まず過去問でゴールを確認し、アウトプット重視を心がける
勉強の質を上げるためにスタートでまずやるべきなのは、「過去問を読む」ことです。
成果を挙げられない人のなかには、とりあえず書店に行って参考書などを買い、「過去問を読まずにすぐに勉強を始めてしまう」という間違いを犯す人も少なくありません。
目指すべきゴールを認識しないままスタートすることになります。
ゴールにたどり着く確率は、大きく下がってしまうでしょう。
そうではなく、まずはゴールを確認します。
過去問を見て、どんな出題形式の問題があるのか、どんな内容を問われるのかといったことを把握するのです。
もうひとつ、成果を挙げられない人が犯しがちな間違いには、「ひたすら参考書を読む」こともあります。
これは、過去問を確認した結果、「解けないから参考書を読んで理解しなければ……」という思いによるものです。
そういう人は、参考書にたくさん蛍光マーカーを引いて勉強しているつもりになっていますが、実際の理解度はそう高くありません。
なぜなら、「ひたすら参考書を読む」のは、インプット重視の勉強法だからです。
インプット重視よりアウトプット重視の勉強法のほうが効率的なことは、以前当塾のブログで何度もご紹介してきました。
参考書を読んだり講義を聞いたりするのではなく、書いたりしゃべったり問題集を解いたりするほうが、はるかに多くの情報が脳に刻み込まれるのです。
ですが、やはり「勉強とは机に向かって本を読むもの」というイメージの強さからか、インプットのほうが多い人がほとんどです。
何度も言いますが、時間は限られています。
その中でどれだけ効率的に取り組むかということを意識することはとても大切です。
やり方が分からないから、一先ず読む、書く、というのはただの作業になり果てたものになっています。
その点を気を付けて効率化していきましょう。
次回②です。