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2024.04.22 ブログ

高校3年生・・・GWはどうですか!? 大学受験に向けて5月の大切な事とは

こんにちは!個別指導学院ヒーローズ参野校です。

早くも4月が終盤となりました。地域では浜松まつりのラッパやお囃子の練習が続き、生徒さんも参加するので練習に励んでいる姿が見られます。

コロナで大変だった数年前から大きく変わり、ようやくいつもの・・・といったところでしょうか!

 

さて、今回は高校生~大学受験について書かせていただこうと思います。


昨年は本校から二名の大学受験生が巣立ちました。

両名とも長らく本校に通い、高校受検~大学受験(推薦~一般試験)を対応。

一名は都内私大(医療系)へ進学、一名は県内国立大学へ進学し、現在は本校の講師として後進育成にお力をお借りしております。

特に一般学力試験(共通テスト~各大学独自試験)まで行う中で、「年間の計画と修正が本当に大事なものである」と、受験生たちに伝え続けたものでした。

頭じゃわかってるけど・・・ではいけません。そこから計画的な行動をとらなくてはなりません。

今回はこの4月~GWに意識すべきことをまとめさせていただきました。

これまで、「模試は散々でした」「進学先が決まっていない」「学力試験は不安なので、推薦で」という方はぜひお読みいただければと思います。

 

①4月末~GWに意識するべきこと・・・・大手予備校模試で現実を見ることになります!

このGWを境に大手予備校の模試が姿を変えてきます。

それは「受験を想定した科目数と出題範囲」と「浪人生の合流」そして「ドッキング判定」です。

これまでの模試は浪人生が参加しておらず、いわば同級生たちだけの模試でした。

しかし、このGWから浪人生たちが参加し始めます。これは偏差値が大きく変わることを示しています。


また、受験を想定した科目選びをしていくので同時に試験科目数や範囲が多くなります。


これは本番を想定し、徐々に上げていくシステムではありますが、現役生はそのことを知りません。


結果として、一気に偏差値が下がってしまう、出来ない問題が増える・・・などが想定され、また、全国的に見てもそのような学生さんが多くいます。


また、私立大学でも共通テスト利用をする方もいるため、マーク模試・記述模試と両方を受ける形となるでしょう。

同時期には、学校では授業の難易度が上がったり、受験対策授業に切り替わるなど、受験モードに切り替わる学校の授業に乗っていくことも大変になるでしょう。

 


 ・やるべきこと・・・「苦手教科の把握と対策の具体的な計画」「”ここから夏までの自分”と”夏休みの自分”を想像させる」


 このGW前後の模試にて、これまでの勉強スタイルや模試の考え方・捉え方によっては結果に大きな差が生じます

 しかし、ここが「高3・大学受験生」のスタートであり、長い一年の船出です。過度な心配は必要ありません。

 まずはこれまでの模試結果で「苦手をしっかり把握すること」「問題分析力を上げる」と「夏休みまで・夏休み中の二段階計画をたてること」が大切です。

 苦手というのも、意識下ではなく、模試やテストの結果から「基礎基本問題の正答率・応用問題の正答率」を見て、「基礎問題はできているか否か」で判断する必要があります

 

 こういった苦手教科にはほかの教科とはくらべものにならないくらい時間を掛けなくてはなりません。

 状況によっては、中学レベル~高1~2の内容の復習をしなければならないかもしれません。

 「夏休みまでにすること」と「夏休みにすること」の計画をたてておかないと闇雲に学習することとなり、非常に効率が悪く、そして結果に繋がりません。

 このGW前後での計画立てはこの先の道なりを大きく変えるといっても過言ではありません。

 

 ・具体的な計画・・・とは?

 計画を立てる上で「やること」と「目標」と「目的」は全く違います

 例えば、「問題集を3周やる!」と目標とします。しかし、目的は何でしょう?

 そこには「基本的な知識を復習し、理解していく → 応用問題で使えるようにする」という目的がなければなりません

 なんの為に勉強するのか、なぜその単元の問題をやるのか、としっかりと目的を考えて取り組む必要があります。

 

 

 ・GW~夏休みまで・・・と、夏休みに入ってから・・・のおすすめなやること

 GW~夏休みまでに・・・

 「学校の問題集を見直してやる単元リストをつくる」「単語帳の〇〇ページまで暗記する」「苦手な単元の基礎問題を復習する・中学レベルからやりなおす!」・・・

 と、特に苦手単元や基礎問題など基礎力を固める学習と、単語や用語など暗記して覚え、コツコツと積み上げる継続の必要な学習の二点を計画しましょう。

 同時に自分にあった問題集や単語帳などを探したりノートの取り方や自身の学習法はどうか振り返るなど、夏はとにかく「やったことはすべて覚える!だけに専念できる」環境づくりを行いましょう。

 学校の授業も忘れてはいけません。演習教科や難易度が上がってきている教科もあります。その授業のための予習・復習の傍らで行うこととなりますので、夏休みのための行動と意識しましょう。

 

