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・「勉強しなさい」が逆効果になる理由
・子どもが勉強するようになる環境の作り方
・子どもを動かす「言葉以外の方法」がわかる
この記事の著者:ヒーローズ東郷校の先生東郷町の個別指導塾ヒーローズ東郷校の先生。誰にでもわかるように、そして今日から実践したくなるよう勉強法から伝え、一生役に立つ学習習慣が身につく指導を心がけています。
ヒーローズ東郷校について
「宿題やったの?」
「提出物だけは出しなさいよ」
つい言ってしまう言葉です。
心配だから。
将来のことを考えるから。
でも、これ。
不思議なことに――
言えば言うほど、やらなくなることがあります。
目次
1. 勉強しなさいと言うほど勉強しなくなる

塾で保護者の方と話していても、よく聞く言葉があります。
「先生、この子全然勉強しないんです。」
「毎日言ってるんです。勉強しなさいって。」
でも、その言葉のあとに続くのは、だいたい同じです。
「言っても全然やらないんです。」
ここに、少し面白い現象があります。
言われるほど、やりたくなくなる。
実はこれ、子どもだけではありません。
大人でも同じです。
2. 親が心配するのは当然です
もちろん、親が言いたくなる気持ちはよくわかります。
・宿題を出していない
・提出物が遅れている
・テスト前なのに勉強していない
見ていると、どうしても言いたくなります。
「勉強しなさい」
これは、叱りたいから言っているわけではありません。
心配だからです。
でも子ども側からすると、少し違う形で聞こえてしまいます。
「命令されている」
「監視されている」
すると、どうなるか。
やらなければいけないとわかっているのに、
なぜかやりたくなくなる。
人は不思議なもので、
「やれ」と言われるほど、
自分の意思でやりたくなくなる
ということがあります。
3. 実は、私も言っていました
実は、これは塾の話だけではありません。
私自身も言っていました。
「宿題しなさい」
「提出物だけは出しなさい」
子どもも、もちろんわかっています。
提出しなきゃいけない。
宿題やらなきゃいけない。
でも。
言えば言うほど、やらない。
言われるほど、やりたくなくなる。
そんな状態が、しばらく続いていました。
「どうしたものかな」と思っていたとき、
あるときふと、思いました。
もう言うのをやめてみよう。
4. あることを変えてみた

言うのをやめて、何をしたか。
特別なことではありません。
こちらはこちらで、
自分の勉強をすることにしました。
本を読む。
調べものをする。
ノートを書く。
ただ、それを静かにやる。
「宿題やった?」とは言わない。
「提出物出しなさい」とも言わない。
すると――
不思議なことが起きました。
子どもが、机に向かっている。
そして、
自分から宿題をしている。
特に何かを言ったわけではありません。
環境を変えただけです。
5. 子どもは言葉ではなく空気で動く
この経験から思うことがあります。
子どもは、
言葉で動くわけではない
ということです。
「勉強しなさい」と言えば
勉強するわけではありません。
むしろ逆になることもあります。
でも、
・周りが勉強している
・机に向かう時間がある
・勉強する空気がある
そういう環境の中では、
自然と机に向かうようになります。
勉強する子の多くは、
「やる気」で勉強しているわけではありません。
習慣です。
空気です。
当たり前になっているだけです。
だからもし、
「勉強しなさい」と言っても
なかなか動かないときは、
少しだけ視点を変えてみてもいいかもしれません。
言葉を増やすのではなく、
環境を少し変えてみる。
親が静かに本を読むだけでもいい。
隣で仕事をするだけでもいい。
すると、
ある日ふと、
子どもが机に向かっていることがあります。
人は、
言われたことよりも、
目の前の空気に影響される。
子どもも、きっと同じです。
6. 家庭でできる小さな工夫

とはいえ、
「環境を変える」と言われても、
何をすればいいのか迷う方も多いと思います。
特別なことをする必要はありません。
むしろ、小さな工夫の方が続きます。
まずは、親ができることです。
例えば、
・家の中に「机に向かう時間」をつくる
・その時間は、親も同じ空間で本を読んだり仕事をしたりする
ポイントは、
勉強を特別なイベントにしないことです。
「さあ勉強しなさい」と言われて始めるのではなく、
なんとなく机に向かう時間がある。
そんな空気をつくるだけでも、
子どもの行動は少し変わります。
そして、子ども側の習慣としては、
最初は
10分だけ机に向かう
これで十分です。
最初から長い時間勉強しようとすると、
どうしてもハードルが上がります。
でも10分なら、始めやすい。
そして一度机に向かうと、
そのままもう少し続けることもよくあります。
勉強ができる子を見ると、
「やる気がある子なんだろうな」と思うことがあります。
でも実際には、
やる気よりも
続く仕組み
の方が大きいことが多いです。
だからこそ、
親は環境を整える。
子どもは短い時間から始める。
その組み合わせができると、
「勉強しなさい」と言う回数は
少しずつ減っていくかもしれません。
そして、もう一つ。
子どもは、
言われたことよりも、
目の前の大人の姿から学びます。
もし家の中に
「机に向かう大人」がいるなら、
子どももきっと、
少しずつ
その姿をまねしていくのではないでしょうか。
子どもは、
言葉よりも
空気から学ぶ。
だからこそ、
「勉強しなさい」と言うよりも、
まずは大人が
静かに机に向かう。
そんな姿が、
一番の教育なのかもしれません。
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