「勉強しなさい」を減らしたい!子どもが自分から動きやすくなる家庭での声かけ3つのポイント

こんにちは!個別指導学院ヒーローズ桑名校です。
「宿題やったの?」
「いつになったら勉強するの?」
「早く勉強しなさい」
お子さまのことを思えばこそ、つい何度も声をかけてしまうことはあると思います。
しかし、毎日のように同じやり取りが続くと、保護者の方も疲れてしまいますし、お子さまも「また言われた」と感じてしまうことがあります。
もちろん、声をかけること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、「やりなさい」と指示するだけではなく、本人が自分で考えて動きやすくなる声かけへ少しずつ変えていくことです。
今回は、家庭で取り入れやすい3つの声かけのポイントについてご紹介します。
目次
- 1. なぜ「勉強しなさい」だけでは動きにくいのか
- 2. ポイント①「やったの?」ではなく予定を聞く
- 3. ポイント② 結果だけでなく「自分から始めた行動」を認める
- 4. ポイント③ すぐに答えを教えず、まず考えさせる
- 5. 家庭と塾で共通して育てたい「自分で動く力」
- 6. ヒーローズ桑名校が大切にしていること
1. なぜ「勉強しなさい」だけでは動きにくいのか
保護者の方からすると、「やるべきことが分かっているのに、なぜ始めないのだろう」と感じることがあるかもしれません。
しかし、子どもが勉強を始められない理由は、単純に「やる気がない」だけとは限りません。
例えば、
- 何から始めればいいのか分からない
- 苦手な教科だから後回しにしたい
- やることが多くて気持ちが重い
- どれくらいやれば終わるのか見えない
- 失敗したり注意されたりするのが嫌
といった理由が隠れていることがあります。
この状態で「勉強しなさい」とだけ言われても、本人の中では「やらなきゃ」という気持ちは増えても、「何をどう始めればよいか」は解決していないことがあります。
だからこそ、指示を増やすよりも、本人が次の行動を考えやすくなる声かけをすることが大切です。
「やる気」より先に「始め方」を整える
勉強を始められないときは、「やる気がない」と決めつけるより、「何をすればいいか分かっているか」「始めるハードルが高くなっていないか」を確認してみることも大切です。
2. ポイント①「やったの?」ではなく予定を聞く
一つ目のポイントは、「終わったかどうか」を確認する前に、「これからどうする予定なのか」を聞いてみることです。
例えば、
「宿題やったの?」
と聞く代わりに、
「今日は何をやる予定?」
「何時くらいから始める?」
「どの教科からやる?」
と聞いてみます。
この違いは小さく見えますが、とても重要です。
「やったの?」という質問は、終わったか・終わっていないかを確認する質問です。
一方で、「何をやる予定?」と聞かれると、本人が自分の行動を考える必要があります。
自分で予定を考える経験そのものが、自立した学習につながります。
もちろん、最初からうまく予定を立てられるとは限りません。
「分からない」と答えた場合には、
「じゃあ、学校の宿題と漢字練習ならどっちからにする?」
というように、選択肢を少し狭めてあげてもよいでしょう。
大切なのは、最終的に本人が「自分で決めた」と感じられることです。
3. ポイント② 結果だけでなく「自分から始めた行動」を認める
二つ目のポイントは、点数や正解数だけではなく、行動そのものに目を向けることです。
例えば、
- 今日は言われる前に机に向かった
- 自分で教材を準備した
- 昨日より早い時間に始めた
- 間違えた問題をもう一度解いた
- 分からない問題を自分から質問した
こうしたことも、立派な成長です。
子どもたちは、結果だけを見られていると、
「点数が良くなければ頑張っても意味がない」
と感じてしまうことがあります。
一方で、
「今日は自分から始められたね」
「間違いをそのままにしなかったね」
と具体的に行動を認めてもらうことで、
「またやってみよう」
という気持ちにつながりやすくなります。
結果が変わる前に、行動が変わることがあります
点数に表れるまでには時間がかかることもあります。まずは「自分から始めた」「続けた」「解き直した」といった小さな変化を見つけてみましょう。
