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生徒さんの指導について

生徒さんの指導について 保護者の皆さま、いつもあたたかいご理解とご協力をありがとうございます。

 

今日は、これまでの指導の中で私が感じたことを、少しだけ共有させてください。

 

結論から申し上げますと、「生徒を厳しく管理しようとすればするほど、成果は遠のく」ということを実感しています。

 

以前は、スマホの使用や居眠りなど、学習の妨げになりそうなことを厳しく制限し、「こうあるべき」というルールに当てはめようとしていました。

 

しかし、実際にはそのような方法では雰囲気が悪くなり、成績も下がるという結果に繋がってしまいました。生徒たちは、部活動や学校生活を頑張りながら、疲れている中でも塾に来てくれています。

 

その努力にまずは感謝し、尊重することが大切だと気付かされました。

 

ある生徒さんのことです。以前はほとんどの時間、授業中に眠っているように見えることが続き、「寝るために塾に来ているのかな?」と思うほどでした。

 

しかし、よく観察してみると、これは単なる怠けではなく「周囲に努力している姿を見せたくない」「一生懸命やって失敗したときの自分を守りたい」という気持ちの表れだったのです。

 

もし、そうした生徒さんに「寝ていないで真面目にやりなさい」と強く注意してしまえば、かえって心を閉ざしてしまったかもしれません。

 

実際、その生徒さんは、内申表を見れば分かるように、見えないところでしっかり努力しており、学力も着実に伸びていました。

 

私が授業中に「今は休んでいるけれど、実は一番努力しているのは彼です。起きたらぜひ、その勉強の工夫を聞いてみてください」と、皆の前で声をかけたところ、周囲の見る目が変わり、生徒本人の意識にも良い変化が生まれました。

 

「成果が出ている人に学ぶのが一番だよ」と、あえて前向きに特別扱いするような声かけをしたことで、結果としてその生徒の成績は大きく伸びていきました。

 

ある生徒さんは、塾でずっと音楽を聴きながら勉強したり、時折スマートフォンのゲームに手を伸ばしたりしていました。後ろから見ていると、その様子は明らかでした。

 

ただ、その生徒さんはご家庭で非常に厳しく管理されており、塾では少しでもリラックスした時間を過ごしたいという気持ちがあったのだと思います。

 

また、ご両親の期待も大きく、日々プレッシャーを感じながら頑張っていたことが伝わってきました。

 

私は、あえてスマホを触っていることや集中が切れていることを強く指摘しませんでした。なぜなら、そうした中でも少しずつ前に進んでいる様子が見えたからです。 「1ミリでも前進していれば、それで十分。学習の習慣が続くことこそが大切で、過度な制限によって心が折れ、通うこと自体が負担になるより、ずっと良い」と考えました。

 

結果として、その生徒さんは指定した目標の内申を達成し、第一志望の高校に合格しました。 スマートフォンを触っていても、眠っているように見えても、音楽を聴いていても、生徒自身が「今のままではマズい」と本気で感じたときには、ちゃんと行動に移し、成果につなげてくれます。 今は「とにかく塾に来てくれれば、それでいい」とさえ思っています。

 

繰り返しになりますが、私のこれまでの経験では、禁止や制限でガチガチに締めつけるほど、教室の雰囲気は悪くなり、全体の成果も思うようには上がりませんでした。

 

生徒たちは、「苦手なことに取り組もう」と、わざわざ時間を使って塾に来てくれています。

 

そんな中で「あれもダメ」「これもダメ」と制限ばかりされてしまうと、自然と足が遠のいてしまうものです。

やらない生徒さんは、どんなに厳しくしても、どれだけペナルティを与えても、やらないものはやらない。

これは現場にいるからこそ感じる現実です。 実際に、以前の私は「ルールを守らせなければ」と強く思い、毎日のように生徒を叱り続けていた時期がありました。1年近く、毎日厳しく声をかけていましたが、状況は変わりませんでした。 そこで私は思い切って考え方を変えました。 遅刻しても、宿題を忘れても、叱ることは一切やめました。

 

その代わりに、「今日も塾に来てくれてありがとう」「きれいな字を書いてくれてありがとう」「私の生徒でいてくれてありがとう」と、肯定的な言葉をかけ続けました。

 

すると、その生徒さんの成績は徐々に伸び、最終的には第一志望の高校に合格することができました。 私は今、強く感じています。

 

生徒に対して怒りの感情をぶつけてしまった時点で、それは講師としての“負け”なのだと。 一番お子様のことを思い、悩み、心を砕いているのは保護者の皆さまです。そのお気持ちは、私も日々強く感じていますし、深く共感しています。 真剣に向き合っているからこそ、時に感情が溢れてしまうこともあると思います。 ただ、だからこそ、ときには少し引いて「俯瞰する目」を持つことが必要なのかもしれません。

 

「なぜこの行動を取ったのか」「本当に今の対応は正しかったのか」と、冷静に自分自身を見つめ直すことも、時には大切です。 近くで見ているからこそ見えにくくなることも、あるのだと思います。 私自身、この仕事を通して多くのことを生徒から学ばせてもらっています。

 

もっと管理を強め、もっと追い込んでいたら、もっと上の高校に合格できていたかもしれません。

 

ですが、それが本当に良かったのか、今でもわかりません。

 

今、私が心から思うのは—— 「無垢な子どもたちの心を、なんとかして守りたい」 「励ましの温かい光で、その心を満たしてあげたい」 それだけです。 そして、子どもたちの中に眠る可能性を引き出すための工夫こそが、私たち“先生”と呼ばれる人間の本当の役割だと信じています。

 

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