こんにちは!
ヒーローズ第2千歳烏山校です。
成績を伸ばす条件シリーズということでブログを書いていきます。
成績関係で言えば過去にも成績が伸びない生徒の口癖について書いたりしましたが、今度は反対の伸びるの生徒の特徴を書いていこうと思います!
1つの切り口で簡単に表現できるようなものではありませんので、数回に分けてシリーズ化させてみます。
また、タイトルで条件と表現しましたが中々に正確な表現だと思っています。
条件ですので『あったら良いな』ではありません。
ぜひぜひ『無いとダメ』くらいに思ってご覧いただきたいです!
どうぞ最後までお付き合いください。
※塾に通う生徒を想定して書いてありますのでその点だけご容赦ください。
それでは行ってみましょう!
成績を伸ばすための条件1
明確な目標設定
成績を伸ばす生徒の条件一覧
シリーズの全体像が見えてると良いかなと思いますので、最初は条件リストの章にします。
後々リンクにして相互に飛びやすいようにしておきますね。
①明確な目標があり生徒自身が納得している
⑥責任の所在について
⑦できるまでやる
⑥だけ表現が難しく条件っぽくないですが詳しくはその記事のときに書いていきます。
これらの条件を満たして成績アップを実現できる子が少しでも増えると嬉しいです。
さて今回の記事では
明確な目標があり生徒自身が納得している
について扱います。
目標設定をすること自体はどの塾でもほとんどやっていることかなと思います。
集団指導であればレベル別の目標、個別指導であれば生徒ごと目標を相談しつつ決めていくことになります。
ヒーローズであれば入塾時、あるいは定期的な3者面談を通して目標を具体的に決めていきます。
目標設定の具体的なやり方は良い目標・悪い目標の記事で書いたとおりです。
このシリーズは後編もご覧いただけると全体像が分かります。
明確にという表現の意図はリンク先の記事に譲ります。
今回は『実際のところ、どういった目標設定をしているの?』に対して具体例を交えてご紹介していこうと思います。
目標を立てる手順には大きく分けて2パターンあります。
・生徒自身が予め目標を持っているケース
・生徒自身の目標が漠然としているケース
お問い合わせを頂いた段階では漠然としているケースも少なくありません。
『段々と成績が落ちてきていて不安で...』というような入り口の場合ですね。
これは良い悪いではないのでその点はご安心ください。
それぞれの入り口に合わせて目標設定のアプローチの仕方が少し異なるので、具体的に見ていけたらと思います。
最初から明確な目標あり
中学生を例に取って見ていきましょう。
『志望校は◯◯です』が最初から言える子のケースです。
この場合は現状を聞いた上で逆算して『◯年生の◯学期に☆☆という状態を目指そう!』という小目標を塾が提示していきます。
実際の書式は以下のような感じ。
(生徒に合わせて書式は変わります)
===書式サンプル===
【志望校】
◯◯高校 偏差値☆ 内申目安☆
【途中目標】
3年2学期 オール4
3年1学期 オール4(5科400点)
2年学年末 ほぼ4、3は2教科に留める
2年2学期 3と4が半々くらい
2年1学期 オール3に2が3つ※入塾時
===書式サンプル===
2年生の夏ころに入塾してオール4必要な高校を目指すケースです。
客観的な実現可能性も大事なので途中のセーブポイントは生徒だけで決めない方が良いです。
スタートは現状。
ゴールは生徒の希望。
間を埋める手段を塾が一緒に考えて提供する。
こんな関係性です。
スタートもゴールも生徒によりけりですし、それまでの勉強習慣によっても通る道筋は異なります。
良くも悪くも個別指導の塾で作る道筋はその子だけのもの。
疑問や不安があればその場で聞いてみるべし!
次は明確な目標が無いまま塾を検討しているケースについて。
最初は明確な目標なし
比較しやすいようにこちらも中学生のケースで書いてみます。
学年にもよりますがこのケースであれば現状から考えられる近隣の学校説明会に行くことを促します。
『志望校が決まってないのに説明会に行くのは無駄なのでは?』『現段階で学校を選べるような状態では無いので...』と仰るご家庭でも行くように促しています。
これには主に2つの理由があります。
①時期が限定されており機会が意外と少ないこと
②生徒がリアルな情報を得る数少ない場であること
(リアルな情報→行かないと分からない教員や在校生たちの雰囲気のこと)
①について
高校の説明会はほぼ夏~冬しかやっていないのでその他の時期は「説明会待ち」になります。
中3になるまで説明会に無関心な生徒も多いのですが、中3の夏~冬ってシンプルに勉強に時間を割くべきだと思いませんか?
中2の時点で情報収集をして、中3になったら選べるように力を付ける。
説明会が定員になることも頻繁に起こり得ることですので中3になっても行けず仕舞いになるのはもったいないです。(←代替できることがほぼ無い)
②について
こちらは「やる気」に関わる大きな問題です。
知らなければ目標は立てようもありません。
やる気があるから説明会に行くのではなくやる気が無いように見える子ほど説明会に行くべきです。
ただ、残念なことに行ったら誰でも「やる気」になるとは限りません。
そうだとしても、行かなければいつまで待っても「今まで通り」のテンションでしか勉強に向き合わないでしょう。
その背景があるからこそ、よほどの事情がない限り、子どもを引っ張ってでも説明会に連れて行ってほしいと考えています。
さて目標の立て方に話を戻します。
ただ目標が定まるのを待つのはもったいないので、現状から考えられる目標や、やっておいて損は無い目標(英検取得など)からアプローチをしていくことになります。
目標が明確になったときに「選べる」状態を整えておこう!という発想です。
===書式サンプル===
【説明会に行こう!の候補校】
◯◯高校 偏差値☆ 内申目安☆
→バスケ強い(続けるなら筆頭候補?)
△△高校 偏差値☆ 内申目安☆
→自転車圏内のため通学しやすさ◎
▢▢高校 偏差値☆ 内申目安☆
→文化祭が評判。説明会と別で行く。
【英検目標】
準2級 中3の春合格目標
3級 中2の秋合格目標
4級 中2の春合格目標
5級 取得済み
===書式サンプル===
こちらも道筋はその子だけのもの。
英検は定番ですがもちろん定期テストをテーマに掲げる相談をする子もいます。
その子によって気持ちが”ノる”対象が異なりますから、その辺りも踏まえて相談をしていきます。
生徒自身が納得して目指せるのが大切な点は前章と同じです。
まとめ
ちなみに面談で決めたこれらの内容は生徒ごとのファイルに入れていつでも見れるようにしています。
面談を担当した教室長が授業をすることもありますが、教室長以外の講師陣が授業に入ることもあり、それでも決めたテーマに沿って授業を展開できるように印刷して明文化しています。
文章化できる=明確な目標になっている
という目線も兼ねて。
目標を決めたからこその「やる気」「モチベーションアップ」です。
ただそれは形式的に決まっていれば良いわけではありません。
再三ですが生徒自身がその目標を目指すことに納得していることが肝要です。
内容を提案したのが親や塾だったとしても心に決めるのは生徒自身でなければなりません。
生徒が『やってやろうじゃんよ!』となるような適切な目標を提示していくのは塾の役割でもあるのでそこは私が勉強するべきところですね。
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