こんにちは。
ヒーローズ富塚校の鈴木です。
今日は、生徒たちの反省点の中でとにかく多いフレーズ「問題文をよく読む」についての話です。
ヒーローズ富塚校では、毎回の小中学生の宿題で「間違ったこと」「できなかったこと」「わからなかったこと」の原因分析とそれを克服するための対策を考えてきてもらっているのですが、とにかくこの「問題文をよく読む」というフレーズはたくさん出没します。
簡単にして難解なこの「問題をよく読んでない」という原因について生徒たちの行動を見ていくと、以下の5つのタイプに分類できました。
ということで、今回は、残念な問題の読み方を紹介していきます。今回紹介する読み方を「よく読む」と思っていると、早急に改善したほうがよいですよ!
読む順番がめちゃくちゃ
根本にしてまさかと思うかもしれませんが、そもそも文章を読むときのルールを知らずに読んでいる生徒がいます。縦書きは右上から、横書きは左上からといったルールではなく、自分の好きなところから読み始めるタイプです。これでは問題文を「よく読んでも」なかなか解決しません。
一部分だけ読めば良い
問題の読解において、文章の中の重要なところに目を向けるのはけして悪いことではありません。ありませんが、それを「よく読む」ことと思っていると、大変なミスです。
わかるところだけ読んで意味を類推
知っている言葉、意味がわかる言葉だけを選んで勝手に自分の思うような文章を類推して文章を読むタイプがいます。こういったタイプの場合、よく読むを見ていると、類推の仕方を変えているだけになってしまうようです。
ゆっくり読めば良い
よく読むの意味の捉え違いといえば、このタイプも多いです。
「ゆっくり読む=よく読む」が成立しているタイプです。ゆっくり読んだからといって、よく読んだとは限らないわけです。どこで捉え間違えて覚えてしまったか、そういうふうに考えてしまっている生徒がいます。
2回以上読めば解決する
「よく読む=2回以上読む」、こうやって捉えている生徒もいます。
こういった生徒の場合、よく読むの「よく」を頻度を表す言葉として捉えてしまっている可能性があります。2回以上読むことで理解が進む生徒であれば良いのですが、単純に回数をこなすことを目的にしてしまう生徒だと2回以上読んでも根本の解決にはなりません。
まとめ!問題をよく読むのよく読むとは、どんな読み方を確認する
意外と忘れがちなのが、私達側と子どもたち側で「よく読む」という言葉をどう捉えているかということです。
今回挙げた5つの原因も言葉だけで見ていたら、なかなか気づけないものでした。一度原点に立ち返って、「よく読む」という言葉をどう捉えているか、どう理解しているかを一つ一つ紐解いていくと良いでしょう。よく読むの捉え方次第によって、どこに改善の糸口があるかわかるようになります。
ご家庭だけ、自分だけではよくわからない場合は、ぜひヒーローズ富塚校でいっしょに学びながら、本当の原因というのを探してみませんか?