2学期は、さまざまな学校行事が行われることに加え、授業は1学期の学習内容の応用が増えるなど難易度が高くなります。そのため、2学期になって成績を落としてしまう生徒も少なくありません。また、受験生の場合2学期の成績が内申点に大きく影響します。この記事では、2学期の特徴と勉強する際のポイントについて解説します。なお、学校によって前後期制や3学期制と別れていますが、今回は3学期制を想定した記事となっています。
2学期の特徴
2学期は、1学期とはさまざまな面で違いがあります。例えば、修学旅行や体育祭、合唱コンクールなどさまざまな学校行事が2学期に開催されるケースは少なくありません。
また、勉強面に関しては、1学期の学習内容がベースとなり応用を学ぶことが多いため、勉強が難しくなったと感じる人もいるでしょう。授業によっては授業スピードが速くなり、ついていけなくなって成績が落ちる人もいます。
中学1年生の場合、1学期は小学校の復習が含まれている授業もあり、比較的授業内容は簡単でテストで好成績を残せるケースはよくあります。一方で、2学期になると勉強のレベルがぐんと上がるためついていけなくなる人が出てきます。数学であれば1学期は計算問題が中心だったのが、2学期になると方程式や比例・反比例が出てくるなど難易度が高くなります。
苦手な単元や理解できていない単元がある、といった状態で2学期を迎えてしまうと、授業についていけない可能性が高くなるでしょう。
そのほかにも、受験を控える中学2年生の場合、2学期までの成績が内申点に反映されます。志望校に合格するためにも、2学期の成績は非常に重要だといえます。
このように、2学期は行事の多さに加え、勉強の難易度アップ、内申点への反映など、さまざまな特徴があります。
2学期の勉強に取り組む際のポイント
1学期とのさまざまな違いがある中で、どのように勉強に取り組めばいいのでしょうか。ここでは、2学期の勉強に取り組む際のポイントについて解説します。
毎日の授業に集中する
勉強の基本は、日々の学校の授業に集中して取り組むことです。最も理想的なのは、授業内容は全て授業で理解することでしょう。少しでもその理想に近づけるように、先生の話をしっかりと聞く、わからないところは授業中に質問するなどしてください。2学期は先生一人ひとりの授業の進め方の傾向が掴めてくるころであるため、計画的に授業に取り組むことができるでしょう。
勉強の習慣を作る
基本的な部分となりますが、勉強の習慣を作ることが2学期の勉強に取り組むうえでは非常に重要です。毎日少しでも勉強の時間を確保し、コツコツと勉強することで、苦手な箇所や理解が不十分な箇所を克服しましょう。「部活動が忙しくて勉強時間の確保が難しい」という人もいるかもしれませんが、そのような人でも30分程度であれば時間を作れるはずです。毎日30分集中して勉強するだけでも大きな違いがあります。1週間継続すれば3時間30分です。勉強=長時間行うものではなく、毎日コツコツと行うものと考え、勉強の習慣を作りましょう。
勉強のベースは教科書
授業以外で勉強に取り組む際は、教科書をベースにすることをおすすめします。中学校のテストは、基本的に教科書の内容を中心に出題されます。また、教科書は公式や単元の要点がわかりやすくまとめられています。わからないところがあると市販の参考書をたくさん購入して理解しようとする人もいるかもしれませんが、読む本が多くなるとかえって理解が難しくなる恐れがあります。わからない箇所は繰り返し教科書を読んで理解を深めていきましょう。
予習・復習に取り組む
これから習う単元を予習して授業に臨み、授業で習ったことを復習してポイントを整理することは勉強に取り組むうえで非常に重要です。
予習は、授業が始まる1、2分前に教科書にざっと目を通してその日の内容や単元の見出しなどをチェックするだけでもOKです。予習というと、しっかりと取り組まないといけないものというイメージがあるかもしれませんが、まずは簡単にできる範囲から行ってみてください。
また、授業が終わった後の1、2分を使ってその日の内容を振り返ることも大切です。教科書やノートを見返して「今日は●●をやったな」「ここが大切だな」といった形でポイントを抑えるようにしましょう。
塾を活用する
普段の授業や教科書での勉強をベースとしつつ、塾を活用することもおすすめです。塾は勉強だけでなく、受験の相談もできます。どの学校を受験するべきか、受験に向けてどのような勉強をするべきか、など受験準備をするためにも、塾を活用するといいでしょう。
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まとめ
今回は2学期の特徴や勉強に取り組む際のポイントについて解説しました。2学期は、1学期の学習内容がベースとなって応用が増えるなど、授業内容が難しくなります。それに伴い、成績が落ちるケースは珍しくありません。また、受験生にとっては、2学期の成績が内申点に反映されるため非常に重要です。日々の授業に集中し、授業前後の予習・復習を欠かさずに行うなど勉強の習慣を作ることが、2学期攻略のポイントとなります。また、必要に応じて塾を活用してもいいでしょう。