4. ポイント③ すぐに答えを教えず、まず考えさせる
三つ目のポイントは、お子さまから質問されたときに、すぐ正解や答えを伝えるのではなく、まず本人の考えを聞いてみることです。
例えば、算数の問題で手が止まっているとき、
「答えはこれだよ」
と伝えるのではなく、
「どこまでは分かった?」
「最初に何をすればよさそう?」
「似た問題を学校でやっていなかった?」
と声をかけてみます。
もちろん、まったく分からない状態で長時間考え続けさせる必要はありません。
大切なのは、答えを渡す前に、少しだけ自分で考える時間をつくることです。
この経験を重ねることで、
- 教科書やノートを確認する
- 以前の問題を思い出す
- どこで分からなくなったか整理する
- 自分の考えを言葉にする
といった学習行動が少しずつ身についていきます。
「分からないからすぐ答えをもらう」のではなく、「まず考えて、必要なときに助けを求める」ことも自立する力の一つです。
5. 家庭と塾で共通して育てたい「自分で動く力」
家庭学習と塾の授業は、別々のものに見えるかもしれません。
しかし、「自分で考えて行動する力」という点では共通しています。
家庭では、
- 何時から勉強するか決める
- 何をするか考える
- 必要な教材を準備する
という経験があります。
塾では、
- 問題を自分で読む
- まずは自分で考える
- 分からない部分を質問する
- 間違えた理由を振り返る
という経験があります。
どちらも、最初から一人ですべてできる必要はありません。
周囲の大人が少しずつ支えながら、本人に任せる範囲を広げていくことが大切です。
「言われたから動く」から、「自分で考えて動く」へ。
その変化を、家庭と教室の両方から支えていければと考えています。
6. ヒーローズ桑名校が大切にしていること
ヒーローズ桑名校では、講師1名が約5名の生徒を同時に指導する、小集団型の個別指導を行っています。
全員に同じ説明を一斉にする授業ではなく、それぞれの生徒が自分の学習に取り組み、必要な場面で講師が確認やサポートを行います。
そのため、授業の中には、講師から説明を受ける時間だけでなく、自分で問題を考える時間もあります。
私たちは、問題の答えを教えるだけではなく、
- まず自分で考える
- 分からないことを自分の言葉で伝える
- 説明を聞いたあと、自分の力でもう一度解く
- 間違えたら理由を確認する
という学習の流れを大切にしています。
勉強を通して育てたいのは、学力だけではありません。
自分で考えること。
自分の考えを伝えること。
必要なときに助けを求めること。
そして、自分を支えてくれている人への感謝を忘れないこと。
こうした力も、子どもたちがこれから成長していくうえで大切なものだと考えています。
ヒーローズ桑名校より
「勉強しなさい」と言わずに済むようになることは、すぐに実現できるものではありません。
今まで毎日のように声をかけていたお子さまが、明日から急にすべて自分でできるようになるわけでもありません。
だからこそ、まずは小さなところから始めてみてください。
「今日は何をする予定?」と聞いてみる。
自分から始められたら、その行動を認める。
分からない問題があったら、まずどこまで考えたか聞いてみる。
その積み重ねによって、少しずつ本人が考える場面が増えていきます。
保護者の方がすべてを管理するのではなく、子ども自身ができることを少しずつ増やしていく。
ヒーローズ桑名校も、その成長を一緒に支えていきたいと考えています。
まとめ
- 「勉強しなさい」だけでは、何をすればよいか分からないこともある
- 「やった?」ではなく「今日は何をする予定?」と聞いてみる
- 点数だけでなく、自分から動いた行動も認める
- すぐに答えを教えず、まず本人の考えを聞いてみる
- 家庭と塾の両方で「自分で考えて動く力」を育てる
- 最初から完璧を求めず、小さな変化を積み重ねる
子どもが自分から勉強するようになるために、特別な言葉が必要なわけではありません。
日々の小さな声かけを、少しだけ「指示」から「問いかけ」へ変えてみる。
その積み重ねが、自分で考えて行動する力につながっていきます。










