こんにちは、個別指導学院ヒーローズ富塚校、教室長の鈴木です。
「このまま続けていて、中学生になっても大丈夫でしょうか」
小学生のお子さんを持つお母さんから、こう聞かれることがあります。春先になると、今度は中3のお母さんから、「頑張ってるのはわかるんです。でも、志望校、合格しますか」と聞かれることも増えます。どちらも、正直に答えるなら、僕には「たぶん」としか言えません。今日は、この「たぶん」の中身について、僕がいつも考えていることをお話しさせてください。

なぜ僕は「大丈夫です」と言い切れないのでしょうか
はぐらかしているつもりは、まったくありません。ただ、これは本当に、誰にも分からない話なんです。しかも、僕自身の未来ではなく、目の前のお子さんという、他人の未来の話です。他人の、しかもまだ来ていない時間のことを、まるで見てきたかのように断言する方が、僕にはむしろ誠実じゃないと感じてしまいます。
「大丈夫ですよ」と言ってその場を安心させることは、僕にもできます。でも、それは気休めであって、根拠ではありません。分からないことは分からないと認めたうえで、その代わりに何ができるかを一緒に考える方が、結局は誠実な向き合い方だと僕は思っています。
これは、天気予報に似ていると思うことがあります。明日の降水確率は出せても、断言はできません。それでも、傘を持つかどうかは、今この瞬間に決められます。志望校に合格するかどうかは、今の僕には分かりません。でも、今日、目の前の問題にどう向き合うかは、はっきり見えているし、変えられることなんです。
矛先を「他人の未来」から「自分の今」に変える
保護者の方の心配は、よく考えると「他人(お子さん)」の「未来」に向いています。これは、変えようとしても変えられない領域が、二重に重なっている状態なんですよね。他人は変えられない。未来も変えられない。その両方が心配の対象になっているとしたら、いくら考えても、不安は消えていかないと思います。
だから僕は、「結果に出ますか」という質問をそのまま受け止めるのではなく、あえて話をそらします。向け直す先は、「自分」の「今」です。保護者の方自身が、今この瞬間にできることは何か。それはたとえば、日々の報告に書かれている、お子さんが実際にやったこと、つまずいたこと、そこからどう動いたかを、一緒に振り返ることです。「先週、ここでつまずいてたけど、ちゃんと自分で直そうとしてましたね」というふうに、今すでに起きている事実を拾い上げて、お伝えするようにしています。
未来の結果を保証することは、誰にもできません。でも、今のお子さんがどう動いているかを認めることは、今すぐにできます。そして、その積み重ねを信じられるようになることこそが、遠回りに見えて、実は一番確かな安心の作り方だと僕は思っています。
「たぶん」の先にあるもの
以前、志望校のことで何度も相談をくださったお母さんがいました。僕が「合格するとは言い切れません」とお伝えしたとき、一瞬、表情が曇りました。でも続けて、「ただ、ここ最近、以前は避けていた問題にも自分から手を出すようになってきています」と、実際の行動をお伝えすると、少しずつ表情が変わっていきました。結果の話から、今の姿の話に変わった瞬間だったと思います。その後も合格を保証したわけではありません。ただ、「今のこの子を信じてみよう」という空気に、お母さんの中で変わっていったのを覚えています。
一人で抱え込まなくて大丈夫です
「このまま続けて大丈夫でしょうか」「志望校、合格できるでしょうか」——そう感じてしまうのは、決してお母さんが心配性だからではありません。むしろ、お子さんのことを真剣に考えているからこそ生まれる、自然な気持ちだと思います。ただ、その心配の矛先が、変えられない未来だけに向いてしまうと、いつまでも安心にはたどり着けません。
もしよろしければ、一度僕と一緒に、結果の予想ではなく、「今、お子さんが何にどう取り組んでいるか」を確認してみませんか。無料の学習相談では、合格の可否を占うことはできませんが、今この瞬間にお子さんがどこまで来ているのかを、できるだけ具体的にお伝えするところから始めています。
「結果に出るかどうか」ではなく、「今、何が確かに起きているか」。そこに目を向け直すだけで、ご家庭での声のかけ方も、お子さんへの向き合い方も、驚くほど変わっていきます。焦らず、まずは今の姿を一緒に確認するところから、始めてみませんか。









