・受験生のメンタルがボロボロになってしまう原因
・親が今すぐできるメンタルケア
・本番直前で効果を発揮するメンタルケア
この記事の著者:ヒーローズ東郷校の先生東郷町の個別指導塾ヒーローズ東郷校の先生。誰にでもわかるように、そして今日から実践したくなるよう勉強法から伝え、一生役に立つ学習習慣が身につく指導を心がけています。
ヒーローズ東郷校について
「模試では合格圏内なのに、本番はいつもの力が発揮できないかもしれない」
「テスト本番になると、いつもはできている問題も間違えてしまう」

中学受験・高校受験を控えたお子さんを持つ親御さんの中には、
こんな悩みを持つ方も少なくないのではないでしょうか。
実際に塾に通っている生徒の中にも
同様の不安を抱えるケースは決して珍しくありません。
本当はもっとできるはずなのに…
わが子が本番で失敗してしまうことを考えると
不安でたまらないですよね。
では、どうすれば本番に強い心を作れるのでしょうか?
この記事では
・なぜ受験生のメンタルがボロボロになってしまうのか
・なぜ模試ではできるのに本番で力が出せないのか
・親が今すぐできる、現実的なメンタルケア
についてお話をしていきます。
本番で力が発揮できないのは多くの場合、
学力不足ではなくメンタル面に問題があります。
そこで、メンタルについて知ることで、
受験前の不安を解消してもらいたいと考えています。
最後までしっかり読んで実践してみてください。
目次
1. 受験生のメンタルがボロボロになるのは「普通」のこと
まずお伝えしたいのは、
受験期にメンタルが不安定になること自体は、ごく自然なことだという点です。
どうして不安になるのか、その理由を知っていきましょう。
●模試と本番では「心にかかる負荷」がまったく違う
模試はあくまで「練習」、
一方、受験本番は、
・合否が決まる
・将来が左右される
・周囲の期待を一身に背負う
という、強いプレッシャーの中で行われます。
同じ問題でも、置かれる状況が違えば、
心の負荷はとても大きいものになってしまいます。
●合格圏内の子ほどプレッシャーを感じやすい
意外かもしれませんが、
・模試で合格圏内
・実力がある
・真面目で責任感が強い
こうしたお子さんほど、
「落ちたらどうしよう」
「期待を裏切れない」
という思いが強くなり、
メンタルが崩れてしまう傾向があります。
塾に通っているお子さんについても同様です。
普段から真面目に勉強していて、優等生。
一見すると全く問題がないように見えるお子さんほど
話をしてみると、人知れず大きな不安を抱えていたりします。
「先生、もし受からなかったら…そう考えると不安でたまらないです」
「志望校のレベルを少し下げようと思っています…」
一体、どうしたら、
この強いプレッシャーの中で本来の力を発揮することができるのでしょうか。
そのためにも
まずはメンタルが不安定になる原因について知っていきましょう-。
2. なぜメンタルがボロボロになるのか?4つの主な原因
●原因① 失敗できないという思い込み
「一回の失敗で全てが終わる」
そう感じてしまうと、頭は一気に緊張状態になります。
その結果、
いつもなら解ける問題なのに解けない
簡単なミスを繰り返してしまう
といった状態に陥りやすくなります。
●原因② 親や周囲の期待を強く感じ取っている
親が直接プレッシャーをかけていなくても、
・表情
・声のトーン
・会話の雰囲気
から、子どもは敏感に期待を感じ取っているものです。
「応援しているつもり」が、
無意識のうちに重荷になっていることも少なくありません。
●原因③ 結果ばかりに意識が向いてしまう
受験が近づくほど、
・合格か不合格か
・点数が取れるか
といった結果にばかり意識が集中してしまいます。
しかし、本番で力を発揮するために必要なのは、
「結果を考えること」ではなく、
目の前の問題に集中すること。
塾の中でも試験が近づけば様子が変わってしまうお子さんがいらっしゃいます。
「先生、本当に受かるかな?」
「やっぱり志望校下げたほうがいいかな?」
不安な気持ちはわかります。
でも、意識を向けてほしいのは
試験前であろうと目の前の問題なんですよね。
ですから、塾では
日ごろから生徒のメンタルにまで気を配っています。
●原因④ 不安や弱音を吐ける場所がない
「弱いと思われたくない」
「心配をかけたくない」
そう思って、不安を溜め込んでしまう子も多くいます。
不安を言葉にできない状態が続くと、
心はどんどん追い込まれてしまいます。
そんな時、必要なのは
安心して不安や弱音を吐きだせる場所です。
その場所がないということが
お子さんにとっては大きな負荷につながってしまうんですね。
以上のように
