赤池校の皆様、こんばんは。
教室長の水谷です。
世間はコロナウイルスで・・と騒々しくなっていますが、そんな中でも最近赤池校に無料体験や入塾のお問合せを頂いています。
ありがとうございます。
さて、実は私にも新小6の息子がいます。
私は塾の先生をしていますが、なるべく本人が分からないところを聞いて来ない限り私から勉強を教えることはありません。
何故なら、、「イライラするから!」(笑)
塾ではとっても分かりやすい!と言ってもらえる先生でも、こと自分の息子になると教えている最中にどうしても私情が入ります。
「どうしてこれがわからないんだ・・」
「自分が小学生の時は理解できたのに・・」
と余計な感情がどうしても言葉に乗ってきてしまうため、息子のやる気をそいでしまうのです。
我が子だからゆえ過剰な期待も乗っかりますし、もう良い事は一つもありません。
一方学生時代勉強が苦手だったうちの奥さんも、もはや5年生くらいになると教えるどころか回答を見ながらあたふたと教えてますから、
当然上手に教えるどころか、下手すると息子の方が早く理解でき、逆に奥さんが「これどうやって解いたの?」と聞いている始末です。
つまり、勉強ができた親御さんでも、勉強が苦手だった親御さんでも、こと我が子となると中々上手に教えることもできないものですし、下手するとついつい「宿題やったの?」「勉強しないと!」と余計な心配をして、子供と喧嘩・・にもなり兼ねません。
私は塾の役割は単に勉強を教えるということだけではなく、こういった親御さんの代弁も大きな役割だと思っています。
お母さんが、「勉強は大事で今のうちに勉強しておかないとね・・」なんて伝えても
「うるさいなぁ」と真剣に聞いてもらえない生徒でも、
第3者である塾の先生が、「この時期のこの単元って超大事でね。ちょっと粘ってやってみた方がいいかもよ。どうする?あと1問だけやってみない?」と伝えた方が、
やっとかないとヤバいかな、なんて思ったりします。
うちの息子は私が監督をするサッカーチームに入っていました。
当初はお父さんみたいにサッカーが上手くなりたい!と言ってチームに入りました。
友達にも、「あれ俺の父ちゃん」と自慢げに私を紹介してくれました。
しかし1年で辞めてしまいました。
理由はお父さんである監督が息子にだけは厳しかったからです。
私はサッカーコーチのB級ライセンスを持っています。
U-18歳以下なら日本代表チームも指導することができます。
実際にそのチームも過去1勝もしたことがないチームでしたが、私が監督になって1年で市の大会で優勝しました。
しかしいくら優秀なライセンスがあったとしても、それくらい我が子には熱が入ってしまい「やる気」を削いでしまうのです。
私は当時3年生だった息子を大いに傷つけましたし、私自身も大いに傷付きました。
だから自宅で我が子に勉強させることの大変さとか、我が子だからこそ上手くいかないお母さんやお父さんの気持ちがよく分かります。
ですから普段の小言の代弁は、塾にお任せ頂いて、ご自宅ではどうぞテストの結果が上がった時や自主的に宿題をやっている姿を見た時だけ、大いに褒めてあげてほしいと思います。
ご両親と塾の先生の「コンビネーション」こそがお子様の勉強習慣を育むのかな、と思います。