・お子さんのやる気をアップさせる声のかけ方
・なぜ親の声掛けが子どものやる気を左右するのか
・家庭で今日からはじめられる3つのこと
この記事の著者:ヒーローズ東郷校の先生東郷町の個別指導塾ヒーローズ東郷校の先生。誰にでもわかるように、そして今日から実践したくなるよう勉強法から伝え、一生役に立つ学習習慣が身につく指導を心がけています。
ヒーローズ東郷校について
目次
1. 子どもが勉強しないのは「やる気がない」のではなく「やれない状態」にある
「いつになったらやる気を出してくれるの?」
「全然やる気がないように見えるんだけど…」
そう感じたとしても、実は多くの子どもは “やりたくてもやれない状態” にあります。
どうしてやりたくてもやれない状態になってしまうのでしょう。
そこには、理由があるんです。
● 小学生が「やれない」理由
・集中力が続かない
・どこから始めたらいいのか分からない
・分からない問題があると不安で止まってしまう
このように小学生がやりたくてもやれないのは、決して怠けているからではありません。
小学生の脳はまだ成長途中で、大人のように『やろう』と思ったことを行動に移すのが難しい時期です。
だから、勉強のきっかけをつかめず、立ち止まってしまうことがよくあります。
● 中学生が「やれない」理由
・自信をなくしている
・勉強のやり方が分からない
・反抗心が強く、素直に始められない
このように中学生がやりたくてもやれないのは、「やる気がない」からではありません。
中学生は心が大人に近づく時期ですが、行動をまとめる力はまだ育ち途中です。
そのため、やる気があっても一歩目が踏み出せないことがあります。
● 理由がわかると声掛けが変わる
子どもは、理由があって動けないだけ。
それが理解できると、親の声掛けは大きく変わります。
「どうしてやらないの?」と責める言葉ではなく、
「どうしたら始めやすいかな?」と寄り添う言葉が自然と出てくるようになるからです。
つまり、怒るのではなく、
子どもが“最初の一歩”を踏み出せるように、
勉強のきっかけをそっと与えてあげる声掛けができるようになります。
ここまでで、親の声掛けが子どものやる気に大きく関わっていることが、少しずつ見えてきたのではないでしょうか。
次は、その理由を踏まえて考えていきましょう。
2. 親の「声掛け」で子どものやる気が変わる
子どものやる気を大きく左右しているもの──
それが、親の言葉がつくる “自己効力感(できる感)” です。
自己効力感とは、
「自分にもできそう」
「やってみても大丈夫そう」
と感じられる気持ちのこと。
この“できる感”があるかどうかで、子どもが行動を起こせるかどうかは大きく変わります。
● 言葉ひとつで行動が変わる
たとえば、こんな声掛け。
「どうせできないでしょ?」
→ 「できる気がしない」 と思い、行動が止まってしまいます。
「きっとできるよ」
→ 「できるかもしれない」 と思えて、行動をはじめられます。
子どもは、大人以上に
かけた言葉をそのまま自己評価として受け取るため、親の声掛けはとても強い影響力をもっています。
● 年齢に合った声掛けで、子どもは自然と動き出す
子どもの年齢に合った声掛けをすることで、
「やらなきゃ…」ではなく、
「やってみようかな」という気持ちが自然と引き出されます。
小学生には…
感情とつながる言葉が効果的です。
(例:「ここまでできたね!すごいよ」「一緒にちょっとやってみよっか」)
中学生には…
自立心を尊重する言葉が響きます。
(例:「どれからやると進めやすいと思う?」「5分だけやってみたらどう?」)
● 親の言葉は、子どもの行動を動かす“スイッチそのもの”
このように、親の言葉は
子どもの「できる感」をつくり、やる気を大きく左右します。
だからこそ、
年齢や気持ちに合った言葉で声をかけてあげることが、
子どもが勉強に向かうための大切な一歩になるのです。
3. 勉強しない小学生・中学生がやる気になる言葉10選
さて、実際にどんな言葉でお子さんのやる気を引き出したらよいのでしょうか。
ここでは、すぐに使える言葉と理由、そしてNG例をわかりやすく紹介しますね!
1.「ここまでできたね!」
NG:なんでこんな点数なの?
OK:ここ、よく頑張ったね。
努力・過程を認めることで「次もやってみよう」という気持ちが生まれます。
2.「どこからやりたい?」
NG:早く勉強しなさい!
OK:今日はどこから始める?
選ばせると主体性が生まれ、“やらされてる感”が減るので、動きやすくなります。
3.「まずは5分だけやってみようか」
NG:全部終わるまで遊んじゃだめ!
OK:5分だけやってみようか
はじめのハードルを低くすると、最初の一歩が踏み出しやすくなります。
4.「間違えても大丈夫。それが成長の第一歩!」
NG:なんでこんなところで間違えるの?
