この12月から冬期講習が始まりました。
富塚校としての今回の冬期講習のテーマは「目的意識」です。
ともすると、子供たちはわかりやすい指標に逃げてしまいます。「何ページやった」とか、「何問解いた」とか。何ができたか、できるようになったかではなく、わかりやすい量のほうを目標にしがちです。量をこなしながら、自分が何をすべきか、どうしていくべきかをしっかりと考えられている生徒ならまだしも、ほとんどの生徒は量をこなすこと自体が目的になってしまっています。
これでは、なかなか成果は出ません。
だからこそ、「目的意識」の改善が急務だと考えます。
目標達成のための勉強だと意識させる
今回それぞれの生徒に対して、1月9日に行う静岡県学力調査テストで何点取りたいのかを目標数値として挙げてもらいました。その目標点数ごとに、生徒一人ひとりにミッションを課しています。そのうえで、各ミッションごとに確認テストがあり、そのテストにおける合格(80点)を目指してもらっています。合格のためであれば、何ページやろうと何問やろうと、あるいは何もやらないという選択をしても構わないとしています。
生徒一人ひとりが自分の目標達成のために考えた行動であれば良しとしているわけです。
まだ、始まって一週間ですが、少しずつ取り組み方に変化が見られ始めました。
とりあえずやっておけば良いと思っていた生徒も、残りの日数や冬期講習の授業数を見ながら、どうやってやっていけばミッションクリアができるかを考えるようになってきました。ある程度自主性を重んじた結果が功を奏したように思います。
何のためのものなのかを意識し続けることの大切さ
気を抜くと何のためにやっているのかが、わかりやすい指標に変わってしまうのが子供です。
今回の冬期講習では、講師一同、生徒たちに何のためなのか、目的を常に確認しています。気が緩んだり、休み明けになったりすると、目的を忘れてしまいそうになるので、とにかく何のためのものなのかを意識し続けることが大切なんだということを伝えていこうと思います。