こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
教室で生徒たちを見ていると、「自分はダメだ」「勉強できない」と思い込んでしまっている子が、本当に多いことに気付かされます。勉強に対して自信を失ってしまっている状態です。
自信がなかったり何をしても不安だったりするタイプの「勉強ができない」と思い込んでいる生徒たちには、実は共通点があります。
以下は、そんな「勉強できない」と思い込んでいる生徒たちの10個の特徴です。
- 目次
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴1 「でも」や「けど」の言い訳が多い
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴2 遊びも勉強も、教科も何でも区別したがる
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴3 非効率的なことをする
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴4 決断を先延ばしにする
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴5 他人のアドバイスを否定する
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴6 自分流の勉強のやり方が最善
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴7 得意不得意関係なくなんでも丁寧にやる、または全てが大ざっぱ
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴8 親が子供に対して「バカ」「勉強できない」と悪口を言う
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴9 みんなできるのが当たり前だと思っている
- ■「勉強できない」と思い込む生徒の特徴10 他人と比べて自分の欠点を見つけたがる
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴1 「でも」や「けど」の言い訳が多い
「でも」や「けど」と言った言葉で、勉強の話から逃げようとします。場合によってはいろいろなアドバイスや、自分の成長の話すら否定したがります。とにかくなんだかんだと言い訳をして、できるようになる可能性から目をそらします。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴2 遊びも勉強も、教科も何でも区別したがる
遊びも勉強も何でも区別したがる傾向があります。勉強の中でも教科ごとに全部区別したがります。教科の中の分類においても区別したがります。
何もかもが、アレはアレ、コレはコレ、ソレはソレで考えていて、それぞれのものがつながっているという意識がほとんどないようです。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴3 非効率的なことをする
効率的にやろうとはしません。非効率だとわかってても、あえてそれをやろうします。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴4 決断を先延ばしにする
「そのうちやる」「明日からがんばる」など、決断を先延ばしにする傾向があります。結果、ズルズルと次の時期、次の時期と伸ばしてしまい、どうにもならない段階に来てもなお、危機感がないのが特徴です。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴5 他人のアドバイスを否定する
誰かにアドバイスをもらっても、それを受け入れません。アドバイスを否定するか、文句をいうだけいって自分からは何も動こうとはしません。アドバイスとは、否定するためのものであって、自分をより良い方向にもっていくためのきっかけだということを気づかない傾向があります。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴6 自分流の勉強のやり方が最善
悪い意味でガンコです。
どんな勉強方法よりも自分のやり方が最善であって、それ以外は最悪だと信じてしまっているようです。
うまくいってもいかなくても自分なりのやり方にこだわるため、どんなに失敗しても今のやり方を維持することに一生懸命になります。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴7 得意不得意関係なくなんでも丁寧にやる、または全てが大ざっぱ
人にはそれぞれ得意なもの、不得意なものがあります。そして得意なものは丁寧に実行できたり、そうでないものは適当になっている人は実際多いです。
しかし、自分は「勉強できない」と思い込む子は、得意不得意関係なく、何でも丁寧にこなそうとしてしまったり、逆に何でも大ざっぱに適当にやってしまったりします。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴8 親が子供に対して「バカ」「勉強できない」と悪口を言う
「勉強できない」あるいは「自信ない」と言っている生徒の親ほど、子供の前で子供に対して「うちの子はバカだから」とか「本当に勉強ができなくて…」と口にしています。塾の面談でもそうなのだから、きっと家庭でも同じように言われているのだと想像がつきます。
身近な親にバカにされて育った場合、子供は劣等感のかたまりとなって「自分は勉強ができないんだ」「だめなヤツなんだ」と思い込む傾向が大きいです。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴9 みんなできるのが当たり前だと思っている
みんなできることが当たり前と考える傾向があります。
したがって、できないということが悪いと思いがちです。できていないこと、できないことを反省して、一発でできるようなことを望みます。一発逆転思考とでもいいましょうか……そんな風に心が動きやすいようです。
「勉強できない」と思い込む生徒の特徴10 他人と比べて自分の欠点を見つけたがる
誰かと比べて、自分の欠点や悪いところを見つけたがります。上にもあるように、みんなができているのが当たり前だと思っているわけですから、自分ができていないところにとにかく注意を向ける傾向があるようです。できないところは過大評価なのです。
その一方で自分ができているところは過小評価します。できてないところは、誰かと比べてできないことを大げさに受け止め、できていることはみんなできるのだから「こんなこと大したことない」と小さく見ます。
当てはまった個数が多い人は要注意!
上に挙げた10個が全部あてはまる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。けれど、今、挙げたものは、あくまで自分は「勉強できない」と思い込む子の特徴です。人は誰しもできるようになろうとする、達成しようとする気持ちは持っているものです。
今回、当てはまる個数が多かった人は、「勉強できない」という思い込みの力で、自ら制限をかけてしまっている可能性が高いです。
どんな人も自分自身が作った「価値観=思い込み」の中で生きています。特に今回挙げたような「勉強できない」という思い込みなどの自己評価のゆがみは、これまで生きてきた過程の中でつくられたものがほとんどです。つくられたものなので、打ち砕くこともできるのです。
ヒーローズに通うことで、このような思い込みを一つでも多く解消して、「できる」という価値観に塗り替えていってほしいと思います。
初稿:2018年5月14日
改稿:2021年12月9日