こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
定期テストも終わり、いよいよ夏休み間近ですね。
受験生の皆さんは部活も佳境にさしかかっていて「そろそろ本気で勉強しないと」とか「これまで部活で遊べなかった分、思う存分、羽根を伸ばすぞ!」とか思い始めてる頃合いでしょうか。
願わくは、それぞれの目的を達成するための夏休みの過ごし方であってほしいと思いますが、どちらを選んでも後悔のないようにね。
さて、今回は、そんな中3受験生における夏休みの学習量の基本についてです。中3受験生と言ってはいるけれど、割りとどの学年にも当てはまります。
夏休みの学習量の基本=学校休みの分をどう補うか
夏休みの学習量の基本の考え方は、学校が休みになってしまっている分の学習量をどうやって補うかが全てです。なんとなく日々学校に通っているだけだと案外忘れがちですが、学校って本人が望むと望まざると学習量を確保しているんです。
学校に通っている間、望むと望まざると1日およそ6時間の学習をしています。学校の宿題や自主勉強などを入れると、多い日には1日あたりでおよそ8時間学習しているんです。
これが、夏休みになると、この学校の学習時間分がバッサリなくなります。
そのなくなった時間をどう過ごすかが夏休みの学習量の目安です。
夏休みで失敗する生徒は休み期間、自由を謳歌する
夏休みで失敗する生徒にはどんな特徴があると思いますか?
答えは割と簡単で、先程の学校で確保していた学習時間を夏休みはどう過ごしていたかに関わります。
学校では1日におよそ6時間、1週間でおよそ30時間の学習時間をつくっています。夏休みはおよそ6週間あるので、なんと180時間分の学習時間が宙に浮くことになります。
180時間だとピンと来ない人は、これを1日の24時間で割ってみると良いですね。
そうするとおよそ7日。そう1週間です。
この1週間という時間は、大人でさえ家事や育児、仕事の全てを忘れて自由に過ごしてしまうと元の習慣にもどすのにおよそ3ヶ月~半年かかると言われています。ここでのポイントは「大人でさえ」です。
大人でさえそうなんだから精神的に未熟な中高生がやったら、元に戻すだけで一苦労なのは想像するのも難しくないですよね。
つまり、夏休みで失敗する生徒は、夏休みで自由を謳歌してしまったがために夏休み明けから夏休み前に戻すための学習ーースタート地点に戻るための学習が始まるのです。しかもそれを3ヶ月~半年もかけて、です。
さて、夏休み明けの9月から3ヶ月~半年もたつと何があるでしょう?
ーーそう受験です。
恐ろしいことに、夏休み明け前の感覚に戻すだけで受験が始まってしまうのです。
夏休みの学習量の基本は、学校と同じだけの学習習慣の維持
夏休みの学習量の基本は、学校に通っているとき同じだけの学習習慣の維持です。それにプラスして、志望校と現状のギャップから「何を」「どれくらい」「いつまでに」やるかに変わってきます。
この時期になると、当塾を始めとして、様々な塾で夏期講習が開催されます。
夏期講習に参加するかどうかを考えるときは、
お子様自身が
- 「学習時間の確保」
- 「志望校へのスケジューリング」
- 「現在地からの目標管理」
- 「内容の吟味」
をできるのか、それらをご家庭でフォローできるのかで考えてみると良いでしょう。
ご家庭だけでは不安や心配がある場合は、ぜひヒーローズ富塚校へご相談ください。
入塾するしないにかかわらず、学習のお悩み相談受け付けています。