こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
保護者からお子様への呪いの言葉に「勉強できない」というのがあります。
この言葉を、保護者から聞かされ育つとお子様はどうなるでしょう?
答えは簡単です。
「勉強できない」子供に育ちます。
呪いの言葉を受けて育った子供は、勉強ができなくなります。今から挙げる2つのタイプの「勉強できない」は呪いの言葉の結果の可能性が高いです。
タイプ1 大人の顔を見て答えを待つ子供
子供自身が問題を解いているとき、わからない問題に出会うと、子供はどんなことをするでしょう。得意かどうかは置いておいて勉強ができる子供は、自分で調べます。
けれど、「勉強できない」の言葉を受けて育つと、わからない問題にぶつかったときに取る行動は、大人の表情を見ることです。そうやってわからないことをアピールして答えをもらおうとします。
タイプ2 間違うと怒られると思う子供
宿題の問題にしろ、テストの結果にしろ、何かの問題で間違ったとき、「勉強できない」と言われて育った子供は、どうやってそれを解決していくかではなく何が答えになるかに注目しようとします。
こちらかは、「なんで間違ったと思う?」と質問すると、理由を聞かれているのではなく責められていると判断して黙ったり、クイズのごとく順番に違う回答を言ってただ正解を言い合うだけになったりします。
結果、考えることを放棄する子供になる
2つのタイプに共通しているのは、考えることを放棄する子供になるということです。
保護者が「勉強できない」と言い続けていると、不思議なことに、そういわれることを、子供は保護者とのコミュニケーションの一環だと捉えるように育ちます。子供はできないことが当たり前だと思ってしまい、保護者は答えをくれるものだと思ってしまうようです。
子供からしてみれば、客観的に見ると「勉強できない」と思われていると考えるのは当然の流れです。そうやって育つわけだから、「勉強できない」というよりは「勉強できないのが自分である」という認識になってしまうわけです。そういったメタ認知になります。
保護者と子供双方の意識改革が「勉強できる」ようにするために必要
今回挙げたような2つのタイプの「勉強できない」子供は、子供だけが努力してもなかなか成長しません。認知のゆがみを直していくためには、保護者と子供双方の意識改革が必要です。