① 自分のケアレスミスのパターンを把握する
まずは自分のミスの傾向を把握することが大切です。
方法は「メモ用紙に記録」がベスト!
- 符号つけ忘れ
- 漢字書き間違い
- 移項の符号変え忘れ…
といった具合に項目を列挙し、「正」の字で数を記録してください。
これを数日~数週間続けると、自分のミスの「傾向」が見えてきます。
このパターンを問題用紙に書き添えておき、自分に注意喚起するという使い方もできます。
② 問題文の重要箇所に印をする
問題文の読み飛ばしや読み間違いが多い人にオススメなのが「問題文に印をしながら読む」方法です。
特に「答え方の指示」や「合致する選択肢を選ぶのか、誤っている選択肢を選ぶのか」といった部分。
線を引くなどの「印付け」という行為は、その箇所に自分の注意を引き付ける効果があります。読み流しが減り、ミス減少に繋がる効果的な方法です。
③ 計算式はイコールを縦に揃えながら、丁寧に
計算のケアレスミスは、
- イコールを縦に揃える
- 1つ1つの過程を省略せずに書く
ことで大部分が防げます。
イコールを縦に揃えると式が中央で揃いますよね。
すると式を上下左右で見比べやすくなるのです。
特に上(前段階)の式と下(現段階)の式を客観的に比較しやすくなるため、移項や符号のミスが見つかりやすくなる効果があります。
また計算過程の省略は、符号の書き間違いや移項ミスの原因。
面倒がらずに1つ1つ丁寧に書く癖をつけましょう。
④ 問題の解きごたえを印に残す
まずは問題を解きながら「解きごたえ」を問題文に印するようにしましょう。オススメは以下の3パターンです。
- ① 自信を持って解けた!⇒ ○
- ② 自信は50%位だが解けた⇒ △
- ③ 解けたが自信はない、あるいは解けなかった⇒ ×
見直しをする際に優先度が高いのは、①と②です。
ケアレスミス、つまり「解けていたのに不注意によるミス」の減少は、「解けていること」が前提です。
そもそも解けなかった、解けたとしても間違っているかもしれない問題を解くことに時間を使うより、解けた問題を効率よく見直す事を目指しているからです。
限られた時間を有効に活かすために、問題を解いている時点で見直しの優先度もメモするようにしょう。
⑤ 他人の答案を見るつもりで見る
見直しの際は、「他人の間違っている答案だと思ってみる」ということをやってみてください。
子供だましに聞こえるかもしれませんが、見直す前に自分の認知を変えてあげると、驚くほどミスが見つかります。
さて、今週はケアレスミスに焦点をあてて紹介していきました。
どれだけ注意をしてもただ注意するだけではミスは減りません。
よりミスを防ぐ方法に工夫をして少しでも減らしていきましょう!