「自分にはセンスがないから・・・」という人、いませんか?
今回は【センス】とは才能ではなく
対象に対する”正しい知識の蓄積”と”論理的に考え、自らの意思で選ぶという経験の積み重ね”であり、
センスとは「知識」や「理論」であり、努力によって後から身につけるもの。
ということについてお話します。
では実際どのように努力をするべきか、ですが
①知識を集める
まずは情報収集です。
センスの良さを発揮する人というのは、いろいろな対象に興味があって、常に情報を集めています。
服についてまったく知らない人が、素敵なファッションセンスを持っていることはありません。
デザインについての知識がない人に、美しい物は作れません。
世の中で「良い」と言われているものにはどんなものがあるのか?それはなぜ良いと言われているのか?何にでも、基本となるある程度確立されたセオリーというものがあります。まずはそれを知ることがセンスを磨くための第一歩です。
②自分や相手を知る
対象についての知識を集めたら、今後はそれを使う自分自身やターゲットの相手についても知らなければなりません。
例えば、どんなに雑誌の中でお洒落だと思ったコーディネートでも、着ているモデルが金髪に青い瞳、ムキムキの肉体を持った長身の外国人で、片や自分は黒髪黒目、やせ形でひょろっとした体型、身長は高くはない…とかであれば、同じ格好をしても同じようにお洒落に見えるとは限りません。
また、友人とのバーベキューにかっちりしたスーツで来る人はいませんよね?または、大事な商談のシーンで遊び心を効かせた奇抜なスーツを着る人は?これも適しているとは言えません。
これらの例はちょっと極端ですが、自分自身は客観的に見てどういう人間なのか、どういうシーンで、相手は自分に何を求めているのか。こういうことをより細かい部分まで考えて、最適なものを選べる人が”センスが良い人”と呼ばれるのです。
③自分で考えて選ぶ訓練をする
知識や論理を蓄積したら、すぐに抜群のセンスを発揮できるかというと、残念ながらそうは行きません。
筋力をつけるには正しいエネルギー補給をしてトレーニングをする必要があるように、センスという能力を磨くにも訓練が必要です。
自分のことを「センスがない」と思い込んでいる人は、その自信のなさから自分の頭で考えて判断するということを避けて、いい加減なもので済ませたり、他人の言うことをそのまま受け入れたりしてしまいます。これでは自分で考えて選ぶという機会が全くなく、センスが磨かれることもありません。
筋力が使わないとどんどん衰えていくように、そのままにしているといつのまにか「センス悪い奴」という人間から抜け出せなくなってしまいます。
以上、センスの磨き方についてでした。
ちなみに、私もセンスがないと嘆くタイプでした。(笑)