7月。
この季節になると、子どもたちの心の中には、ある気持ちが生まれます。
それは――
「夏休みだ!」
です。
これはとても良いことです。
夏休みはうれしい。
それは自然です。
大人だって、もし急に「明日からしばらく仕事なしです」と言われたら、わりと真顔でバンザイすると思います。
でも、夏休みにはひとつ大きな落とし穴があります。
それが、
朝がどんどん遅くなる問題
です。
最初は
「今日は休みだし、ちょっとゆっくりでいいか」
くらいの気持ちです。
次の日は
「昨日も遅かったし、今日もまあいいか」
となります。
その次の日には
「えっ、もう昼?」
が始まります。
そして気づくのです。
夏休みの午前中、消えてない?
と。
夏休みの朝は、なぜこんなに弱くなるのか
学校がある日は、朝に強制イベントがあります。
- 起きる
- 着替える
- 朝ごはん
- 学校へ行く
この流れがあるので、多少眠くても前に進みます。
でも夏休みは、それがありません。
つまり、
“起きなくても何とかなる空気”
が家に漂い始めます。
この空気が危険です。
しかも、夜は夜で
ゲーム、動画、スマホ、おしゃべり、テレビ、なんとなくゴロゴロ
という“眠気を吹き飛ばす仲間たち”がたくさんいます。
その結果、寝るのが遅くなり、起きるのも遅くなる。
すると午前中がなくなる。
午前中がなくなると、「今日はもういいか」が始まる。
そして一日が、なんだかふわっと終わります。
これは非常にもったいないです。
朝に勝つ人は、夏休みに勝ちやすい
ここで言う「勝つ」は、何かすごいことをするという意味ではありません。
朝にちゃんと起きられると、
- ごはんが食べられる
- 体が動きやすい
- 宿題や読書を少し進められる
- 遊ぶ時間も気楽になる
- 一日が長く使える
という良いことが増えます。
つまり、
朝に勝つと、その日が少しうまくいきやすい
のです。
逆に、起きるのが遅くなると、全部が後ろ倒しになります。
- 朝ごはんが昼ごはんになる
- 宿題をやる気がしない
- ダラダラ時間が伸びる
- 夜もまた寝るのが遅くなる
これはもう、夏休みあるあるの王様です。
“あと5分”は、だいたい信用しない方がいい
布団の中で最もよく登場する言葉があります。
それが、
「あと5分…」
です。
でも正直に言います。
夏休みの「あと5分」は、かなり高い確率で5分では終わりません。
10分、20分、30分……。
気づけば
「おはよう」ではなく「こんにちは」に近づいていきます。
なのでおすすめは、
“あと5分”を信じないこと
です。
信じたい気持ちは分かります。
でも、布団の中の自分はだいたい優しすぎます。
未来の自分に甘いです。
「もう少し寝ても大丈夫だよ」
と、たいへんやさしい声で話しかけてきます。
でもその人、宿題はやってくれません。
洗濯もしません。
午前中も戻してくれません。
だからこそ、夏休みの朝は少しだけ“布団に勝つ工夫”が必要です。
夏休みの朝を守るコツ①
起きる時間を「だいたい」で決める
まず大事なのは、
毎日まったくバラバラにしないこと
です。
学校がないからといって、
ある日は7時、ある日は10時半、ある日は昼前、
みたいになってしまうと、体のリズムがどんどん乱れます。
おすすめは、
「夏休み中は8時までには起きる」
のような、ざっくりしたルールです。
1分単位で正確でなくて大丈夫です。
でも、「だいたいこのくらいで起きる」を決めておくと、かなり違います。
夏休みの朝を守るコツ②
起きたらまずカーテンを開ける
これは地味ですが、かなり大事です。
朝起きたら、まずカーテンを開ける。
太陽の光を浴びる。
これだけで、体が少しずつ起きやすくなります。
朝の光には、
「そろそろ起きる時間ですよ」
と体に教えてくれる力があります。
逆に、部屋を暗くしたままだと、体は
「まだ夜ですか?じゃあ寝ます」
みたいな顔をし続けます。
なので、起きたらまず光。
これは夏休みの朝の基本技です。
夏休みの朝を守るコツ③
朝ごはんを“昼ごはん化”させない
起きるのが遅くなると、朝ごはんの時間もずれます。
すると、1日のリズムがまたずれていきます。
朝ごはんは、量が多くなくても大丈夫です。
大事なのは、朝に何か食べることです。
ごはん、パン、バナナ、ヨーグルト、スープ。
少しでも食べると、体が「今日が始まった」と思いやすくなります。
朝ごはんを抜くと、体も頭もぼんやりしやすいです。
夏休みだからこそ、朝をちゃんと朝にしてあげることが大切です。
夏休みの朝を守るコツ④
午前中に“ひとつだけやること”を決める
夏休みは時間があるぶん、逆に動きにくくなることがあります。
「今日は何しようかな」
と考えているうちに、気づけば午前中が終わることもあります。
だからおすすめなのが、
午前中にやることを1つだけ決める
です。
たとえば、
- 宿題を1ページ
- 本を10分読む
- 部屋を少し片づける
- 明日の予定を確認する
など、簡単なことで大丈夫です。
大切なのは、
“午前中に何かひとつ進めた”という感覚
を作ることです。
それがあると、その日全体も前向きに進みやすくなります。
ヒーローズ志都呂校が思うこと
ヒーローズ志都呂校では、夏休みの勉強を安定させるためには、まず
朝の流れを整えること
が大事だと考えています。
夏休みは、やる気だけでは回りません。
時間があるからこそ、流れが必要です。
朝起きる。
少し食べる。
少し動く。
少し進める。
こうした基本があるだけで、宿題も勉強もずっとやりやすくなります。
夏休みの朝に勝てると、夏全体の空気が変わってきます。
さいごに
夏休みは自由です。
だからこそ、朝の使い方でその日の質が変わります。
この夏はぜひ、
“あと5分”と仲良くしすぎない
ことを意識してみてください。
朝が少し整うだけで、宿題も遊びも気分も、かなり変わってきます。
せっかくの夏休み、午前中を消さずに、上手に使っていきましょう。
ヒーローズ志都呂校は、夏の毎日が少しでも前向きになるよう応援しています。










