こんにちは。
個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
学校でもヒーローズでも、わからないことにぶつかったときって質問をしますよね?
実は、適切な質問は、質問者がどれだけ理解しているかを知るための情報になっています。
今回は、そんな質問と理解度についてのお話です。
質問の仕方でわかる自分の理解度
勉強中に、わからないことや納得できないことに直面した時、どのような質問をしますか?
この質問の仕方によって、その分野における自分の理解度がわかります。例えば、問題がわからないとだけ言う人は、その分野の理解度が低いと言えます。問題のどこまで理解していて、どこからわからなくなったのかによって、教えるべきことが変わってきます。
「理解度」とは、「解像度」とも言えます。
つまり、その分野において、どのくらい詳しく知っているかを表します。理解度が低いと、知りたいことや聞きたいことが曖昧になります。
解像度が低い場合、問題全体を理解するためには、どこまで理解できているかを探し出す必要があります。
勉強における最も多い質問とその問題点
勉強における質問で最も多いのってどんな質問でしょう?
勉強における最も多い質問は、答えを聞きたいというものです。
ただ、同じ問題がテストや入試で出題されることはほとんどありません。答えを覚えるだけでは、類題に対応することができず、本当に理解した力にはなりません。
質問をして、求めている通りの答えが返ってくれば満足感は相当ありますが、実力がつくかと言われると、そういうわけではありません。満足感をすごいんですけどね。
また、類似する問題が出題された場合、答えを覚えるだけでは対応できなくなることもあります。その時の問題と答えをワンセットとして覚えているものですから、それぞれ一つ一つ別の問題として認識してしまいがちです。●●と問われれば○○、▲▲と問われれば△△と、あれはあれこれはこれそれはそれの理論に則って無数にある問題全ての答えを覚えていくのと同じことです。
さながら九九を丸暗記するかのように、ありとあらゆる問題と答えをたくさん練習することによって覚えてしまいがちです。答えを知りたいタイプは勉強をしていると言うよりは、クイズ番組のように問題と答えを1つのセットとして覚えようとしているのです。
質問による学習効果の違い
こと、勉強における質問は、あなた自身がどこまで理解しているかまたはどこからわからないかが大事です。それによって質問された側は教えてあげられることがだいぶ変わってきます。
あなた自身が理解していること、わかっていることを言語化してみる習慣をつけてみましょう。そうすると、自分自身が何を理解していて、何がわからないのかがはっきりしてきます。
質問をする時の意識すべきこと
質問をする時は、こんなことを意識しながら質問をしてみると良いでしょう。
まずはあなた自身がどこまで理解しているかを伝えます。あるいはどこからわからないのかを伝えます。その次にどうやって解くのかと言う方法や手段を質問します。
つまり、「ここまでは理解できるけど、この後どうやって解くのか分かりません」と言う質問の仕方です。一般的には5W1Hを補ってあげると、より、具体的に相手に伝えることができます。
それでもうまく質問できないときは…
ヒーローズ富塚校では対話型のコミュニケーションによる個別指導をおこなっています。
講師から、生徒さんに質問を投げかけることによって、生徒さん自身がどんな手順で、自分自身の理解度を図ればよいかを学ぶことができます。
自分だけじゃまだまだうまく伝えられないという人は、ぜひヒーローズ富塚校にお問い合わせくださいね。