こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
こんなにたくさんの問題を解いているのに、なかなか実力がつかないと思ったことは有りませんか?
学校の先生も、親も、たくさん問題を解けって言いますよね。けれど、なかなか実力アップにならないじゃん!って思ったこと、一度くらいはあるのではないでしょうか。
実は、この「たくさん問題を解く」ということ自体がトラップなんです。
では、どんな問題点があるのでしょう。
今回はそれを紐解いていってみます。
失敗① 問題を解くこと自体が目的になっている
勉強慣れしていない生徒や、勉強苦手な生徒が陥りやすいトラップがコレです。問題を解くこと自体を目的にしてしまうことにあります。
どの問題でも、その問題でできるようになってほしい、気づいてほしい明確な意図があります。それを置いておいて、問題を解くことそのものを目的にしてしまうと、せっかくの練習でも得られるものが小さくなってしまいます。
たとえば、中学生がはまりやすい「連立方程式の利用」。文章題ではあるけれど、分解して問題を読み取り出題意図を見ていくと、連立方程式の利用は「立式に必要な情報の読み取り」「立式」「連立方程式の計算」「設問に合わせた答え方」の4つの部分から構成されているのがわかります。自分自身がどの部分が苦手なのかできないのかを理解し、どの部分の練習をしなければいけないかを把握して問題に取り組むことが、本来は大切です。
失敗② 問題の答えを覚えてしまっている
意外と多いのが、この問題の答えを覚えてしまうトラップです。問題の答えを覚えてしまうと、一見勉強がんばってできたようになった気がしますが、実際は全く同じ問題にしか対応できません。
問題の答えを覚えてしまうと、数学であれば数字が違えば間違いますし、英語であれば並べ替えの問題が英作文になっていたら、やったことある問題だと気づけないおそれがあります。
そうならないためにもその問題で「何が問われているのか」を理解することは重要です。言い方をかえれば、「何が問われているのか」を理解し、必要な練習は何なのかを知っていくことが練習にあたります。先程と同じですね。
失敗③ 問題の仕組みを理解せず上辺だけの練習をしている
一個前の「何が問われているのか」にも通じることですが、その問題に何が問われているのかを理解していないと、問題の仕組みがわからずただただ練習するだけになってしまいます。練習するのが目的であればそれでも良いのですが、勉強するときの目的って練習そのものじゃなくて、その先にあるものーー大きくは成績アップだったり、テストの点数アップだったり、◯◯ができるようになりたいだったりしますよねーーのほうが重要なはずです。
問題の仕組みを理解しないでやってしまうと、練習したという満足感や達成感は得られるものの、中身がまったく伴わないーーなんてことも起きます。
成果に結びつけることがムリとはいいませんが、ただただ練習していく方法になってしまった場合、実際の成果になるのは相当な時間を覚悟したほうが良いかと思います。
まとめ 勉強のしかたの根本的なとこから知りたい人はヒーローズへ!
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