こんにちは。
個別指導学院ヒーローズ富塚校の鈴木です。
「勉強しているのに、勉強していない」と言ってしまう人を知っていますか?あなた自身がそういうタイプだったりしますか?今回は、勉強しているのに「勉強していない」という心理状態についてお話します。
自分で作り出す「勉強していない」という状態
この心理状態は、心理学では「セルフハンディキャップ」と呼ばれています。自分で「勉強していない」という状態を作り出し、テストの点数が良かったときは「勉強していないのにできて嬉しい」と思い、点数が悪かったときは「勉強していないからできてなくて当然」と思うことで、自尊心を守るためです。つまり、自己肯定感を守るために行われる心理状態と言えます。
「勉強していない」と主張する人の心理防衛
「勉強していない」と周りに吹聴する人は、自尊心が強い人とも言えます。なぜなら、自分を守るために必死だからです。ちなみに、「勉強していない」と主張する系のセルフハンディキャップは「主張型セルフハンディキャップ」と言います。
成績や能力に自信がない人の行動
もう一つのタイプとして「獲得型セルフハンディキャップ」があります。これは、テスト前や忙しい時に限って、掃除をしたり、漫画を読んだり、ゲームに没頭したりすることです。これらの行動は、最優先でやるべき課題があるにもかかわらず、自ら妨害工作してしまっているとも言えます。獲得型セルフハンディキャップは、自分の能力に自信がないときや成績が悪かった場合に、自己評価や自尊心を守るために行う自己防衛のための行動です。
自尊心を守るための自己防衛:セルフハンディキャップについて知ろう
主張型にしろ、獲得型にしろ、セルフハンディキャップは無意識に行動に組み込まれることが多いため、注意が必要です。これらの行動は、成功や失敗の原因が自分の能力や努力の結果ではなく、外部から与えられたものだという認識を与えることで、自己評価を守ろうとするものです。自分がうまくやった場合は、ハンデがあったからできたと自己評価を守るためのものです。
成功した場合でも、ある種のハンディキャップがあったことを自分で認めることで、自己評価を高めることができます。また、失敗しても、自分にはハンディキャップがあったからできなかったということを理由にすることで、自己評価を保護することができます。
しかし、これらの行動は、成功や失敗の原因が自分自身の能力や努力ではなく、外部要因によって決まってしまっているということをすり替えてしまっているという問題があります。このような行動は、無意識に自分の行動に取り込んでしまうことが多いため、自分で改めることが難しいかもしれません。
自信を持って行動する前に、周りからの意見を聞くことも大切です。周りの人たちのフィードバックを受け取り、自分自身の行動を客観的に見つめ直すことで、自己評価を正しく保ち、成長することができます。
自分自身とちゃんと向き合う勉強をしてみよう
ヒーローズに通っている生徒さんの多くは、勉強することに対して自信をなくしています。そういった生徒さんは、上で書いてきた「勉強していない」心理状態を意識的にせよ、無意識的にせよ、作り出してしまっていることも多いです。
富塚校では、小さなステップアップで成功体験を積みながら、「できる」「大丈夫」と思えるような指導を心がけています。
自分だけだと、ついつい逃避行動をしてしまったり、うまく反省できなかったりする人は、ぜひヒーローズ富塚校でいっしょに勉強しましょう。