皆さん、こんにちは。
赤池校の水谷です。
よく保護者様からご相談を受けます。
「うちの子全然勉強やる気ないんです・・」
私は勉強ってあまりやる気は必要ないと考えています。
例えば今度の期末テストで絶対300点取るぞ!とかのやる気はあった方が絶対にいいのですが、
「よーし!今日も勉強頑張るぞ!」という日々の勉強に関してはやる気はもたないと思います。
私たち大人も常にモチベーション高く、「よーし、今日も仕事頑張るぞ!」「よーし、今日も家事をがんばるぞ!」と過ごしていないと思うのです。
時間になったから出社し、時には淡々と目の前の仕事をこなす、という日もあるではありませんかっ!
つまり、勉強はやる気よりも、「習慣づけ」の方が大事なのです。
毎日歯磨きをするのに、「よーし歯磨きがんばるぞ!」という人はあまりいません。
しかし毎日出来るのは、あれは幼少期から習慣化してきたからです。
勿論習慣化するまでに少し歳月がかかりました。
子育てをされたお母さんは覚えていると思います。
毎晩嫌がる子供を膝に乗せてお子さんの歯を磨きませんでしたか?
それでも毎晩、歯磨きちゃんとして!と言いながらがんじがらめにして磨きませんでしたか?
最初は嫌がっても、それを続けていると
何となく磨かないと気持ち悪い、というこの感覚が出来てきます。そしたら習慣化出来ていると言えます。
勉強も、今日は机に向かってないので、なんか気持ち悪いな、不安だな、というところまで持って行けたら「習慣化」の完成です。
この「習慣化」。
私が多くの生徒を見て来た経験上、勉強の習慣が身に付くのは小学校3年生前後がベースになると感じています。
そんなにがっつり何時間も何ページも勉強する習慣は無くて構いません。
しかし一日のうちに15分~30分、机に向かって本をじっくり読んだり、学校の宿題をやるという、『机にじっと座って集中する』という経験をさせてあげて欲しいのです。
そういう習慣が多ければ多いほど、素直に先生の話に耳を傾けたり、じっくり問題を読む思考が育まれます。
成績がいい子の共通点は皆、この「集中力を養った時期」が必ずあります。
とはいえ、「うちの子落ち着きなくて本なんか読まない」とおっしゃる保護者様もいらっしゃるでしょう。
子供に本を読ませる一番効果的なのは、お母さんも横で読書タイムを創ることです。
お母さんはこれ読むからあんたはこれ読んでごらん、としずかーに、お子さんとそれぞれ別々の本を読むことが一番読書習慣が身に付きます。
ですが、そうです!難しいのです!(笑)
なんてったって、お母さんは忙しい!
でも親がやらないことは子どもは基本やらないです。。。
が、それでもお子さんにはそういった習慣を身に付けてあげたいですね。
是非、小学校低学年から5分、10分から始めてできるだけ長く「集中する時期」を育んであげて欲しいと思います。
これが身に付いているお子さんは、多少成績が悪い時期があっても、中学生で成績に伸び悩んでも、必ず巻き返して成績を伸ばすことができます!
逆にこれが身についていないと付け焼刃的に勉強の仕方を教えても中々成績が上がってこないです。
勉強はやる気を育むより、習慣を育むこと。
そんなお子さんに育てていきたいですね。