受験生は大人が想像する以上に
たくさんのプレッシャーにさらされています。
まずはそのことを理解してあげてください。
親御さんが理解してあげることが、安心への第一歩へとつながります。
3. メンタルが崩れると本番で何が起こるのか
受験本番では、
メンタルの状態がそのまま試験中の行動に表れます。
つまり、心が強い緊張状態にあると、
普段の力を出す前に思考や判断が乱れてしまうんです。
具体的にどんな行動に表れるのでしょうか
●頭が真っ白になり、思考が停止する。
まず起こりやすいのが、
頭が真っ白になり、考えが進まなくなる状態で、
問題文を読んでいるのに内容が頭に入らず、
「何を聞かれているのか分からない」
と感じてしまうことがあります。
●普段ならしないケアレスミスが増える
次に、ケアレスミスが増える傾向があります。
計算ミスや読み間違いなど、
落ち着いていれば防げるミスが続いて、
それがさらに焦りを生んでしまいます。
●時間配分がうまくいかなくなる
また、時間配分が乱れることも少なくありません。
一つの問題にこだわりすぎたり、
逆に焦って飛ばしすぎたりして、
解けたはずの問題に十分な時間を使えなくなってしまうのです。
こうしたことが重なると、
試験が終わった後に
「いつもならできたのに…」
と強い後悔ばかりが残ってしまいます。
これは実力が足りなかったわけではありません。
本来持っている力を発揮する前に
試験が終わってしまったのです。
だからこそ受験では、
学力対策と同じくらい、
本番で力を出すための心の準備が鍵を握ります。
ヒーローズ東郷校でも
心の準備に取り組み始めたお子さんが
急に成績を伸ばし始めることが少なくありません。
例えば、それまで表情が常に硬く、どこか追い詰められた子がいました。
しかし、お母さんが結果ではなく「日々の勉強」を認めて言葉にするようになると
その子の表情はみるみるやわらぎ、
驚くほど楽しそうに勉強するようになっていったのです。
気持ちが整い、本来のその子らしさを取り戻した結果、
成績も自然とついてくるようになりました。
本来持っている力を
後悔が残ることなく発揮することができる。
これって、本当に素晴らしいことですし
実際に、とてもうれしいことですよね。
だから、モチベーションもあがって
どんどん成績があがっていくことになります。
では、いよいよ、
具体的なメンタルケアについて学んでいきましょう。
4. 親が今すぐできるメンタルケア【基本編】
① 結果ではなく「取り組み」を言葉にする

ついつい、
「何点取れそう?」
「合格できそう?」
と結果に目を向けた質問をしてしまいがちですが、
こうした声かけは、
知らず知らずのうちにプレッシャーになってしまうことがあります。
それよりも、
「毎日コツコツ頑張ってるね」
「ここまでよく積み重ねてきたね」
といった、行動や姿勢を認める言葉が、
お子さんの安心感につながります。
安心できると、
子ども自身も「自分はこれだけのことをやってきた」
と行動を肯定できるようになり、
本番でも「これだけやったんだから大丈夫」
と思えるようになります。
これだけやったんだから大丈夫
こう思えることってものすごく心強いんですね
塾の中でも
これまでやってきたことを認められるようになって
大きく成長する生徒がたくさんいらっしゃいます。
② 不安を否定せず、そのまま受け止める
「大丈夫だから」
「気にしすぎだよ」
という言葉は、励ましのつもりでも、
子どもにとっては「分かってもらえない」
と感じる原因になってしまうことがあります。
まずは、
「不安になるよね」
「それだけ真剣なんだよね」
と、気持ちをそのまま受け止めてあげてください。
受け止めてもらえるだけで、
子どもは少しずつ落ち着きを取り戻していきます。
落ち着きを取り戻すことができれば、
不安でいっぱいだったお子さんも
自ずと目の前のことに意識を向けられるようになります。
③ 家庭を“安心できる場所”にする
学校や塾で常に緊張している分、
家では受験から少し離れられる時間を作ってあげられると
子どもは緊張から解放されます。
・受験の話をしない時間をつくる
・いつも通りの会話を心がける
家庭が「安心できる場所」であることが、
メンタルの回復につながります。
ぜひ、お子さんにとっての
安心できる時間と空間をつくってあげてください。
努力と同じくらい、休息も大切な準備の一つです。
ヒーローズ東郷校でも
勉強以外のコミュニケーションを大切にしています。
授業の合間の休憩時間では
・勉強とは関係のない話もしたり
・ちょっと違った角度から勉強について考えてみたり
そういった一見関係なさそうな話をすることで