 夏休みからは・・・上記のやってきたことをアップデートしていきます。

 「学校の問題集を見直してやる単元リストをつくる」 → そのリストを実行、またリストを修正しながら実行・・・と継続しましょう

 「単語帳の〇〇ページまで暗記する」 → 長文や文章問題中でその意味や用法を思い出せるか、暗記した分だけ思い出せるか を意識しながら問題に取り組みましょう

 「苦手な単元の基礎問題を復習する・中学レベルからやりなおす!」 → 基礎問題レベルでできるようになっているか?応用問題の中で同じことをしてる点を探す、など 意識しましょう

 

 さあ夏休みからの内容はどうでしょう? やってきたことをアップデートしていくことで「自身の成長を感じる」はずです。

 問題を取り組むなかで、自身の成長を感じることが最もモチベーションの活力となることを実感するはずです。

 そういった経験を経て、これからの受験対策の質を上げていく・・・そのスタートなのです!

 

 ・受験科目数は少ないから、計画もなにもしなくていい!派の方へ

 「私大だから教科は少なくていい!得意教科しかやらなくていい」という方も、注意が必要です。

 今後、受験レベルの問題にあたっていくなかで、大学の課す独自入試問題には学校ごとの特色があります。

 (既に志望校の過去数年分の過去問を解いた方は別ですが・・・)

 入試問題の出題意図・傾向を把握して対策を行っていくということは、問題の分析を行う必要があります。

 模試はオールマイティに必要とされる知識や技能でありクセがありません。

 しかし、入試問題は何をすればよいのかわかりずらいものもあり、隠れた条件や重箱の隅を楊枝でほじくることも必要となります。

 厳しいことを書くならば、模試の地点で出題意図や求められる知識技能に気付けないのであれば・・・試験本番は問題に振り回されてしまいます。

  過去問に取り組む、応用問題やもっと難しい問題や上位校過去問にチャレンジする、など、もっともっと上を目指すことを意識しましょう。

 

 

 ちなみに、我々もその場合には過去問を見て傾向分析を行います。

 しかし、受験生がその分析ができることが最も望ましく、本校の生徒には必ず分析させ対策の計画を作ってもらいます。

 それを私や講師のチェックを行い、その方針計画が大きく反れていないか、テキストルートや修正点についてしっかりアドバイスさせていただきます。


 目標を立て、具体的になにをするか・・・社会人でも求められますね。

 

 

②推薦だから関係ない! は本当に大丈夫?(指定校推薦は除きます!)

現状、全国の現役生大学進学者の半数は推薦入試や総合力入試(旧AO入試)等を利用しております。

また、進学校では「推薦入試を使わせない」ということも言われており、意見は様々です。

現実的に受け止めるなら『志望校に行ければいい』というのが私の本音です。


推薦入試を「学力試験を避ける道」という意識である場合は、本当に注意が必要です

理由は二点あります。

一点目は「夏休みの大半を書類審査の為に費やす→いつ勉強するの?」というタイムマネジメントです。

夏休みは多くの学生が一般試験に向けて多くの時間を復習と受験対策に費やします。

2学期以降は学校でも受験対策に切り替わるため、基本的な知識を復習しながら受験対策問題を行っていくのは非常に大変です。

基礎基本の復習は多くの時間がかかります。市販の本でも「〇〇時間で終わる」という問題集はありますが、一回やっただけで覚えて自由に使えるまでにはその何倍もの時間を必要とします。

その貴重な時間の中で、書類審査のための推敲、自身と向き合い将来を考える時間を割くには計画を立てると共に実行していかなくてはなりません。

ハッキリ言って、時間は少ないです!間に合わなくなる可能性もあるのです。

そういった意味でも、タイムマネジメントは大切なものとなります。

 

二点目は「推薦入試で万が一残念な結果になった場合を想定しているか」・・・リスクマネジメントとメンタルフォローです。

推薦入試は一般試験に比べ定員を少なく設定していますので、同時に競争率や倍率が高くなります。

 また、全国から同じ高い思いを持った受験生が集まります。

自身の将来への考えや、そのために多くの経歴を持っている者たちです。激しい競争であることがわかります。

もし、万が一、残念な結果になった場合、一般試験までの長い道のりになることや志望校を変えることも想定しなくてはなりません。

その際に・・・「推薦で落ちちゃった・・・もうだめだ」と、メンタル面で落ち込んでしまう可能性もあります。

そして、そのことを生徒にお話ししても「わかってる」つもりになっているので、意識は薄いことがほとんどです。

チャンスが増えることには間違いありませんが、その課せられるものが違う場合はメンタル面でのバランスを取る必要があります。


第一志望を決めたならば、推薦であろうと、一般試験であろうと合格するつもりでやっていただきたいと思います。

 

③最後に

我々としては、生徒さんが希望した進路や夢に向かい、力強く歩んでくれることが最も幸せであると考えております。

その望むものが高ければ高いほど、そこに課せられるものも大きくなります。

巣立っていった元生徒たちも、その目の先に夢を見続けていることだと願うばかりです。

 

 

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