OK:失敗してもいいよ
間違いを安心して受け止めてもらえる環境があると、勉強のハードルが下がって、やる気が自然と戻ってきます。
5.「わからないところ、一緒に考えてみよう」
OK:どこが分からないか、一緒に見つけよう
問題が整理されるだけで子どもは安心し、取り組みやすくなります。
6.「前より成長してるね」
NG:お姉ちゃんはもっとできてたよ
OK:ここ、できるようになってきたね
他人ではなく“過去の自分”と比べてあげることで、自然とやる気がわいてきます。
7.「頑張ってること、ちゃんと気づいてるよ」
NG:もっと頑張らないとだめでしょ
OK:漢字、がんばってるね
頑張っていることを認めてあげることで心が前向きになり、行動につながります。
8.「どうしたらやりやすいと思う?」
NG:こうやって解きなさい!言うこと聞きなさい!
OK:どうしたらうまく解けるかな?
自分で考え、決めることによって、主体的に勉強に向かうようになります。
9.「終わったら一緒に休憩しよう」
NG:勉強終わるまで遊んじゃダメ!
OK:この3問が終わったら好きなことやろうか
小さなごほうびが、行動のきっかけになります。
10.「やってみようとする気持ちが大事だよ」
OK:難しい問題だけど、やってみたんだね
結果よりも「やろうとした気持ち」を認めることで、挑戦できるようになります。
ヒーローズ東郷校でも、以上のような生徒さんの努力・過程を認めてあげる声掛けや
最初の一歩で背中をひと押ししてあげる声掛け、主体性を促す声掛けをしていくことで
生徒さんはみんな、自立学習ができるようになっていきます。
自立学習とは、自分でできることは自分でできるようになる学習のこと。
まさに、やる気になった結果と言えそうですね!
おすすめなので、ぜひ使ってみてください!
4. 息子が変わったきっかけ
──声掛けを変えたことで起きた小さな変化
私の息子も、宿題の前で寝転んで動かない時期がありました。
怒っても逆効果、むしろだまりこむばかりで、いつまでも宿題が終わらない毎日でした。
そこで、声のかけ方を少し変えてみました。
「ここまでできたね」
「まずは5分だけやろう」
今の息子を認める言葉を意識して、
勉強のハードルが少しでも低く感じられるような言葉を使うよう心掛けたんです。
すると、少しずつ変化が感じられるようになってきました。
ある日、自分から机に向かって、算数の問題を解いていた。
「ここが分からない」から教えて、と自分から言うようになった。
そんな場面が少しずつ増えて、
いつしか楽しそうに勉強する息子の表情も見ることができるようになりました。
息子が勉強しなかったのは、私自身の声掛けにも問題があったんだと、今では感じています。
子どもは決して、勉強をしたくないわけではありません。
勉強をするきっかけを見いだせず、やれない状態にあっただけだったのです。
5. 今日から家庭でできる3つの行動
忙しい日でも、今日から始められる“ちょっとした工夫”があります。
どれも時間はほとんどかからず、続けやすいものばかりです。
どれか一つだけでも大丈夫です。
できそうなものから試してみてください。
1. 子どもの「できている部分」を1つ伝える
勉強の結果よりも、まずは “行動” や “姿勢” を認めることが大切!
「机に向かうことができてえらいね」
「ここ、きれいに書けてるね」
たった一言で子どもの心は軽くなり、「またやってみよう」という気持ちが自然と生まれます。
2. 勉強の時間や内容を子どもに選ばせる
「やらされている」状態だと、どうしてもやる気は下がってしまいます。
ですが、「自分で決めた」 ことには行動しやすくなります。
「算数と国語、どっちからやろうか?」
「今日は何時から始める?」
小さな選択であっても、自分で決めたという感覚がやる気につながります。
3. まずは5分だけ一緒に取り組む
最初の一歩が一番重いので、そこを一緒に取り組んでみるのもおすすめです。
「一緒に単語覚えてみようか」
「その問題、一緒にやってみようか」
短い時間でも、始めてしまえばそのまま勉強できたりします。
さらに、その成功体験が、次のやる気の材料になるんです。
このようにちょっとしたことでも、お子さんの気持ちは前向きになり、
「自分でもできるかもしれない」と思えるきっかけとなります。
親の小さな声掛けや関わり方が、お子さんの大きな成長につながります。
ぜひ、今日からはじめてみてください。
まとめ:親が変わると、子どもは動き出す
子どもが勉強しないとき、
つい「やる気がないから」「怠けているから」と思ってしまいがちですが、
実は多くの場合、やりたくてもやれない状態にあるだけです。
そして、その状態から一歩踏み出せるかどうかは、
親の声掛けひとつで大きく変わります。
声掛けは、特別な才能や知識が必要なものではありません。
今日から、今この瞬間から、誰でも変えられる小さな習慣です。
親が「叱る人」から「そばで見守り、支える人」に変わると、
子どもは安心し、「やってみようかな」と自分から動き出せるようになります。
完璧を目指さなくて大丈夫です。
あなたの温かい一言が、
お子さんの背中をそっと押すきっかけになります。
できそうなところから、
少しずつ始めてみてくださいね。
ヒーローズ東郷校へのお問い合わせ
公式LINEならいつでもお問い合わせ可能!
※お友達追加後は『HPを見ました』とチャットをお願いします。
教室直通:0561-39-0689
〈平日〉13時30分~22時
〈土曜〉11時30分~20時(※開校日のみ)
総合受付:0120-17-8989
〈平日〉10時~19時
ヒーローズ東郷校へのアクセスはこちら!
教室長からのメッセージはこちら!


















