高校生活を終えて大学に進学すると、環境や人間関係、日々の過ごし方が大きく変わります。今回は、大学生活の中でも特に「サークル活動」と「一人暮らし」のエピソードを通じて、高校との違いや大学生活の面白さをお伝えしたいと思います。
部活とサークルの違いとは?
高校までの部活動と、大学に入ってからのサークル活動。この二つは似ているようで、実は大きく異なります。
まず大きな違いは「目的」と「活動レベル」です。私が通っている大学の部活動は、基本的にスポーツ推薦で入ってきた人が中心で、全国レベルで活躍するような本格的な競技者たちが多く在籍しています。そのため、一般入試で入学した私が気軽に参加できるような環境ではありませんでした。
とはいえ、運動は続けたいと思っていたので、もっと自由度の高い「サークル」に参加することに決めました。
バドミントンサークルとの出会い
高校時代に始めたバドミントンが楽しかったので、大学でも続けたいと思い、バドミントンのサークルを探しました。すると驚いたことに、同じ大学内にバドミントンサークルが3つもあったのです。
それぞれのサークルには特色がありました。
1つ目はレベルが非常に高く、いわゆる「部活から逃げた」元選手が集まる本格派のサークル。
2つ目は初心者からある程度経験者まで幅広く集まるバランス型のサークル。
3つ目は完全な初心者が気軽に楽しむことを目的としたサークル。
私は、技術面でも精神面でも無理なく楽しめそうな2つ目のサークルに加入しました。
このサークルはとにかく人数が多く、活動も週1回3時間程度と、無理なく参加できるペース。おかげでたくさんの友達もでき、大学生活の中で大切なつながりを築くことができました。高校時代の部活動とは異なり、強制や上下関係の堅苦しさも少なく、リラックスして活動できるのがサークルの魅力だと感じています。
一人暮らしの友達のエピソード
大学生活には、サークル活動以外にも高校とはまったく違う世界が広がっています。例えば「一人暮らし」をしている友達の話です。
私は実家から通っていますが、周囲には一人暮らしをしている友人が多く、彼らの生活には毎日がハプニングの連続のようです。
たとえば、ガス代はちゃんと支払っているのに、なぜかガスコンロが全く使えず、毎日電子レンジ生活をしている友人。
また、隣人の騒音がひどくて毎晩眠れず、耳栓とアイマスクが手放せないという友人。
電気代を払い忘れてしまい、自宅の電気が止まってしまった結果、大学の空き教室でスマホを充電して帰るというツワモノまでいました。
中には、自分の歌声をパートごとに録音し、それを重ねて合唱を作るという、趣味に全力投球している友人もいます。一人暮らしは大変なことも多いですが、自分で生活を回していく中で、失敗も含めてたくさんの学びがあるようです。
高校とは違う自由と責任
こうした体験を通して感じるのは、大学生活は高校と比べて「自由」が格段に増えるということです。時間の使い方、人間関係の築き方、自分の興味関心にどう向き合うか——そのすべてが自分次第です。
しかし同時に、「責任」もまた大きくなります。サークルの活動一つをとっても、自分で予定を管理し、モチベーションを保つ必要があります。一人暮らしならなおさら、自炊や家事、金銭管理など生活のすべてを自分で行わなければなりません。
それでも、多くの学生がその「自由」と「責任」のバランスの中で成長していく姿を見ると、大学生活は本当に大きな学びの場だと感じます。
最後に
高校生の皆さんにとって、大学はまだ遠い未来のように感じるかもしれません。しかし、大学生活には高校とはまた違った面白さがあり、自分自身を大きく成長させるチャンスがたくさんあります。
部活動からサークルへ、一人暮らしという新たな挑戦、さまざまな人との出会い。どれもが、かけがえのない経験になるはずです。
進路選択をする上でも、こうしたリアルな学生生活の様子を知っておくことは大切だと思います。少しでも参考になれば幸いです。
これからも、自分のやりたいことを見つけ、チャレンジする気持ちを大切にしていきましょう!