったことに対して、深く理由を探るという練習をしています。
凡ミスで終わらせてしまったことの中にも、生徒によって様々な原因が存在します。中には本当に凡ミスの生徒もいますが、ほとんどは別の原因がしっかりと存在しています。
3. 普通に間違えたとは?
他にも多いのが、これ。
「普通に間違えた」
「普通に間違えたってどういうこと?」と必ず聞き返すようにしています。生徒の反応によっては、「異常であれば間違えなかったのか」「普通の人なら間違えるのか」「普通とは何なのか」と質問を変えることはありますが、これも自分のミスとちゃんと向き合ってもらうために必要なことです。
うまくいかなかったことから成績アップの改善点をみつけよう
できた、正解した、うまくいったーーというのは、たまたまとか勘で、というのも含みます。けれど、その逆、失敗やうまくいかなかったというのは、必ず何かしらの原因があります。だから再現性があるのです。
要は条件さえ揃えば、何度でも起きるということです。
だから、そういったうまくいかなかったことから、自分自身がより良い方向に変わるための課題を見つけなければなりません。
失敗したこと、ミスしたことに対して、以下の手順で振り返りをしていってみましょう。これを挟むことであなた自信が本当に学習しなきゃいけないことがわかってきます。
- ① 失敗の確認 | どこが違ったか、なにができていないのか
- ② 原因の分析 | その失敗はなぜ起きてしまったのか
- ③ 原因の改善 | どうすれば良かったのか
- ④ 改善の手法 | 今後同じことをしないためには、どういった練習が必要か
こんな感じで自分自身のミスや失敗と一つ一つ丁寧に向き合って、成績アップのために改善すべきことを見つけていきましょう。
自分のミスとちゃんと向き合い成績アップのための振り返りをしよう
ミスしたり、失敗したりするとメンタル的にはかなりつらいものです。それはわかります。けれど、そこから何を学び、気づき、どうしていくかによって成績アップの差が生まれます。
あなたはミスを放置して成績アップのための改善点を見なかったことにしますか?
それとも、ミスとちゃんと向き合って、成績アップのための改善点を見つけますか?
ヒーローズ富塚校では、あなた自身がどんなミスをしたかを一緒に考え、最適な学習ポイントが何なのかを考えるお手伝いをしています。