こんにちは、個別指導学院ヒーローズ富塚校、教室長の鈴木です。
「仲のいい友達が通っているので、うちも」「上の子がお世話になったので、下の子も」——お問い合わせや初回の面談で、こういう言葉をよく聞きます。それ自体は迷いというより、ひとつの決め手のように話されることが多いです。ただ、知ってる人がいるから大丈夫、というだけで最後まで安心して決めきれるかというと、正直、そうとも言い切れませんよね。

「知っている人がいるから」で選ぶのは、実は自然なことです
知らない場所にいきなり行くのは、大人だって緊張するものです。自分だって緊張するのに、子どもを預けるってなるとその緊張もより強くなるはず。でも、そこに、友達が先に通っている、きょうだいが通っていた、家から近くて送り迎えがしやすい。そういう「知っている」「慣れている」感覚があるだけで、最初の一歩はずいぶん踏み出しやすくなりませんか?
友達につられて決めるのがよくない、とは僕は思いません。むしろ入口はできるだけ軽くていいはずです。緊張しながら知らない場所に飛び込むより、少しでも知っている顔があったほうが、一歩は踏み出しやすい。「あの子が通っている」「あそこなら安心」という声には、それだけ意味があると思うんです。
友達が一緒、きょうだいが先に通っていた。そういう「一人じゃない」感じが、実は子どもの側にも効いています。新しい場所に行くこと自体が不安な子ほど、知っている顔があるだけで、教室に来るハードルがぐっと下がることがあります。だから僕は、入口のきっかけを聞いたときに、それを「安易な理由」だとは受け取りません。むしろ、その子が最初の一歩を踏み出すための、ちゃんとした理由だと思って聞いています。
ただ、そこから先は、一人ひとり違う話になっていきます
友達と同じ塾に入ったからといって、その子にとって居心地のいい場所になるとは限りません。きょうだいでも、同じ家で育っていても、勉強への向き合い方はまるで違うことがあります。
わからないことがあったとき、すぐに聞ける子もいれば、それを知られるのが恥ずかしくて黙ってしまう子もいます。友達が「あそこの先生、話しやすいよ」と言っていたとしても、その話しやすさは、その子とその先生の間だけで成立していたものかもしれません。きょうだいの上の子にはちょうどよかった宿題の量が、下の子にとってはただのプレッシャーになる、なんてこともあります。
だから面談では、「入口の話」の先まで聞くようにしています
面談のとき、「なぜ興味を持ってくださったか」というきっかけの話だけで終わらせないようにしています。友達が通っている、きょうだいが通っていた、そのひとしきりの話のあとで、必ず聞くのは目の前のその子自身のことです。
- 普段、家でどんなふうに過ごしているか
- 得意なこと、好きなことに向き合っているときの様子
こういうことを聞きながら、この子にはどんな声のかけ方が届きやすいか、どんな距離感なら話しやすくなるかを、少しずつつかんでいきます。上の子のときにうまくいったやり方を、そのまま下の子に当てはめることはしません。同じ教室に通っていても、関わり方は一人ずつ作っています。
入口は安心でいい。その先を、一緒に見ていけたらと思っています
「友達が通っているから」「きょうだいが通っていたから」、そういう理由で問い合わせをいただくのは、僕にとってありがたいことです。身近な誰かが、富塚校のことを安心して話してくれていたということでもあるので。
ただ、その安心が、そのままお子さん本人の安心になるとは限らないというのも、正直なところです。上の子が楽しそうに通っていたからといって、下の子も同じペースで馴染めるとは限りませんし、逆に、すぐ馴染むだろうと思っていた子が、しばらく様子見のまま時間がかかることもあります。だから入口の安心は大事にしつつ、最後は「この子にはどんな関わり方が合うのか」を、自分の目で確かめさせてもらいたいと思っています。
友達やきょうだいのつながりで気になってはいるけれど、うちの子に合うかどうかまではわからない。そう感じているなら、それはごく自然なことです。一人で決めきろうとせず、まずは一度、お子さんの普段の様子を聞かせてください。無料の学習相談では、入塾を前提にせず、お子さんがどんな場面で言葉が増えるか、どんな関わり方だと動きやすいかを、一緒に確認するところから始めています。
入口は、知っている安心のままで大丈夫です。そこから先を、一緒に見ていけたらと思っています。