気持ちや表情が和らいでいくことがあります。
そうして和らいだ後の学習は
いつも以上にやる気に満ちているものです。
5. 本番直前に効果絶大!【実践編】
受験本番が近づくと、
これまで落ち着いていた子でも、急に不安が強くなることがあります。
この時期に大切なのは、
新しいことを増やすよりも、心を乱さない関わり方を意識することです。
① 本番を特別な日にしすぎない
本番を
「人生最大のイベント」
「絶対に失敗できない一日」
として意識しすぎると、緊張は一気に高まります。
そこで意識したいのが、
できるだけ“いつも通り”に近づけること。
・いつもと同じ時間帯に起きて
・いつもと同じように準備をして
・いつもと同じように朝を過ごす
「本番だから特別」ではなく、
「いつもの延長」と感じられることが、本番の安心につながります。
② 親自身が落ち着くことを意識する
本番が近づくほど、
親の方が不安になってしまうのは自然なことです。
ただ、その不安は言葉にしなくても、
表情や雰囲気から子どもに伝わってしまいます。
「大丈夫かな…」という気持ちは、
親が心の中で受け止め、
できるだけ落ち着いた態度で接していきましょう。
実はそれが、最大のサポートになります。
③ 声かけは短く、シンプルに
本番直前は、
長い励ましや説明は必要ありません。
この時期は、
「いつも通りでいいよ」
「やってきたことを出しておいで」
といった、短くて分かりやすい一言が効果的です。
余計な情報を与えず、
「信じている」という気持ちだけを伝えることで、
子どもの心は少し軽くなります。
6. 経験談:合格を分けたのは当日の朝の「空気感」だった
これは、私が受験生だった頃の経験です。
当時、私は
実力的に「適正レベル」と考えていた本命校とは別に、
一校だけ挑戦校を受験しました。
日程は、挑戦校が先で、本命校がその後。
挑戦校の受験当日の朝は、
母からも
「受かったらラッキーくらいの気持ちで行っておいで」
と言われ、とても気楽な雰囲気でした。
朝ごはんもいつも通り。
特別なことは何もせず、普段と変わらない朝の流れで会場へ向かいました。
その結果、ほとんど緊張することなく、
落ち着いて受験を終えることができたのです。
一方で、本命校の受験前は空気が違いました。
「忘れ物ない?」
「ちゃんとやってきたことは復習した?」
「今から少しでもやったら、それが出るかもしれないよ」
「後悔しないように、やれることはやりなさい」
「ちゃんと見直しなさいよ」
「絶対受かってね」
今振り返れば、これらはすべて
心配してくれていたからこその言葉だったと思います。
ただ、その朝は
いつもより明らかに緊張感のあるスタートで、
私は強いプレッシャーを感じたまま会場へ向かいました。
その結果、
挑戦校は合格し、
本命校は不合格でした。
この経験からわかったことは、
「特別な日」をつくりすぎると、心は必要以上に緊張してしまう
ということです。
実力が変わったわけではなく、
違ったのは「心の状態」。
だからこそ、受験本番では、
できるだけいつも通りの朝を過ごしてあげることが
お子さんにとっても大きな支えになるのだと思っています。
7. まとめ:信じて、いつも通りに見送る

ここまで、受験生のメンタルが不安定になる理由や、
そのケアについてお伝えしてきました。
「本番で力が発揮できない」という不安の正体は、
学力不足ではなく、
「失敗できない」「期待に応えなければ」という、
お子さん自身の真面目さからくるプレッシャーです。
親としてできる最大のサポート。
それは、特別なアドバイスをすることでも、
必死に励ますことでもありません。
「この子は大丈夫」と信じ、
日常という“最高の安心”を保ち続けることです。
私の経験からも言えることは、
「いつも通りの朝」に勝るメンタルケアはない、ということです。
受験当日の朝。
「忘れ物はない?」「絶対受かってね」という言葉を少しだけ飲み込んで、
「いってらっしゃい。いつも通りでいいよ」
と、笑顔で送り出してあげましょう。
その一言が、受験生のお子さんにとって、何よりも心強いお守りになります。
最高の結果ではなく、
「最高の、いつも通りの力」が出せることを心から応援しています。
ヒーローズ東郷校へのお問い合わせ
公式LINEならいつでもお問い合わせ可能!
※お友達追加後は『HPを見ました』とチャットをお願いします。
教室直通:0561-39-0689
〈平日〉13時30分~22時
〈土曜〉11時30分~20時(※開校日のみ)
総合受付:0120-17-8989
〈平日〉10時~19時
ヒーローズ東郷校へのアクセスはこちら!
教室長からのメッセージはこちら!















