こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
今日は、「ちゃんと教科書を読めばわかる」のトラップの話をば。
あんまり勉強に困らなかった保護者から、「ちゃんと教科書を読めばわかる」はずなのにーーという話を割と聞きます。
一概に間違いとは言いづらいところですが、「ちゃんと教科書を読んでも」わからないことはしばしばあります。
なぜ教科書を読んでもわかる子とわからない子がいるんでしょう?
答えは簡単です。
読むための基礎知識があるかないかが左右するからです。
読むための基礎知識とは?
そのものズバリ、ある教科書を読むための前提条件となる知識のことです。
教科書は、その教科に関する情報がきれいにまとまっているのでとても読みやすい(理解しやすい)ものではあるけれど、その教科に関する知識が足りないと何を言ってるかわからない代物でもあります。
例えば、中1の教科書は、小学校までの知識が身についていることが前提条件として構成されています。したがって、小学校の時に勉強をおざなりにしていると、中1の教科書がよくわからない(理解できない)という状態が起きます。
そんなアホな…と思う場合は、全然興味のない分野の教科書を読んでみると良いと思います。弁護士とかプログラミングとかの本おすすめです。
多分、最初何言ってるかサッパリわかりません。
教科書を読むための基礎知識を身につけるためには?
教科書を読めばわかる(理解できる)状態に持っていくためには、その前提条件となる知識が必要です。
知識の習得のためには、どこでつまずいているかという情報が欲しくなります。
わからないところがわからない状態だと、基礎知識の習得すら時間がかかってしまいます。どこまで遡らなきゃいけないのかがわからないので、一つ一つ確認していく必要があるからです。
どこでつまずいているかがわかれば、つまずいている部分の知識や技術の習得が重要です。そうすることで、その次の段階の解説や説明がわかる(理解できる)ようになります。これを繰り返していくことで、教科書を読めばわかる(理解できる)状態になることができます。
ヒーローズ富塚校では、わからないところがわからなくなっている生徒をお待ちしております。