赤池校の皆さん、こんにちは。
ありがたいことに9月は通塾生の口コミを聞いてお問合せいただくことが多く嬉しい限りです。
中間テストまで残り1か月を切り、最近入塾した生徒もテストに向けてスイッチを切り替えて皆で楽しみながらテスト勉強に臨んでいます。
今日は「国語の勉強方法」についてお話したいと思います。
まずは「現代文の勉強のやり方」についてです。
保護者様や生徒さんとお話していて「国語はセンスじゃないの?」「国語の勉強って具体的には何をしたらいいの?」といったお話をいただくことがあります。
確かに他の科目と異なり、現代文は暗記箇所が非常に少ない科目になるので、何を勉強したらいいのか分からない、という方は多いです。
しかし、国語にも「勉強のやり方」は存在します。
国語でまず大事になってくるのが、「語彙力」です。
ことわざや四字熟語、比喩表現など、分からない単語が多ければ多いほど文章全体の題意を読み解くことが難しくなります。
語彙力を高めるためにも、教科書や問題を解いていく中で、分からない単語が出てきたら線を引き、意味を調べる癖をつけていきましょう。
特に教科書に線を引くことで、繰り返し目に付くことになり、自ずと語彙力が身についていきます。
また、現代文の文章は、大きく「説明文」と「物語文」に分けることができ、それぞれで学習のポイントは異なります。
説明文の場合は、作者が書いている事実や意図を正しく読み解くことが重要になります。
自分自身の考えや想像ではなく、「作者がどう書いているのか」を理解しながら読み進めていく必要があります。
そのためにも、まずは段落ごとに端的に要約をしていくといいでしょう。
例えば日本文化について書かれた文章で
第一段落 : 日本文化と西洋文化の違い
第二段落 : 日本文化の成り立ち
第三段落 : 「わびさび」について
だとして、問題で「日本文化はどのようにして生み出されたか」を聞かれたら、「第二段落に答えが書かれているだろう」と目星をつけて問題を解くことができます。
予想して解くことで、スピードはもちろん、答えの精度を上げることにもつながります。
物語文の場合は、心情把握(気持ちを掴む)ができているかどうかが重要になります。
「悲しかった」などの直接的な表現はもちろん、登場人物のしぐさや会話、天気などの外的要因からも心情把握を行えるかどうかがカギになります。
例えば、
「太郎は声を荒げて言った」 → 「怒っている」
「あたりは雨雲で覆われていった」 → 「悲しみ、良くないことが起きる前兆」
というように、直接的に書かれていない心情を想像で補いながら文章を読み進めていく必要があります。
日頃の問題演習を行う中で、直接的な心情描写には波線を、間接的な描写には直線を引くなどすることで、心情把握が自然とできるようになります。
次に古文ですが、古文はまず音読することから始めましょう。
リズムよく音読をすることで、古文特有の表現を頭に入れることができます。
また、音読をしながら現代語訳と照らし合わせることで、現代語訳と紐づけて単語や表現を覚えられるでしょう。