学校ワークは1回終わらせただけでは、テスト対策として十分でないことがあります。1周目・2周目・テスト直前で何をすべきか、点数につながるワークの使い方をヒーローズ志都呂校が解説します。
★「学校ワーク終わった!」……本当に終わりですか?
定期テスト前になると、生徒さんからよく聞く言葉があります。
「数学ワーク終わりました!」
「英語も全部やりました!」
「提出物、もう大丈夫です!」
それ自体は素晴らしいことです。
学校ワークを早めに終わらせられているなら、テスト対策として良いスタートを切れています。
ただ、ここで一つ確認したいことがあります。
そのワーク、もう一度同じ問題が出ても解けますか?
1回解いた。
丸つけをした。
間違えたところに赤ペンで答えを書いた。
そして、
「はい!ワーク終了!」
となっている場合は少し注意が必要です。
学校ワークは、
「全部のページを埋めるもの」ではなく、「できない問題をできるようにするもの」
として使うと、テスト対策としての効果が大きく変わります。
◆1周目の目的は「全部正解すること」ではありません
学校ワークを最初に解くとき、
「間違えたくない」
と思う生徒さんは多いです。
そのため、分からない問題があるとすぐ答えを見る。
答えを見ながら書く。
全部○になって、
「できた!」
となることがあります。
でも、これでは
自分がどこを分かっていないのか
が見えなくなってしまいます。
1周目の目的は、
弱点を探すこと
です。
だから、間違えても大丈夫です。
むしろ、
「ここが分からない!」
と見つかった方が、テスト前には役立ちます。
◆おすすめは「○・△・×」をつけること
ワークを解いたら、問題ごとに印をつけてみましょう。
○
自力でできた
△
できたけれど少し不安
ヒントを見た
時間がかかった
×
分からなかった
間違えた
この3つに分けておくと、2周目がとても楽になります。
次に全部やる必要はありません。
△と×だけをもう一度解けばいい
からです。
これなら時間もかなり節約できます。
◆「答えを写して直した」は解き直しではありません
これはテスト前によくある場面です。
問題を間違える。
解答を見る。
赤ペンで正しい答えを書く。
そして、
「直しました!」
となる。
でも、
正しい答えを書いたことと、自分で解けるようになったことは別です。
答えを見ながらなら、正しいものを書くことはできます。
大切なのは、
答えを閉じたあとに、自分一人でもう一度解けるか
です。
例えば、
- 間違える
- 解説を読む
- 正しい解き方を確認する
- 答えを閉じる
- もう一度最初から解く
ここまでやって、本当の「直し」に近づきます。
◆学校ワークは何周すればいいの?
「じゃあ、ワークは3周?5周?」
という質問もあります。
結論から言うと、
全員が必ず○周と決まっているわけではありません。
大切なのは回数ではなく、
できなかった問題ができるようになったか
です。
例えば、
1周目でほとんどできている生徒なら、間違い問題だけ2周目をすれば十分なこともあります。
逆に、1周目で×が多い単元なら、3回以上解く必要があるかもしれません。
つまり、
「ワークを3周する」ことが目標ではなく、「自力で解ける状態にする」ことが目標
です。
◆おすすめの使い方① 1周目は早めに終わらせる
学校ワークは、できればテスト直前ではなく早めに進めましょう。
1周目をテスト前日に終えた場合、
「ここ分からなかった!」
と気づいても、直す時間がありません。
だからこそ、
テスト1週間前には、できれば1周目をかなり進めておく
ことが理想です。
もっと早く進められるなら、それに越したことはありません。
1周目を早く終える最大のメリットは、
間違いを直す時間が残ること
です。
◆おすすめの使い方② 2周目は「△・×だけ」
2周目で最初から全部解き直すと、かなり時間がかかります。
そこで、
- ○は飛ばす
- △はもう一度
- ×は必ずもう一度
という方法がおすすめです。
すると、
1周目
50問
2周目
苦手な20問
3周目
まだ間違える5問
というように、少しずつ問題数が減っていきます。
これが理想です。
テストが近づくほど、勉強する範囲が狭くなる
状態を作ります。
◆おすすめの使い方③ 3周目は「まだできない問題だけ」
テスト直前になったら、
もう一度×問題を確認します。
ここで目指したいのは、
「もう分からない問題がほとんどない状態」
です。
もちろん、難問まですべて完璧にする必要はありません。
まずは、
- 基本問題
- 学校の授業で扱った問題
- 一度間違えた問題
を確実に取れる状態にしましょう。
難しい1問を取るために30分使うより、
基本問題を5問落とさない方が点数につながることもあります。
◆数学ワークは「答え」ではなく「解き方」を覚える
