何かにつまづいて転びそうになった時、思わず手を前に出しますよね。これは、小さいころに転んで痛い思いをした経験から、反射的にとってしまう行動だそうです。では、もしも小さいころに転んだ経験がなかったらどうなるでしょうか。転びそうになった時に、手がとっさに出なくて、けがをしてしまうかもしれません。確かに転ばない方法はあります。最初から立ち上がらず、寝たままいることです。最初から起き上がらなければ絶対に転ばないから安心ですね。
さて、同じように、テストで問題を絶対に間違えない方法もあります。最初から答えないことです。答えなければ、正解も間違いもありません・・・とはいきませんね。テストで空白の解答は「間違い」と同じで×をつけられます。じゃあどうするか。
書いて間違えましょう。間違えることで、「何で間違えたのか」を考えることに繋がります。最初から空白の解答と、しっかり考えたけど間違いになってしまった解答とでは雲泥の差があります。間違えたからこそ、「次は同じミスをしない」と学ぶことができるのです。
そもそも、勉強とはなんのためにやるのか。色々な答えがありますが、それは「正解するため」そして「間違えるため」です。
100問解いて100問答えられたとします。できる問題だけをやれば、誰でも満点です。しかし、できない問題をやることで、間違え、次に生かすことに繋がります。
何度間違えても大丈夫、次につながりますから!だからこそ、できたフリをしたり、諦めたりしないでください!2年生にとっては入試まで1年をきっています。新学年の準備を万全にしていきましょう!
コラム
2019.03.18
転ばないこよりも、起き上がることが大事
目次