こんにちは、個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。

中学生にとって、国語の読解問題は大きな壁となることがあります。小学生のときは何も考えなくても解けたのに、中学生になったら急にわけがわからなくなった…なんてこともありえます。

でも、国語の読解力を上げるための考え方と学習方法を身につけられれば、その壁をのりこえてレベルアップすることだってできちゃいます。

今回は、国語の読解力を高めるために大切なことを書いていきますね。

論理的思考で全体像を把握せよ

読解問題を攻略するためには、まず文章全体の構造を把握することが大切です。論理的思考を駆使して文章の骨格を分析していきます。この場合でいう論理的思考というのは、順番に考える力のことです。

例としては、「雨が降った。だから、水たまりができた」というように、順序立てて考えることができるかどうかです。文章の骨格が見えたら、次の4つに着目してみてください。

• 段落構成: 各段落がどのような役割を果たしているのかを把握します。
• 論理展開: 文章全体の流れを把握し、論理的なつながりを分析します。
• 接続詞: 接続詞の使い方から、筆者の意図や文章の論理展開を読み解きます。
• 主題: 文章全体のテーマや中心となる考え方を特定します。

これらの要素を意識的に分析することで、文章全体を俯瞰的に捉え、より深い理解を得ることができます。

主観を排除して正しく解釈せよ

国語の読解問題をレベルアップさせるために大切なことは、文章を客観的にとらえるということです。自分の主観や思い込みを排除し、文章に書かれている内容を正しく読み解くことが求められます。

これは、何も文章そのものだけではなく、設問（問）に対しても同じです。どれだけ客観的にとらえられるか、読み解けるか、が国語の読解問題にはとても大切です。

ちなみに、主観を消し去って見ていくと、国語の読解問題の設問は、小学校のときから本質的にずっと同じことを問うていることに気づけるはずです。同じことをひたすらやっているのに、できるときとできないときがあるというのが現実なんです。

武器となる語彙力を強化せよ

読解力を高めるためには、語彙力の強化も重要です。豊富な語彙力がなければ、問題文が何を言っているのかさっぱりわかりません。わからないということは、それだけで恐れの原因にもなってしまいます。

実は、小学校のときから同じ設問にもかかわらず解けなくなる理由のほとんどが、この武器となる語彙力の不足です。ということは、語彙力の強化をすれば、自然と国語の読解力レベルアップにつながっていくということです。

具体的には、以下のような方法で語彙力を強化できます。

• 読書: 読書を通じて、様々なジャンルの文章に触れ、新しい言葉に出会う。
• 辞書: わからない言葉の意味を積極的に辞書で調べる。
• 類義語・対義語: 類義語や対義語を学習することで、言葉のニュアンスを理解する。
• 語源: 語源を学習することで、言葉の背景にある意味を知る。

語彙力強化は、日々の積み重ねが重要です。継続的に学習することで、読解力向上につながっていくはずです。

まとめ

国語の読解力を上げるためには

• ● 全体像の把握
• ● 主観の排除
• ● 語彙力の強化

という3つの要素があります。特に、主観の排除は慣れていないと大変かもしれません。けれど、いきなり「なんでも大丈夫！」というのはレアケースなので、徐々に自分のアタリマエを変えていくと、ちゃんとできるようになるはずです。

個別指導学院ヒーローズ富塚校では、一人ひとりの理解度や目的に合わせた個別指導をおこなっています。今回紹介したように、国語力強化といった目的への対応も、もちろん大丈夫です。

• 「もっと国語の問題ができるようになりたい」
• 「国語の文章題の苦手を克服したい」

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