数学で特に注意したいのが、
答えそのものを覚えてしまうこと
です。
同じ問題を何度も見ていると、
「この問題の答え、-3だ!」
と覚えることがあります。
でもテストでは、数字が変わります。
そのため、
途中式を自分で書けるか
を確認しましょう。
例えば方程式なら、
なぜ移項するのか。
どこで割るのか。
途中式を説明できるか。
ここまで理解できていると、数字が変わっても解きやすくなります。
◆英語ワークは「選べた」で終わらせない
英語の場合、
選択問題で正解できたから大丈夫。
と思うことがあります。
でも、
「なぜこの答えになるの?」
と聞くと、
「なんとなく…」
ということもあります。
そこで英語は、
- 文法の理由を説明する
- 日本語から英文を書いてみる
- 単語を自分で書く
- 教科書本文を音読する
など、
自分で出す練習
も加えると効果的です。
◆理科・社会は「見れば分かる」に注意
理科・社会も、
ワークを開いて答えを見れば、
「あー、これね!」
となることがあります。
しかしテスト本番では、答えは載っていません。
だから、
答えを隠す。
問題だけを見る。
自分で言えるか確認する。
これが大切です。
特に用語は、
見て分かる → 自分で言える
ところまで持っていきましょう。
◆国語もワークの解き直しは必要です
国語は、
「同じ文章をもう一度やっても意味ないでしょ?」
と思われることがあります。
でも、間違えた問題を見直すことで、
- どこを根拠に答えたか
- なぜその選択肢なのか
- 本文のどこを見ればいいか
を確認できます。
漢字や文法問題なら、もちろん繰り返しも有効です。
国語でも、
「なぜ間違えたか」を確認すること
が大切です。
◆ワークを終わらせることが目的になると起こること
提出期限が近づくと、
「とにかく終わらせなきゃ!」
となります。
すると、
答えを写す。
赤ペンで埋める。
丸つけだけする。
提出。
こうなりがちです。
もちろん提出物を出すことも大切です。
ただ、
学校ワークはテスト範囲そのものを練習できる、とても重要な教材です。
提出するためだけに使ってしまうのは、かなりもったいないです。
◆「提出=ゴール」ではなく「弱点マップ完成」
学校ワークを1周すると、
どこができて、
どこができなかったかが分かります。
つまり、
学校ワークは自分専用の弱点マップ
になります。
×が多いページ。
何度も間違える問題。
時間がかかる単元。
そこが、テスト前に優先して勉強すべき場所です。
全ページを同じように勉強するより、
弱点へ時間を集中させる方が効率的です。
◆テスト前日に全部やり直す必要はありません
テスト前日は、
学校ワークを最初から最後まで全部やる。
必要はありません。
それまでにしっかり印をつけていれば、
△と×だけ最終確認
できます。
例えば100問あるワークでも、
本当に確認すべき問題が10問なら、
その10問へ集中できます。
これが、
早めにワークを進める最大のメリット
でもあります。
◆保護者の方に意識していただきたいこと
テスト前、
「ワーク終わった?」
と聞くことも多いと思います。
そのとき、もう一つだけ加えてみてください。
「間違えた問題、もう一回やった?」
この一言だけでも、
「終わらせること」
から、
「できるようにすること」
へ意識を変えやすくなります。
ページ数だけではなく、
どれくらい解き直せているか
も見てみてください。
◆ヒーローズ志都呂校が大切にしていること
ヒーローズ志都呂校では、学校ワークをテスト対策の中でも大切にしています。
ただし、
「ワークを終えること」をゴールにはしません。
1周目で弱点を見つける。
間違いを直す。
時間を空けてもう一度解く。
それでもできなければ、もう一度確認する。
そうやって、
「できなかった問題」を「できる問題」に変えていく
ことがテスト勉強だと考えています。
ワークを何周したかよりも、
最初にできなかった問題が、最後に自分で解けるようになったか。
そこを大切にしていきます。
★学校ワークを点数につなげたい方へ
もし今、
●ワークは提出できているのに点数につながらない
●毎回テスト直前に学校ワークを終わらせている
●答えを写して直しただけになっている
●何周すればいいのか分からない
●間違い直しの方法が分からない
●2学期の中間テストで結果を出したい
というお悩みがあれば、ぜひヒーローズ志都呂校へご相談ください。
無料体験授業・学習相談・定期テスト対策のご相談を受け付けています。
学校ワークは、
「提出するための宿題」だけではありません。
使い方次第で、
自分の苦手を見つけ、テストまでに直すための最高の教材
になります。
「1回終わったからOK」ではなく、
「もう一度出ても解ける?」
を確認しながら、中間テストに向けて仕上げていきましょう。









